卒業を発表したNMB48 最後の1期生・白間美瑠 現在の心境は?
2010年10月に結成されたNMB48の1期生としてアイドル人生をスタートした白間美瑠。13歳でグループに加入して、みるるんの愛称で親しまれ、デビューから妹キャラとして人気に。次第に後輩もたくさんでき、甘えん坊の妹キャラからチームを引っ張るリーダー的存在に成長した。チームの顔でもある白間は3月2日に卒業を発表。これまで同期のメンバーは全員卒業してしまい、最後の1期生となった白間に、現在の心境を聞いてみることにした。
ーいつごろ卒業を考えたんですか?
白間「『だってだってだって』(2020年8月19日発売)のシングルのあーやん(山本彩加)とココナ(梅山恋和)がセンターをしたくらいからNMBを後輩たちに任せてもいいんじゃないかと思うようになって、卒業という二文字が頭によぎるようになりました。1期生で最後まで残るという決意はずっとあったので、そこまでは絶対いようとは思っていて、ナンバトル(2021年1月1日に新たに結成された6つのチームによるバトル)を通して、後輩メンバーの成長をすごく近くで感じて、これからのNMBは大丈夫やなって安心できたので、ここで発表しようと思いました。決意が固まりました」
ーNMB48に加入して自分の中で一番変わったことは?
白間「初期の頃は毎日泣いていたので、泣かなくなったというところは本当に変わったところだと思います。強くなったと思います。自分に自信が持てたことです。オーディションのときは自分に自信があって、誰よりも可愛いと思って入ってきたんですけど、NMBに合格をしてレッスンをやっていくと、私よりダンスができる子もいっぱいいるし、可愛い子もいっぱいいるし、ボロボロにされて自信をゼロになってからのスタートでした。それを経験して一番と思える自信が持てたのは強いです」
ー1期生の最後のメンバーとなったことについてどう思いますか?
白間「みるきー(渡辺美優紀)が卒業発表(2016年4月13日)をしたあたりから、みるきーの卒コンで『私がこれからのNMB48を引っ張っていきたいです』と宣言をさせていただいてから、NMB48としての覚悟が自分の心の中で決まりました。これまで1期生の中でダンスとかも全然できなくて、本当に1期生の中で一番ダメダメで、メンバーにも支えてもらったし、スタッフさんにもファンの方にも支えてもらった、本当に手のかかるメンバーだったんですよ。だからこそ、その感謝を一番届けられる行動ってなんだろう?と考えました。それが最後まで残って1期生全員を見送ってから私が卒業するのがよいと思いました。これが一番『ありがとうございます』という感謝の気持ちが届けられる形なのかなと思って決めてました」
ー卒業シングルをセンターで歌うことについての気持ちは?
白間「いろんなメンバーの卒業シングルに関わってきていて、卒業シングルってみんなが卒業するメンバーを送り出すMVで、卒業を実感するようなMV撮影だなっていつも思っていて、いざ自分がそういう立場になってみて、なんかまだ全然卒業を実感しないんです。MV撮影も自分的にそういう送り出すMVは自分にはあっていない感じがして、しんみりで終わるよりも笑顔で終わりたいなっていうのが、自分の胸の中にありました。MVもそういう送り出す感じではないんですよ。これからもNMBを楽しみにしていただけるような感じとか、これからの白間美瑠を楽しみにしていただけるギラギラ感だったり、もっとやってくれるんだろうなという期待を込めれるようなMVになっていて、今はそういった気持ちをこめて歌っています。」
ーこれまでいろんなメンバーの卒業コンサートに参加してきているが、自分が送り出されるコンサートについてどう思いますか?
白間「楽しみというのが一番です。これまでの卒コンも卒業するメンバーの個性に溢れるものだったので、今回の自分の卒業コンサートも私らしさが存分に出るコンサートにしたいと思っていて、ワクワクっていうのが一番大きいですね。この10年間自分のセンター曲だったり、NMBのチームの曲、ユニット曲、AKBの曲だったり、本当にたくさん参加させていただいた曲があるので、それをライブに全部盛り込んでいるので、モリモリたくさんのライブになっていると思います。ブロックごとにエモいコーナーだったり、これからの私の未来の姿を見せるカッコいいブロックだったりとか、感情に波がすごいジェットコースターみたいになるようなライブになっているので、楽しみにしていてもらえたら嬉しいです。」
ー卒業コンサートが延期になってしまった
白間「最初は初夏の予定でした。どうできるかわかりませんが、直接お会いしてくださるみなさんに感謝を届けたいので、絶対に観ていただきたいなと思っているので、早くできたらいいなと思います」
ー卒業まで残すところあとわずかになってしまいましたが、NMB48でやり残したこと、卒業までにやっておきたいことはありますか?
白間「やりきったという気持ちで卒業発表をしましたが、やりたかったことはAKB48の選抜のセンターをしたかったです。そこはちょっと悔しい部分でもあります。今の卒業までの期間で、昔ながらのNMBのよさを後輩たちに残していけるかというのが自分の役目だと思うので、ちゃんと伝えていきたいです」
ー1期生からやってきて約11年が経ちましたけどNMB48を振り返ってみてどうですか?
白間「11年振り返ってみて、本当にたくさんの方に支えていただいた11年だと思います。初期のころはダメダメで手のかかるメンバーだったので、周りのたくさんの方に背中を押してもらっていただいて、引き上げていただいて、メンバーにもいろいろ背中を押してもらって慰めてもらったりとか、今の自分があるのは、ファンの方、メンバー、スタッフさんの支えがあったからここまでこれたと思います。この11年を本当に自分の力じゃないと思います。この卒業までの期間と卒業してからの期間で、しっかりその支えてもらったぶんの感謝の気持ちを絶対に自分のがんばる姿で、努力で恩返しをしていきたいです」
ーNMB48卒業後はどのような活動をしますか?
白間「歌って踊ってステージに立ってパフォーマンスを見ていただいて、勇気や元気をお届けして、ファンの人が笑顔になってくれることが自分にとって幸せなことなので、卒業しても私はステージに立って、そこで歌って踊るアーティストをしていきたいと思っています。NMBを卒業したらなんでもやっていこう、なんでも挑戦していこうという気持ちなので、演技も大好きなので、女優にも挑戦していきたいと思っています」
ーファンにメッセージをお願いします
白間「NMBでの11年はたくさんの方に支えていただいて、今の自分があるのは、ずっと見守って背中を押し続けてくれたファンのみなさんのお陰で、今の自分がいると思うので、ここからは本当の恩返しで、自分が頑張る姿をみなさんにお届けして、元気や勇気をしっかり恩返しできるようにしていきたいです。これからもよろしくお願いします」
取材・ブレーメン大島
(C)NMB48
◆白間美瑠 NMB48 卒業記念写真集
『REBORN』
2021年7月7日(水)発売
定価:2,200円(税込)
撮影:アンディ・チャオ
判型:A4判 112ページ
発売元:ヨシモトブックス
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