Intelの最新CPUを100%使いこなすならこれ! MSI「MEG Z690 UNIFY」の耐久性の高さを実機で検証

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Intelの最新CPUとなる「第12世代Core iシリーズ」に対応し、高性能な自作パソコンを作るためのさまざまなギミックを満載するMicro-Star International(以降MSI)のマザーボード「MEG Z690 UNIFY」。今回はこのマザーボードにWindows 11をインストールし、いくつかのベンチマークテストを通じてその性能や耐久性の高さを検証していきましょう。

MSIの評価キットを使ってMEG Z690 UNIFYの実力を検証

今回は、MSIから提供されたMEG Z690 UNIFYの評価キットを使ってパソコンを作り、Windows 11をインストールして検証などを行いました。評価キットに含まれていたのは、MEG Z690 UNIFYのほかにはIntelのCPU「Core i9-12900K」、Kingston TechnologiesのDDR5対応メモリ「FURY Beast DDR5 KF552C40BBK2-32」、MSIの水冷一体型CPUクーラー「MEG CORELIQUID S360」です。

▲Core i9-12900K

Core i9-12900Kは、第12世代Core iシリーズでは最上位モデルにあたり、性能の高いコアを8つ、そして処理効率の高いコアを8つ搭載するというCPUです。従来のデスクトップパソコン向けCPUと比べると、かなり変則的な構造を採用しているのが特徴となります。最上位モデルらしく動作クロックも高く、非常に高い性能を発揮できます。

▲FURY Beast DDR5 KF552C40BBK2-32

FURY Beast DDR5 KF552C40BBK2-32は、1枚あたりの容量が16GBのメモリモジュールを、2枚組み合わせたDDR5対応メモリです。最近の一般ユーザー向けパソコンでは、2枚一組でメモリを組み込むことで最高の性能を発揮できるため、こうした構成になっています。実際にパソコンに組み込むと、合計で32GBのメモリがパソコンのシステムに認識されます。

▲MEG CORELIQUID S360

MEG CORELIQUID S360は、一辺が12cmの「12cm角」サイズのファンを3個取り付けられる「水冷一体型」と呼ばれるタイプのCPUクーラーです。「ラジエータ」と呼ばれる大型のフレーム内にとパイプ、CPUに当てて熱を吸収する「水冷ヘッド」の内部には水が循環しており、冷却性能が非常に高いことが特徴となります。

▲MEG CORELIQUID S360

写真を見ても分かるとおりですが、ラジエータには3個の12cm角ファンを取り付けて利用するため、ラジエータ内を循環する冷却水を効率よく冷却できます。

評価キットには含まれていませんが、今回のテストではMSIのビデオカード「GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G OC」を利用しました。ビデオカードは、パソコンの映像出力を司るパーツです。

▲GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G OC

液晶ディスプレイにデスクトップや各種アプリのウィンドウを表示したり、PCゲームの3Dグラフィックス用の計算や処理を行うのもビデオカードの役割です。GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G OCでは、NVIDIAのミドルレンジGPU「GeForce RTX 3070 Ti」を搭載しており、PCゲームを快適に楽しめます。

このほか、PCI Express 4.0対応のM.2対応SSDと電源ユニットを加え、Windows 11をインストールした環境で、今回の検証を行っています。Core i9-12900Kでは前述の通り、特殊なCPUコアの構成を採用している関係で、Windows 10では最高の性能を発揮することができません。そのため、Core i9-12900Kのような構造のCPUにも適応したWindows 11をインストールしています。

ベンチマークテストを実施

一通り組み上げてから電源を入れると、CPUをどのような設定で動作させるのか、という設定を選択する画面が表示されました。これは、クルマで言うと最高速度をどのあたりに設定するか、という話に似ています。

高速ギアに設定すればスピードは出ますがCPUの発熱が大きくなるため、扱いが難しくなります。低速ギアなら発熱が減るので扱いやすくなりますが、その分若干性能は低下する傾向があります。

今回の検証では、非常に冷却性能の高い水冷一体型CPUクーラーを組み込んでいるので、最高性能を発揮できる「Water Cooler(PL1:4096W)」を選択しました。こうした「高速ギア」の状態で、CPUのクロックが低下したり、Windows 11が不安定になったりしないかについても検証していきましょう。

まずは一般的によく利用されるアプリを実行し、その使用感をスコアの数値として計測できる「PCMark 10」を試したところ、総合スコアや個別スコアは非常に高く、Core i9-12900Kの性能が大きく反映された結果となりました。

PCゲームへの適性を計測できる「3DMark」や、UBIの最新PCゲーム「ウォッチドッグス:レギオン」を、実際にプレイしたときにどのくらいのフレームレートで楽しめるかを計測できるベンチマークテストでも、やはり高いスコアやフレームレートを記録しています。

▲「PCMark 10」のScore

▲「3DMark」のTime SpyのScore

▲グラフィックス設定が「最高」時の「ウォッチドッグス:レギオン」のベンチマークテストの結果

さらにもう一つ、さまざまなパーツの使用率を100%まで引き上げた限界状態では、どのような温度や動作クロックになるかを検証できる「OCCT」というテストも行ってみました。OCCTのテスト内容は非常に過酷で、日常的な作業でOCCTの実行時のような状況に至ることはまずありません。

しかしそれだけに、CPUやマザーボード、ビデオカードなどさまざまなパーツを限界まで動作させたときに、それぞれのパーツがどのくらい発熱し、100%の性能を発揮できなくなる状況になる可能性があるのかどうか、といったことを調べられます。クルマで言えば、アクセルを踏み込み続けた状態でエンジンなどの構成パーツがどうなるのか、ということを調べられるテストです。

今回はOCCTのテストの中でも、CPUに高い負荷をかけ続ける「CPU」テストを行いました。10分間の負荷テストの結果、CPUへの供給電力や動作クロックは非常に高い領域で10分間ずっと安定しており、高熱によって極端に電力や動作クロックが下がってしまうこともありませんでした。

OCCTのような過酷なテストでは、一般的なマザーボードではCPUに対して強力な電力を供給し続けることができず、クロックや性能が低下してしまうこともあります。しかしMEG Z690 UNIFYでは、そうした状況は一切見られません。MEG Z690 UNIFYが搭載する優れた電源回路のおかげと言ってよいでしょう。

Core i9-12900KとMEG Z690 UNIFYはベストパートナー

MEG Z690 UNIFYとCore i9-12900Kを中心に構成した今回の自作パソコンですが、各作業中はキビキビと動作しており、応答性にも優れています。書類作成やWebブラウズなどの軽作業はもちろん、PCゲームのプレイなど負荷が高い状況でもWindows 11やアプリの動作は安定していました。

Core i9-12900Kは、異なる種類のCPUコアをひとつにまとめるというユニークな構造を採用し、消費電力も高めのCPUです。さらに動作設定はもっとも厳しい状態であるにもかかわらずこのように安定して利用できたのは、MEG Z690 UNIFYの強力な電源回路と、マザーボード全体の精密な設計、検証によるものです。

安心して利用できる高性能な自作パソコンを作りたいなら、MSIのMEG Z690 UNIFYが強力な選択肢となることは間違いありません。

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取材・文/竹内亮介

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