和洋折衷スイーツ、朝食ビュッフェ…。近年注目の熱海に最旬グルメスポットが続々オープン
古くより政界人や文豪、学者など新進気鋭な人々から親しまれてきた熱海。歴史や伝統を受け継ぎつつも、新たな文化も受け入れながら発展を遂げた街として名高い。そんな熱海には個性あふれる新店舗が続々と登場している。今回は8月7日(土)にオープンした「熱海ばたーあん」と、8月8日(日)に誕生した「熱海銀座おさかな食堂はなれ」のプレス向け内覧会の様子を紹介したい。
熱海駅から徒歩2分、仲見世通り商店街にオープンした「熱海ばたーあん」。観光土産品のトータルプロデュースを展開するフジノネと、静岡を代表する老舗和菓子店「又一庵 総本店」のコラボレーションによる新店だ。又一庵が150 年受け継いできた〝あんこ〟にバターを合わせた、テイクアウトスイーツを提供する。店舗デザインはバターの黄色と、あんこの茶色が基調に。ちょうちんをライトとして配するなど、和モダンな佇まいだ。店外からも商品が見えるように設置されており、気軽に入りやすい雰囲気と言えるだろう。
“文明開化の活気を感じさせる、熱海ならではの和洋折衷スイーツを提供したい”という想いから、「又一庵」とのコラボレーションが実現。又一庵は明治4年の創業以来、伝統を重視しつつ現代的センスも積極的に取り入れた商品開発に注力する老舗和菓子店だ。「熱海ばたーあん」の商品の多くには又一庵が手掛けた自家製あんこが使用。カジュアルに老舗の味わいを楽しむことができる。看板商品の「熱海ばたーあんパン」(380円)は北海道産えりも小豆を炊き上げて作る粒あんと、北海道産バターが使用。パンは近隣にある「パン樹・久遠」の特注品だ。
「粒が十分膨らむまで炊き上げた小豆から作るあんこは、香りも味わいも格別。ふっくらしたパン、コクのあるバターとのハーモニーをぜひ楽しんでいただきたい」と店長の新藤氏は話す。
カットするとあんこのボリューム感が一目瞭然。薄皮のパンはふんわりしながらもコシがあり、滑らかな粒あんとコクのあるバタークリームが見事に調和。口いっぱいに心地よい甘みが広がる。
「フルーツ最中」「フロマージュ最中」(380円~)は熱海の“市の花”でもある梅の花をイメージ。最中に粒あんを詰め、バタークリームや旬のフルーツをあしらった一品だ。あんこの旨味とフルーツのみずみずしさが絶妙にマッチ。様々な味わいを楽しみやすい手の平サイズも魅力だ。
「最中そふと」(350円)は、ミルクソフトに粒あんとバタークリームをトッピング。ミルクソフトは滑らかで口溶け良く、まろやかなバタークリームと粒あんの甘みを引き立てる。
「隠れあんみつモンブラン ~バタークリームのせ~」(880円)はそのネーミング通り、あんみつが忍ばされたモンブラン。絞りたて和栗クリームは繊細で軽やか。粒あんや寒天、季節の果物との相性もよく、和洋折衷な味わいが楽しめる。
お土産商品も豊富なラインナップを誇る。「熱海ばたーあんパンまんじゅう」(170円)は、粒あんとほんのり塩味が効いたバターを柔らかな饅頭生地で包み焼き上げた。
「ばたーあんけいく」(1980円)は粒あんとスポンジを重ね、バタークリームを丁寧に塗ったスイーツ。クリームの滑らかな口当たりが格別だ。(要冷蔵)
<店舗概要>
店名:又一庵謹製熱海ばたーあん
住所:静岡県熱海市田原本町5-11
電話番号:0557-81-2777
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
続いて紹介するのは8月8日、熱海銀座商店街にオープンした「熱海銀座おさかな食堂はなれ」。同商店街に2019年に誕生した、熱海や伊豆を中心に新鮮な海の幸を提供する「熱海銀座おさかな食堂」の系列店だ。
「熱海銀座おさかな食堂はなれ」は午前8時から営業。朝は熱海の海産物やおばんざいビュッフェ、昼は本店で人気を博す海鮮丼をはじめ、オリジナルの海鮮釜めしなどを提供する。
「近年では素泊まりで宿泊する観光客が多く、さらに『せっかく朝から熱海に来たのに、お店が開いていない』といった声も多く届いていた。そこで、朝から熱海を観光するお客様や地元の方に美味しい朝食を食べながら寛いでほしい、という想いを込めて当店のオープンに至った。地域がさらに盛り上がるきっかけとなれば」と店長の圷氏は意気込んだ。
午前8時~11時は「おばんざいブッフェ」に「好みのおかず」を組み合わせる朝定食を提供。ビュッフェには近隣商店のくみ豆腐や、地元産玉子を使用した出汁巻きなど、熱海ならではの美味がズラリと並ぶ。ご飯と味噌汁はもちろん、おばんざいもすべてお替り自由だ。
店名:又一庵謹製熱海ばたーあん
住所:静岡県熱海市田原本町5-11
電話番号:0557-81-2777
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
アクセス:熱海駅より徒歩2分
おかずは干物や日替わりの煮魚、お刺身、名物アジフライなどから1種類セレクト。網代サバの塩焼きや金目鯛の干物ほか、地元の恵みがそろう。
11時~16時は海鮮丼や定食、単品メニューを提供。伊勢海老や金目鯛などの海鮮を使用した釜めしは実にバラエティ豊か。生魚が苦手な人でも上質な海の幸を存分に楽しめるだろう。
「海鮮五目釜めし定食」は熱海サーモンやウニがふんだんに入った釜めしに、アジフライ、刺身盛り合わせ、香の物、あら汁がセットに。地元の魅力が凝縮した豪華な内容だ。
各種釜めしには隠し味としてバターが使用。海鮮の旨味とバターのコクが染み込んだご飯は深みある味わい。絶妙な火入れで底に付くおこげも味わうことができる。
都心から電車で約80分と気軽に訪れることができる熱海。格別の海景色と温泉に癒された後は、最旬グルメスポットで美食を満喫してみてはいかがだろうか。
<店舗概要>
店名:熱海銀座おさかな食堂はなれ
住所:静岡県熱海市銀座町6-6
電話番号:0557-55-7171
営業時間:朝 8:00~11:00(L.O.10:00)、昼 11:00~16:00(L.O.15:00)
定休日:不定休
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