秋分の日とは?お彼岸やお供えする花や、おすすめの草花を知ろう!
9月末にある秋分の日とは、一体何をする日なのか、詳しく知らない方も少なくないでしょう。この記事では秋分の日とはどのような日なのか、同じ時期であるお彼岸についてや、それにまつわる花についてなどをたっぷりとご紹介します。
何をする日なの?秋分の日とは
秋分の日とは国民の祝日で、ちょうどお彼岸の中日にあたる日です。昼と夜の長さが、ほとんど同じ長さであり、夏から秋へと向い始める日でも。毎年日付が異なりますが、例年9月23日ごろになります。
秋分の日の目的は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」こととされ、墓参りをし、食べ物や花をお供えし供養します。
そのため秋分の日は、どんな花をお供えするのか、選び方や注意することなどいくつかあります。間違った花を選ばないよう、知っておく必要がありますよ。
秋分の日とは1. お彼岸にお供えする花
秋分の日とは、お彼岸の中日にあたり、お供えする花が必要な日でもあります。どんな花がよいか悩むことが多いと思うので紹介します。
菊にこだわる必要はない
お彼岸にお供えるする花は、仏花と呼ばれるものを選ぶのが、間違わずにすみ、安心できます。
仏花というと、「キク」をイメージする方が多いと思いますが、お供えする花は、決して「キク」でなければダメということはありません。
戦後、西洋から伝わった習慣とされており、あくまで「花の日持ちがよく、縁起のある花」ということで、定着したようです。
仏花に適した色
仏壇やお墓にお供えする花の色は、基本的に四十九日までは「白」とされています。カラフルな色はできるだけ避けますが、白・黄・紫・ピンク・赤の淡い5色であれば、仏花に適した色とされてます。
ただし、赤は悲しみを思わせる色ともいわれているので、避けたほうがよいでしょう。
故人の好きだった花をお供えしよう
もちろんキクの花を選ぶのもよいですが、故人の好きだった花や、秋の花をお供えするのがよいです。季節や地域の風習、宗派によって異なる場合もあるので、その際は、一度事前に調べてから、お供えしましょう。
秋分の日とは2. お供えにタブーとされる花
注意するべき花
お供えする花でも、何でもいいというわけではありません。気をつけなければならない花というのも存在し、仏壇やお墓にお供えするのはタブーとされているものも。ここでは、注意したい花を紹介します。
毒のある花
先祖に毒を与えることになるので避けます。秋のお彼岸時期に咲くヒガンバナは、毒があることで有名ですよね。ほかにもスズランやクリスマスローズなどは、毒を持っているので気をつけましょう。
トゲのある花
トゲのあるバラやアザミ、ブーゲンビリアのような花は、殺生を思わせるため、仏花としてはタブーとされています。
つるが伸びる花
ツルが絡みつくような花は、成仏できないという印象があり、仏花としては用いられません。クレマチスやスイートピー、モッコウバラなどはツルが長く伸びるので避けましょう。
香りが強い花
香りが強い花は、お線香の香りを妨げてしまうため、お供えするのは控えましょう。ユリやキンモクセイ、ウメなどが強い香りを放つので気をつけます。
枯れが早い花
花の日持ちが短い花や、枯れやすい花は仏花としてお供えするのは避けましょう。アセビやスイートピーなどが挙げられます。
秋分の日とは3. お供えにおすすめな花
初秋に咲く花とは
秋分の日とは例年9月23日ごろになるので、初秋に咲く花が、お供えにおすすめな花と言えます。
リンドウ
リンドウの花なら9〜11月までと期間長く咲き、紫色の鈴型の花が仏花としてもおすすめ。晴天の日には、太陽に向かって高く伸び花を咲かせる姿は、とてもたくましく、美しさがあります。花の日持ちもよいため、切り花として飾ったりもでき、とても相性のよい花でしょう。日本を原産とし、白やピンク色の種類もあります。
シュウメイギク
シュウメイギクの花は、白やピンク色の可憐な姿で、秋の優雅さがあります。開花期間も長く、晩夏から晩秋まで咲いているので、仏壇やお墓でも長く飾れるでしょう。
秋に咲くだけではないおすすめの花
仏花としてお供えされる花は、キクを始めさまざまな花があります。現在では、白やピンク色の小さな可愛らしい花を咲かせるコチョウランや、紫色で上品な花を咲かせるトルコキキョウは、その姿から仏花としてもおすすめの花です。
2種類とも花の日持ちが長く、仏壇やお墓に非常に長く飾れるのでおすすめ。
トゲのある花でも工夫すれば、お供えできる
トゲのある花は、お供えにはタブーな花として紹介しましたが、バラなどは非常に人気で長く親しまれている花ですよね。故人がもし好きだった花である場合は、トゲをあらかじめ全てとってから、仏壇やお墓に飾るとよいでしょう。
または、トゲがつく品種は、トゲがつかないように品種改良されたものもあるので、そういった種類を選んで、お供えしたり、飾ったりするのがよいですよ。
おわりに
秋分の日とは国民の休日であり、「先祖をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日でもあります。また、秋分の日と花の関係性もあり、選ぶべき花を選んで、仏壇やお墓にお供えしたり、飾ったりする日です。ぜひ、故人が喜ぶ花を選んで、大切な時間を過ごしてくださいね。
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。