ビリー・アイリッシュ、PETAの2021年<パーソン・オブ・ザ・イヤー>に選出

ビリー・アイリッシュ、PETAの2021年<パーソン・オブ・ザ・イヤー>に選出

 2021年12月1日、PETA(動物の倫理的扱いを求める人の会)が、ビリー・アイリッシュを2021年の<パーソン・オブ・ザ・イヤー>(今年の人)に選出した。「動物の権利を擁護し、不正を黙認せず、自身の影響力を利用してファッション業界に残酷な行為が決して流行らないことを認識させた」ことがその理由だ。ビリーは、PETAの<パーソン・オブ・ザ・イヤー>を受賞した最年少の人物となる。
 
 PETAのイングリッド・ニューカーク会長は公式声明で、「ビリー・アイリッシュは、レザー、ファー、シルクに加え、肉やミルクを使った食事の“パーティーが終わった”(the party’s over)ことが確実になるようにしています。ヴィーガンのファッションや食品が、動物や私たちが共に暮らす地球にとってより優しいものであることを、あらゆる機会を利用して指摘してくれた彼女を祝すことを、PETAは“かつてないほど喜んで”います(happier than ever)」と、ビリーの楽曲のタイトルを織り交ぜながらコメントしている。

 PETAは、ビリーの最近のファッションや美容への取り組みを受賞の理由として挙げている。2021年の【メット・ガラ】で史上最年少の共同ホストを務めた彼女は、オスカー・デ・ラ・レンタに今後の服飾ラインで毛皮製品を禁止するという条件に同意させた上で、同ファッション・ブランドでシルクを使わないヴィーガンのカスタム・ガウンを制作した。このイベントでは、ヴィーガンの食事も提供された。

 彼女はまた、最近のナイキとのエア・ジョーダン・シューズ・コレクションのサステナブル・エディションのシューズが“100%ヴィーガンで、20%以上のリサイクル素材”で作られていることをインスタグラムで明らかにしている。さらに、自身の名前を冠した新しい香水は、動物性原料を含まず、動物実験も行われていない。

 ビリーは2021年5月の英版ヴォーグ誌のインタビューでも、ヴィーガンになるという決断について、「酪農業や食肉業について学びました。動物の世界で何が起きているのかを知りながら、何もしないで人生を続けることはできないです」と語っていた。

 ビリーは今年、レニー・クラヴィッツ、アンダーソン・パーク、クロイ&ハリー・ベイリー、リゾなどのミュージシャンと共に、PETAの2021年<最も美しいヴィーガン賞>を受賞した20人のスターの一人となった。

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