ズボラさんに捧げる!お風呂掃除を楽チンにする電動ブラシの選び方

ズボラさんに捧げる!お風呂掃除を楽チンにする電動ブラシの選び方

スポンジやブラシを手にして、お風呂のあちこちをゴシゴシこする。腕や腰など全身が疲れて大変なお風呂掃除も、お風呂掃除用電動ブラシを使えば、一気に楽な作業に早変わりします。お風呂掃除用電動ブラシの選び方とは?詳しくご紹介します。

お風呂掃除で電動ブラシを使うメリット

お風呂掃除は全身を使うだけでなく、スポンジやブラシで汚れをこすり落とすため、かなりの重労働といえる作業です。毎日お風呂掃除を習慣化している方はともかく、本格的にお風呂全体を掃除するのは気が重い、という方も多いことでしょう。

 

ましてや体に弱いところのある方などは、床全体をこするのも重労働に感じるものです。そこでおすすめなのがお風呂掃除用電動ブラシです。電動ブラシを使えば、力を入れなくても電動ブラシが汚れを落としてくれます。

 

お風呂掃除用電動ブラシは電力でブラシが回転したり振動したりして、お風呂についたさまざまな汚れを、手を汚すこともなく落とすことが可能です。そのためお風呂掃除の効率化にも貢献してくれるため、掃除時間の時短にもつながります。

 

体に負担をかけずにお風呂掃除を手早くすませられる。お風呂掃除用電動ブラシの大きなメリットです。

 

 

お風呂掃除用電動ブラシのタイプ

お風呂掃除用電動ブラシが便利なのはわかりました。では、電動ブラシにはどのようなタイプがあるのでしょうか?代表的な3タイプをご紹介します。

 

ハンディタイプ

手に持って使う小型のタイプです。電池式と充電式があり、細かいところまで掃除できる強みがあります。掃除する場所に合わせてさまざまなタイプのヘッドに付け替えられるものや、力のない老人でも扱いやすい軽量タイプなど種類も豊富です。

 

洗面所などでも使える機種もあるので、「お風呂掃除用電動ブラシを試してみたい」という方は、まずはこのハンディタイプから試してみるとよいでしょう。

 

スティックタイプ

お風呂場の床やバスタブ掃除など、お風呂掃除はしゃがんで行う作業が多いのも特徴です。そんな作業もお風呂掃除用電動ブラシを使えば、立ったままでできるようになります。バスタブの中にいちいち入る必要はありません。

 

また、スティックタイプの長い柄は、お風呂場の高い場所にまで届きます。ハンディタイプと同様に、ヘッドの種類が豊富なものや、軽量タイプのものまで種類もさまざまです。

 

中にはヘッドを取り外してハンディタイプとしても使えるタイプもあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

伸縮タイプ

掃除する場所に合わせて、柄の長さを調節できるタイプです。商品によって、ただ柄の長さを変えられるタイプと、柄の長さを変えられるだけでなく取り外しもできるタイプがあります。

 

お風呂全体を掃除するのに使うことを前提とした特徴を活かすため、必要なブラシが数種類付属している商品が多いのも特徴です。すみずみまで掃除するためにブラシが何種類付いているかで選んでもよいですが、はじめは基本のブラシが付いているものから始めるとよいでしょう。

 

収納時のことを考えて、ポールにかけられる収納フック付きの商品を選ぶのもおすすめです。

 

 

お風呂掃除用電動ブラシの選び方

お風呂掃除用電動ブラシを選ぶ時に、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。買った後に後悔しないためにも覚えておきましょう。

 

お風呂掃除をする場所に合わせる

蛇口周りや排水溝などの細かい部分や、床や天井、壁などの高低差のある部分や広い部分で、必要とする電動ブラシの特徴は異なります。細かい作業にはハンディタイプが適していますが、高低差のある部分や広い部分ではスティックタイプがよいでしょう。

 

また、ハンディタイプは洗面所やキッチンのシンク周りなどでも活躍してくれます。それぞれ専用に用意してもよいですが、柄を取り外したり縮めたりすることでハンディタイプとしても使えるもので、お風呂掃除だけでなく水回り全体で使うのもおすすめです。

 

お風呂掃除用電動ブラシの電源方式

お風呂掃除用電動ブラシには、大きさも重さも手ごろで扱いやすい電池式と、高い洗浄力を誇る充電式があります。

 

電池式はコンパクトで動作中の反動も小さめなものの、充電式と比較すると洗浄力は控え目です。また、充電式よりも短時間で電池切れを起こしてしまいます。それでも細かい作業には十分なので、使い勝手はよいといえるでしょう。

 

充電式は電池式よりもバッテリーの分だけ重い反面、パワー面で優れているため洗浄力が違います。パワーがあるということは動作中の反動も大きいため、洗浄力は高いのに力の弱い方だと扱いにくく感じることも。

 

また、電池を入れ替えるだけですぐに使える電池式と違い、充電のための時間も考慮に入れて扱う必要があります。短いものでも3時間以上、長い物では10時間以上かかるものもあるので、きちんと確認してから購入してください。

 

お風呂掃除用電動ブラシは、扱いやすさを重視するなら電池式を、反動を気にせず汚れをしっかり落としたい方は充電式を選ぶとよいでしょう。家電量販店などで購入する際には、見本用品でどのくらい反動があるかを確認するのもおすすめです。

 

お風呂掃除用電動ブラシの防水性

お風呂掃除用電動ブラシの防水性は「IPX」で表示されます。0~8まであり、防水性は数字が大きいものの方が高いです。

 

