侍ジャパン初戦・ドミニカ共和国の代表発表、注目はNPBでも活躍中のあの投手
東京五輪に臨む侍ジャパンが1次ラウンドの初戦(28日・福島県営あづま球場)で対戦するドミニカ共和国の代表24選手が8日(日本時間9日)に発表された。
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NPB所属選手では、巨人のサンチェス、メルセデスの両先発投手がメンバー入り。サンチェスは今季13試合に先発し、5勝4敗、防御率4・31。故障から復帰したメルセデスは5試合に投げ、4勝1敗、防御率2・63の好成績を残している。
過去の国際大会を振り返ると、各国代表は日本には動く速球(ムービングファストボール)を軸とするタイプの投手か、左腕を先発としてぶつけてくる傾向がある。サンチェスの球筋はセ・リーグ所属の打者なら見慣れているかもしれないが、故障明けから上り調子にあるメルセデスが相手だと厄介だ。
野手ではメジャーで実績のあるベテランの名前が目を引く。6月下旬の最終予選は欠場したホセ・バティスタが復帰。5月末から行われた米大陸予選では中心に座り、本塁打も放った。メジャー通算344本塁打で、ブルージェイズ時代の2010年に54本、2011年には43本で2年連続本塁打王に輝いた実績を持つ。
メルキー・カブレラはそのバティスタの通算1496安打を上回る、1962安打と2000安打目前に迫った好打者。最終予選決勝ではカブレラの本塁打からチームが勢いに乗り、逆転勝ちした。ヤンキースで長くプレーし、見た目以上に俊敏で通算101盗塁の積極性と、外野守備からの強力なレーザービーム返球は日本のメジャーリーグファンには馴染み深いのではないか。
エミリオ・ボニファシオはメジャーで12シーズンプレーした俊足巧打のリードオフマンタイプ。メジャー通算669安打に加え、166盗塁が光る。
予選で好調だったのが4番に座った元巨人のフアン・フランシスコだった。米大陸予選は4本塁打、最終予選も1本塁打し、し烈な東京五輪出場切符争いを制した貢献者。巨人でプレーした2015年はわずか5試合の出場で3安打、打率・167、11三振で長打なしに終わったが、メジャー通算48本塁打の実績を証明した。
予選の打順を勘案すると、1番ボニファシオ、2番カブレラ、3番バティスタ、4番フランシスコ、という布陣が基本形となりそうだ。
そしてメンバー表に目を通すと一際目立つのが両打ち打者の多さである。野手13人中、7人が両打ち。前述のボニファシオ、カブレラの他にも、ともにロイヤルズ傘下マイナー所属のグスマン、メヒアの両内野手らメンバーの半数以上にあたる。将来プロの道に進むためにもという教えもあり、中南米諸国の選手は伝統的に両打ち打者が多い。このあたりは日本の継投策にも大きく影響してきそうだ。そもそも侍ジャパンは巨人・中川皓大の辞退により、左腕は中日・大野雄大と阪神・岩崎優の2枚しか持っていない。
26人枠に入っている現役メジャーリーガーは出場できないため、日本勢や大ベテランが中心の構成ではある。それでも各選手がはまれば地力を持っていることは確か。自国開催という地の利はあれで、少しもあなどれる相手ではなさそうだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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