テレワークでのイヤホン難聴にご用心

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テレワークでのイヤホン難聴にご用心

 コロナ禍でテレワークが浸透し、イヤホンやヘッドホンを使う機会が増えています。そこで気になるのが、耳のトラブル。ここではイヤホン難聴になる原因と対処法についてみていきます。

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イヤホンやヘッドホンで難聴になる原因とは?

イヤホンやヘッドホンを使うことが、なぜ難聴のリスクを高めるのでしょうか。それを知るためには、耳が聞こえるしくみを理解しておく必要があります。

私たちの耳は、大きく分けると「外耳(がいじ)」「中耳(ちゅうじ)」「内耳(ないじ)」の3つに分類されます。

音とは空気の振動です。外界からの音は空気の振動として、外耳から中耳、内耳へと伝達されます。その振動が内耳にある「蝸牛(かぎゅう)」で電気信号に変換され、神経を通って脳に伝わることで、初めて音として認識されるのです。

振動を電気信号に変換するのは、蝸牛の中にある「有毛細胞」の役割です。この有毛細胞はとてもデリケートで、大きな振動が長時間加わり続けると少しずつ壊れてしまい、聴力の低下につながります。

聞こえづらいからといって音のボリュームを上げるのは危険です。ますます耳に負担がかかり、難聴のリスクが高まります。

大音量でなくても要注意

「自分はそんなに大音量で聞いていないから大丈夫」と思う人もいるかもしれません。しかし、さほど大きくなくても、音にさらさる時間が長ければ同じことです。

WHOが示した1日に聞いていい音量と時間の目安は、ロックコンサートの会場は28秒、ジェット機の離着の音なら1分、ヘアドライヤーであれば15分です。意外と短いと驚くのではないでしょうか。

それだけ耳は繊細な器官なのです。音量と同時に時間にも配慮しないと、耳にダメージを与える原因になります。

時には耳を休めよう

有毛細胞はいったん壊れてしまうと、二度と元には戻りません。ですが、完全に壊れる前であれば、一時的に聞こえが悪くなったとしても、しばらく耳を休めることで回復が見込めます。

イヤホンやヘッドホンを使用する際は、音量を小さめに設定しましょう。連続して聞かず、1時間に1回、5〜10分ほどの休憩を挟んでください。

耳は絶えず音にさらされており、私たちが考えている以上に疲れています。騒がしい場所で過ごした後は、静かなところで耳を休ませてあげましょう。

【参考】
コロナでピンチ!耳トラブルの新常識.NHKあさイチ
https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/210125/1.html
(参照 2021-05-04)
「大きな音でなければ『ヘッドホン難聴』にはならない」が間違っている理由.メディカルノート
https://medicalnote.jp/nj_articles/190717-001-MV
(参照 2021-05-04)
「イヤホン難聴」の恐れ 大音量/長時間 内耳の細胞破壊 WHOも警告.東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/102246

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