「lyrical school」ワンマンツアーレポート 高崎・柏・福岡・伏見公演を550円で鑑賞出来るのは5/30まで!
lyrical schoolが、3月14日(日)にライブツアー『lyrical school oneman live tour 2021』の初日となる群馬・高崎Club JAMMERSでの公演を開催。有観客で行われた公演が配信プラットフォームdlc.tokyoでも生配信され、多くのファンが観覧した。550円というリーズナブルな価格で配信されたライブの模様をレポートする。
※写真は柏公演のもの。
このライブは、4月7日にリリースを控えるニューアルバム『Wonderland』を持って全国6都市を回るライブツアーのスタートダッシュを決める位置付けの公演となる。Rachel(chelmico)が手掛けた新曲「Fantasy」を初披露するなど、2021年度のフレッシュなリリスクを見せるライブとなった。本公演は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮した形で行われ、観客はハンドクラップでメンバーを応援を送った。
会場に、大勢のヘッズ(リリスクのファン)が集まる中、DJ BIG-Dがブースから流すビートとともにステージにメンバーが登場。risanoが「高崎! Are you ready!」と声を上げ、「OK!」からライブはスタート。やるべきことをやるという日々生きていく思いを、5人はそれぞれの個性を発揮したラップでフロアをアゲていく。ぶっといビートが鳴り響く「HOMETENOBIRU」で、5人は強気な女子目線のラップを投下。ディスコチューンの「DANCE WITH YOU」では、ノリノリで観客を指ピストルで撃ちまくりロックオン。グルーヴィーな「Dance The Night Away feat.Kick a Show」では、サビを全員で歌いグイグイとフロアを乗せていった。次々と違ったタイプの楽曲を披露しながらも、ひとつのリリスクワールドとして楽しませてしまうステージ運びは、さすがライブ巧者と言ったところだ。
配信は、センターカメラ1台のシンプルなスタイル。鮮明な映像で、サウンドもクリア。ライブの楽しい雰囲気がしっかりと伝わって来た。
メンバーは音に乗ったまま自己紹介し、himeが「高崎公演来てくださってありがとうございます。最後まで楽しんでってください」とシンプルに挨拶。夜のワクワク感を歌った「Play It Cool」で、yuuが大サビをステージを動き回って歌唱。「Enough is school」では、君が隣にいればそれでいいという思いをラップする。黄昏感たっぷりな「Tokyo Burning」でメンバー5人は拳上げてファンを煽り、観客も腕を上げ応えた。
熱気の増していく会場に、「Bright Ride」の高揚感溢れるシンセのメロディが響く。伸びやかな歌を聴かせ、5人はライブをさらなる高みに導いていった。ハンドクラップから「FIVE SHOOTERS」が披露されると、過去を振り返りつつまだまだ上昇していく強い思いを5人は感情たっぷりに歌唱する。ステージから発せられる強力なパワーは、しっかりと観客の心を掴んでいった。そして、僕と君で時を駆け抜けるという歌詞の「TIME MACHINE」を披露。改めてリリスクとファンの絆についてを歌で伝えると、観客もそれに答えるように大きな拍手を送った。
10分間の換気タイムを挟んで後半戦に突入。再びステージに戻った5人は「High5」を披露する。hinakoはシュークリームを食べながら「転換早すぎー!」と声を上げながらもぐもぐラップを見せる場面もあった。笑い合う5人は、夏感たっぷりの「YABAINATSU」をドロップ。タオルを回すメンバーは、カリプソのサウンドに乗って楽しい空間を作っていく。hinakoは今度はタオルを照明に引っ掛けてしまい、それを背の高いminanがさっと取る展開にhimeが大爆笑。メンバーが思いっきり楽しむステージングに、観客も開放度をますます上げていく。熱いフロアに届けられたのは「ドゥワチャライク」。楽しさ全開のナンバーに、メンバーとファンが一体となってクラップを鳴らしまくる。minanのロングトーンがしっかり決まり、ワイワイした5人のブチ上がり感もマックス。テンションの高まった会場には、大きな拍手が巻き起こった。
