警察のIT音痴が露呈した片桐裕体制だった
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
警察のIT音痴が露呈した片桐裕体制だった
ひろゆきが不起訴になった。当たり前。最初に2chが家宅捜索を受けた時は、まだ少し警察の捜査能力を信頼してたので、「警察がここまでするんだからもしや…」と若干心配しないでもなかった。
ところがその後の捜査で出てくるのは、なにやら南米に拠点があるとか、わけのわからない情報ばかり。結局あれはなんだったんだ?やっぱ「未来検索ブラジル」→「ブラジル」→「南米」という連想だったのか?連想で家宅捜索していいのか?
その後に起きた遠隔操作ウィルス事件も、そうした警察に対する失望が引き起こしたのではなかろうか。この程度の能力の警察なら手玉に取れる、と見透かされたのだ。
事実、警察は犯人の思うままに誤認逮捕を繰り返した。警察がなめられるというのは、こういうことになるのかと、改めて背筋が寒くなった。もしネット犯罪に関しても警察の有能さが国民に知れ渡っていれば、こんな愉快犯は現れなかったろう。ネット犯罪の研究を怠ったまま暴走した警察は、ネット犯罪を防止するどころか、誘発したのだ。こんな無能な警察は百害あって一利なし。
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そして遠隔操作事件の容疑者の取り調べについても、出てくる情報を聞いていると警察に対する失望がいや増すばかり。仮に今から必死に体制を立てなおしても、ネット犯罪の捜査能力の改善が目に見えるようになるには数年はかかるだろう。その間国民の警察への信頼は回復することはない。
それだけのダメージを警察は受けたのだと、警察関係者は肝に銘じるべき。安易な人物がトップになってしまったばかりに、警察全体に計り知れないダメージを受けたのだ。
早期から警鐘をならしていた識者もいたと思うのだけどね。それを無視して突き進んだ結果がこれだ。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年03月25日時点のものです。
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