加速性能が大幅向上! TeslaがモデルSの大幅改良モデル「Plaid」の納車を開始
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電気自動車(EV)の代名詞的存在Teslaが6月10日、旗艦モデルSを大幅に改良したバージョン「Plaid(プレイド)」の納車を開始したと発表しました。
高性能で知られるTesla車ですが、Plaidはさらに加速性能を高めているのが特徴です。また、車載ディスプレイも大型かつ高品質なものになっていて、社内エンターテイメントも存分に楽しめます。
時速96キロまで1.99秒
Teslaは同日、米国カリフォルニア州フリーモントにある自社工場で納車イベントを開催し、イーロン・マスク社長がステージ上でPlaidを紹介しました。発表によると、Plaidの最大の目玉は加速性能で、停止した状態から時速96キロに達するまでわずか1.99秒しかかかりません。2秒というバリアを破った市販車は初とのことで、マスク社長は「地球上で最も速い」とアピールしました。
また最高速度は時速322キロとなっています。これを可能にしているのが3台のモーターで、通常のモデルSより1台多くなっています。
航続距離は627キロ
ただ、一般的な消費者にとって気になるのは加速性能よりもバッテリーフル充電でどれくらい走行できるかでしょう。同社によると、航続距離は627キロで、15分の急速充電で300キロ走行分が賄えるとのことです。また、Plaidではエンターテイメント性も向上しています。フロントに設置されたディスプレイは17インチと車載用としては大型で、しかも高解像度でビデオやゲームが存分に楽しめます。そして公開された写真では、スマホ2台をワイヤレス充電できるスペースや後部座席の人用のディスプレイが設置されているのがわかります。
また、後部座席を倒すと自転車を乗せられるほどのスペースが確保できるなど、ゆったりとした車内空間のようです。気になる価格はというと、米国では12万9990ドル(約1430万円)〜とのことです。すでに25台が最初の顧客の元へと向かっていて、今後は週に数百台を納車し、次四半期には数千台規模に拡大する計画です。
(文・Mizoguchi)
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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