minanの「ツアーがスタートしました!」、risanoの「やっとファミリーに会えたうれしい!」の声で、この公演で初めてのMCコーナーに入る。yuuが発した「一番遠くから来た人」「一番近くから来た人」という観客に向けたやり取りでは、群馬県在住のminanが「私が一番近いかも」と名乗りを上げる。シュークリームを食べながらステージに出たことを聞かれたhinakoは「まだ時間ありますって言われたのに、急にもう本番ですって言われて…すみません。でもこういうのも楽しいね、ライブらしくて」とポジティブ発言。himeは「髪型は(群馬のゆるキャラ)ぐんまちゃんを意識したの。服も緑だし」と群馬でのライブを強く意識してステージに臨んだことをアピールした。自由度の高いMCタイムを終えると、minanが「起立! 注目! 礼!」という群馬にしかない方式の挨拶でライブを再開する。
怒涛の終盤戦は、ノーナ・リーヴスの名曲リメイク「LOVE TOGETHER RAP」から始まる。問答無用の必殺チューンで、サビは声を出せない代わりに会場全体で指で“LOVE”を作り一体感を高めた。今夜楽しもうと歌う「LAST DANCE」では、minanとhimeが“楽しまなきゃ今夜!”“楽しまなきゃ群馬!”と叫び、ハッピーなムードがますます広がる。ピアノのメロディが印象的なポップナンバー「パジャマパーティー」で楽しくパフォーマンスし、マーチングリズムの「Bring the noise」で君といる大事さをステージから発信した。
ここでminanが「Rachel、結婚おめでとうございます!」と口にすると、先日結婚を発表したchelmicoのRachelが楽曲を手がけた「Fantasy」を初披露。攻め攻めのビートから跳ねるような明るいサビに展開していくトラックの上で、5人は夢を叶えていく思いを次々とラップしていく。今まで様々なタイプの楽曲を歌って来たリリスクだが、「Fantasy」はかなり新鮮なスタイル。この新曲を通じて、リリスクがまだまだ進化していくことを予感させた。
そして、いよいよラストナンバー「WORLD’S END」が披露される。5人は、ギターリフのループとともに、世界が終わるとしても君と一緒にいるという歌詞をラップと歌でしっかり届け、ファンとの熱気溢れるライブを締めくくった。
音を途切れさせることなくラップし、ファンを楽しませまくったリリスク。声を出しての応援ができなかったりとライブの制約はあるものの、観客に一切ネガティブな思いをさせないステージングはお見事と言っていい。
report&photo:Keisuke Tsuchiya
「lyrical school oneman live tour 2021」
◆5/30(日)12:00までご覧いただける定点カメラによるアーカイブチケットを販売中!
各公演550円(税込)3/14(日)@高崎Club JAMMERS(群馬)
https://dlc.tokyo/streaming/ls0314/3/27(土)1@福岡DRUM LOGOS(福岡)
https://dlc.tokyo/streaming/ls0327/4/4(日)@柏PALOOZA(千葉)
https://dlc.tokyo/streaming/ls0404/4/18(日)@伏見JAMMIN’(愛知)
https://dlc.tokyo/streaming/ls0418/◆5/30(日)14:00/15:00 豊洲PIT(東京)
A席 5,500円
B席 3,300円一般チケット、本日〜5/29(土) 23:59まで発売中!
ローソンチケット https://l-tike.com/search/?keyword=lyrical%20school当日のライブの模様を生配信にてご鑑賞いただけます!6/6(日)までのアーカイブもあります!
一般配信チケット 2,200円(税込)
dlc.tokyo https://dlc.tokyo/live/ls0530/
【販売期間】〜6/6(日)17:59
【視聴期間】5/30(日)15:00〜6/6(日)23:59
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