「ブラウニー」とはどんなお菓子?「ガトーショコラ」とは何が違う?

ブラウニーとガトーショコラは共にチョコレートを使った洋菓子です。
そのため、混合される事もありますが別物となっています。
そこでここでは、ブラウニーとガトーショコラがどのようなお菓子かを解説します。
併せてこの2つの違いについてもご紹介します。
「ブラウニー」と「ガトーショコラ」の名前の由来
まずは、ブラウニーとガトーショコラの名前がどのように付けられたのか見ていきましょう。
それぞれの由来は全く異なってくるようですよ!
「ブラウニー」はその色合いから
ブラウニーは、茶色を指す英語「ブラウン」から来ています。
ブラウニーのその色合いから命名されたともされています。
「ガトーショコラ」の意味はチョコレートケーキ

ガトーはフランス語で焼くを意味します。
他のケーキや焼き菓子の名前にも使用されています。
ショコラはフランス語でチョコレートをあらわします。
つまりガトーショコラは、チョコレートケーキをあらわす言葉なのです。
お菓子としての「ブラウニー」と「ガトーショコラ」の違い

「ブラウニー」と「ガトーショコラ」は名前が単に異なるというだけではありません。
材料が異なりますので、お菓子としても別物という事になります。
卵の使い方の違い
ブラウニーは、黄身と白身に分けず、全卵を生地に混ぜ込みます。
それをチョコレートなどと混ぜ合わせて生地を作ります。
それによりケーキとクッキーの中間くらいのしっとりとした食感に仕上がるのです。
ガトーショコラは白身を泡立てて作るメレンゲを使います。
それにより濃厚ながらもふんわりしっとりとした食感に仕上がります。
薄力粉の割合の違い
ブラウニーは、チョコレートと薄力粉の割合が「3:1」ほどです。
対してガトーショコラは、チョコレートと薄力粉の割合が「5:1」となっています。
つまり、ブラウニーの方が薄力粉が多いわけです。
そのためブラウニーの方が焼き上がりがさっくりしたものになる傾向にあります。
形状の違い
ブラウニーとガトーショコラは形状も違ってきます。
ブラウニーは、四角いキューブ状にカットしたものが主流となっています。
ケーキのワンカットよりも小さいものが多くなっています。
ガトーショコラは、ホールケーキ同様に丸いものが主流となっています。
これをホールケーキと同じく三角形状に切り分けることが多いです。
そのため、ケーキと同等の大きさのものが多いです。
「ブラウニー」はアメリカ生まれのお菓子

ここまでは、ブラウニーとガトーショコラの違いを見てきました。
ここからは、ブラウニーがどこで生まれたお菓子なのか、その発祥について見ていきましょう。
シカゴ万国博覧会の際に生まれたとする説
ブラウニーは、1893年に開催されたシカゴ万博の際にシカゴにあるホテルが考案したとされます。
当時「万博に参加する女性のために弁当箱に入る小さなデザートを作ってほしい」との要望があり、それに合わせて作られたのだとか。
他にも発祥とされる説がある
ブラウニーの発祥には諸説あったりします。
他にも、料理人が溶かしたチョコレートに間違えてビスケットを加えてしまったのが原型とも、チョコレートケーキを作る際に薄力粉の分量を間違えたのがきっかけともされます。
チョコレートケーキを作ろうとした女性が、ベーキングパウダーを入れ忘れたため偶然できたともいわれています。
まとめ
ブラウニーはガトーショコラととても似た洋菓子です。
しかし、卵の使い方や薄力粉の割合、形状などの特徴がそれぞれ異なっています。
また、フランス語を由来とするガトーショコラとアメリカ生まれのお菓子ブラウニーという違いもあります。
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