月に1度はテレ東で見かける“バス旅の鬼”太川陽介 そのほとばしる熱量を見届けよ!

今や“テレビ東京の専属タレント”と化している、太川陽介。かつては漫画家・蛭子能収とのコンビで名を馳せた彼だが、今年、この9月までに同系の特番枠「水バラ」で担当した旅番組は総集編を含めてなんと10本。つまり、1か月に1度はテレ東に出ているという計算になる。

その企画は多岐にわたる。「バスVS鉄道」「鬼ごっこ」「陣取り合戦」、さらに8月には「ビンゴ対決旅」という新たなシリーズもスタートした。

蛭子と共演していた当時は、軽妙な掛け合いと珍道中が売りだったが、今やその記憶を振り切るかのように、“バス旅の鬼”となっている太川。その土地の名物や風光明媚な景観にはほとんど目もくれず、とにかく早くゴールに着くことに心血を注いでいる。陣取り合戦でいえばどのくらい市町村を制覇するかしか考えていない。
 
かつてはバスに乗り合わせると、「バス旅見てます」という乗客もいたが、もはや声をかける者は少ない。それだけ彼は後部座席で「地図」に、にらめっこなのだ。そんな彼はあるバス旅のとき、チームメイトのハマカーン浜谷健司から「(この番組って)バラエティですよね?」という質問を受けると、鬼気迫る表情で「ドキュメントだよ!」と一喝していた。そんな、勝負に賭ける執念が災いして時として「モラハラだ」と言われることも少なくないが、まさに、蛭子が去ってからの一連の新シリーズは、バスに命を賭ける太川の生態を覗き見るドキュメンタリーなのだ。

昨夜は「鬼ごっこ」の第3弾が行われたが、太川チームがすんでの差で勝利した。惜しくも負けたEXILE松本利夫はこんなことをTwitterでつぶやいている。

勝負に負けたのは
本当に悔しかった。
「#路線バスで鬼ごっこ」は
もはや
バラエティーではなく
ドキュメンタリー
現場では
スタッフさんを含め
全員ガチ
だから
終わった後は
勝っても負けても
皆んな良い顔してるんだよね
何より
この企画自体を考えてる制作チームが凄い!
そして
太川さんは神

https://twitter.com/matsu0527_ldh/status/1443206085565771779

旅を終えたあとの太川の顔は実にすがすがしい。勝っても、そして万が一負けても、愚痴をこぼすことはしない。それまでの陰険な顔から一変、かつてのアイドル時代のような笑みを浮かべている。旅をしている2日間だけは、バスの魔力に憑りつかれているのかもしれない。そして今、この時も、どこかでバスに乗っているのかもしれない。
 
画像:水バラより引用
https://www.tv-tokyo.co.jp/suibara/

(執筆者: genkanaketara)

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