日本生まれの自律搬送ロボットメーカー、「匠」が注目されている理由
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近年、物流業・製造業の大手企業で進みつつある省人化・自動化の流れ。ロボットを導入する企業も増えていますね。しかしながら、既存施設へロボットを導入しようとすると、システムの改修など、さまざまな課題が出てきます。
今回は、そんな課題に対応する、株式会社匠(以下、匠)が手がける自律搬送ロボットについて紹介しましょう。
日本初の自律搬送ロボットメーカー「匠」の強みとは?
匠は、日本で初めての自律搬送ロボットメーカー。「ロボットと人間の共存で豊かな社会へ」を経営方針に掲げ、多くの現場・職場でロボットと人が一緒に働く形をつくっています。
顧客の課題に合わせられるカスタマイズ性が強みとして挙げられ、実運用に合わせたハードウェア・ソフトウェア両方のカスタマイズが可能です。既存システムを活用した柔軟なシステム構築が可能であり、1台からの試験導入にも対応。
主に「重いものを複数人で運ぶ」「多品目を大量に運ぶ」「長い距離を運ぶ」という項目が当てはまる現場ほど、導入効果を実感できるといいます。
また、昨今の「除菌」ニーズの高まりに応じて、オゾンを利用した自走式除菌ロボット「タクミクリン」を開発。このように新たな取り組みにも積極的に取り組んでいます。
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今後の事業展開に期待!
そんな同社は、2021年5月31日、WMパートナーズ株式会社が運用するWMグロース4号投資事業有限責任組合と、株式会社マーキュリアインベストメントが運用するマーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資で4億円の資金調達を実施。
今後は、新技術の開発を強化するとともに、より多くの顧客ニーズに対応した新製品開発を進めていくとしています。
(文・和泉ゆかり)
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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