チャリチャリ、福岡エリアにて電動アシスト自転車の提供を開始
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neuet株式会社は、福岡・名古屋・東京エリアにてシェアサイクルサービス「チャリチャリ」を展開中。これまでは、20インチ・内装三段変速の一般軽快車(以下、ベーシック)を提供してきました。
近年、国内での電動アシスト自転車の普及が著しく、幅広い世代でその軽快さと走行性能が受け容れられつつあることを背景に、同社独自の電動アシスト自転車を開発。2021年10月13日より、福岡エリアにて提供を開始する予定とのことです。
1分15円で乗れる電動アシスト自転車
「チャリチャリ」は、スマートフォンアプリで街なかのポートを見つけ、解錠して手軽にライドできるシェアサイクルサービス。ライド終了時は、ポートに駐輪して施錠し、ライドが終了したことをアプリで確認するだけです。
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また、ポートの整列性を確保するため、外観上のサイズもほぼ同一に設計。ベーシックと見分けやすいよう、フレームの左右に白い線がデザインされています。なお、道路交通法に基づいた電動アシスト基準を採用し、すでに国家公安委員会の型式認定を取得済みです。
ベーシックの電動利用料金は1分6円(税込)ですが、電動アシスト自転車は1分15円(税込)で提供。まずは福岡エリアで300台を導入し、今後順次、台数を増加していくとのことです。
「チャリチャリ」の取り組み
「チャリチャリ」は、2018年2月に福岡にてサービスを開始。現在までに約2,500台の自転車と400ヵ所以上のポートを展開し、累計600万回以上利用されています。2020年7月には名古屋市で、同年9月には東京浅草エリアでサービスを開始しました。
また、2020年9月に、電動キックボードのシェアリングサービス「mobby(モビー)」を提供する株式会社mobby rideと事業提携を締結。これにより両社は、福岡市を中心としたシェアモビリティ事業を推進すると発表しました。具体的には、ユーザーが1つのサービスに登録するだけで、さまざまなモビリティのレンタルが可能になるサービス提供を想定しています。
さらに2021年8月、同社は中京テレビ放送株式会社を引受先とした第三者割当増資を実施。名古屋での展開をさらに推進するとともに、「チャリチャリ」の持つ豊富な移動データを活用した新たなマーケティング、コンテンツ制作などについて中京テレビとの連携を進めていく方針を明らかにしました。
(文・Higuchi)
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