「IPX3」だと散水からの保護レベル、「IPX4」だと水の飛沫からの保護レベル、「IPX5」で全方面からの噴流水からの保護レベルになります。

 

お風呂掃除は水仕事です。お風呂掃除用電動ブラシは電気で動かすので、感電防止のためにも防水性は高いにこしたことはありません。IPXの数値を確認して高いものを購入しましょう。

 

まだあるお風呂掃除用電動ブラシのチェックポイント

アパートなど集合住宅に住んでいる場合、お風呂掃除でも作業音には注意したいものです。お風呂といえば、音が反響して大きく聞こえやすく、さらに換気扇から音漏れしやすい場所。お風呂掃除用電動ブラシも静音タイプを選びましょう。

 

また、電動ブラシのヘッド部分は消耗品です。長く使う予定ならば、ヘッド部分が交換可能かも確認してから購入してください。付属のヘッド部分も同様です。どのような種類があるのかや、形状や機能などまでしっかり確認して、使いやすいものを選びましょう。

 

このほかにもハンドルの長さや調節機能を確認することも大切です。柄は長過ぎてもみじか過ぎても扱いにくくなります。さらに、ブラシの角度も調節できるタイプなら、よりお風呂掃除がしやすくなるのでおすすめです。どのくらいの角度まで調整できるかも確認しましょう。

 

もちろん全体の重量も無視できません。目安の重量は700g前後がおすすめです。ただ「軽量」と説明書きに書かれているものは避け、はっきりと本体重量が書かれている商品から選ぶとよいでしょう。

 

お風呂掃除用電動ブラシの収納方法も大切です。家電品とはいえ水回りで使うものだけに、収納方法もきちんと確認してください。

 

もともとコンパクトなハンディタイプや分解できるタイプは棚の中に、フック付きや吊り下げタイプはすぐに取り出すことができます。特に吊り下げタイプは、風通しのよい場所に下げておけばカビ対策もしやすいので、場所があるならおすすめです。

 

 

お風呂掃除用電動ブラシにおすすめの洗剤

お風呂掃除用電動ブラシにこだわるだけでなく、一緒に使う洗剤にもこだわってみませんか?どの洗剤を選ぶかでも、汚れ落ちは大きく変わってきます。お風呂掃除用洗剤を選ぶポイントをまとめてみました。

 

洗剤の液性で選ぶ

お風呂掃除用洗剤には、中性、アルカリ性、酸性のほかに、塩素系漂白剤の4つがあります。中性洗剤は肌に優しい反面、やや洗浄力が劣るので、こまめにお風呂掃除をする方にピッタリです。素材を傷めにくいことから、お風呂全体の掃除に使えます。

 

アルカリ性洗剤は、人の体から出る皮脂汚れや黒カビといった酸性汚れを、中和することで効果を発揮する洗剤です。逆に水垢や石鹸カスなどのアルカリ性汚れは、酸性洗剤で中和して落としましょう。

 

毎日お風呂掃除する時には、アルカリ性洗剤は刺激が弱めの弱アルカリ性がおすすめです。また、酸性洗剤は刺激が強いので、手袋やメガネなどで防護し、換気をしながら使います。

 

酸性洗剤を使う時に要注意な点は、塩素系洗剤を併用しないことです。有毒ガスが発生するため、換気していても危険なことに変わりありません。お風呂掃除用洗剤は、液性を確認しながら使いましょう。

 

塩素系漂白剤は普通の洗剤では落ちにくい、しつこいカビに効果的です。ほかの洗剤とは違い、カビや雑菌を殺菌することで落とします。塩素系漂白剤も酸性洗剤との併用は危険です。素肌も傷めてしまうため、手袋を付けて換気をしながら使用しましょう。

 

洗剤の特徴で選ぶ

お風呂掃除用洗剤を選ぶ時には、一般的にはスプレータイプでしょう。1回スプレーするだけで泡が広範囲に広がるものは、作業回数を減らせるため時短したい方にピッタリです。また、泡切れがよければ、時短だけでなく節水にもつながります。

 

肌が弱い方なら、肌荒れ防止用洗剤を使ってみるのもおすすめです。ただし、肌に優しいタイプは洗浄力も控えめ。お風呂掃除をしっかりしたいという場合には、ゴム手袋などで防護して、別の洗剤を使うほうがよいこともあります。

 

まだある洗剤のチェックポイント

お風呂掃除用洗剤の保管方法は、容器の形状や材質によっても異なります。スプレータイプならトリガー部分を引っかけて保存できるので、フックなどにかけて保管するときには便利です。

 

容器は通常プラスチックですが、もし缶に入っているものを使っている場合は、浴室の外で保管しましょう。浴室内だと湿気で缶がサビてしまいます。水回りも避けるのが無難です。

 

また、お風呂掃除は掃除の中でも頻度が高いため、使う洗剤の量も多くなります。洗剤の中ではコストがかかりやすいため、1つでも大容量の業務用洗剤を取り入れたり、ボトルごと買い替えるのではなく詰め替え用を使ったりするのがおすすめです。

 

 

おわりに

お風呂掃除用電動ブラシは、体にかかる負担を減らしてくれる便利な家電です。さまざまなタイプが売られているので、目移りしてしまうかもしれません。

 

しかし、欲しい機能が分かっていれば、後は必要なことを確認しながら選ぶだけです。お風呂掃除用電動ブラシを取り入れて、お風呂のあちらこちらを掃除してみてください。きっとこれまでの苦労がウソのように楽になることでしょう。

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