今週末より配信開始! Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』が“異色ゾンビ作品”である理由とは?
世界最大級のオンラインエンターテインメントサービスを提供する Netflix は、ザック・スナイダー監督・脚本・製作による映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』が5月21日(金)より独占配信スタートとなります。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のデイヴ・バウティスタ、真田広之、エラ・パーネルら出演の本作は、ゾンビが荒れ狂うラスベガスで、デイヴ演じるスコットら傭兵集団が<史上最大の強盗>に挑むというストーリーです。
『ウォーキング・デッド』最終シーズン、『君と世界が終わる日に』、『新感染半島 ファイナル・ステージ』など話題作の2021年ですが、スナイダー監督が「ゾンビというジャンルを壊した」と語るように、【ゾンビの描き方が進化】しており、超異色のゾンビ作品であることを明かしています。
本作のコンセプトについて、過去にゾンビ映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)の監督も務めたスナイダーは、「本作では今までの“ゾンビ”を進化させようと考えました」と話します。続けて、「“ゾンビ”というジャンルのあらゆる手法を掘り下げました。定石を踏襲するのではなく、皆に愛されている要素を取り入れながらも、それらを壊していくんです」と、構想を解説。
本作は、[ゾンビに噛まれると感染する]、[頭を狙うとゾンビは死ぬ]、[人間同士の争いやドラマも見どころ]などなど、ゾンビ映画に 求められるお馴染みの要素もふんだんに登場する一方で、ゾンビの生態が非常に特殊。ゆっくりと徘徊するゾンビではなく、スピーディーな動きを見せるゾンビは、傭兵と対等に渡り合う体術さえ繰り出します。さらに、ゾンビたちには彼らをまとめるボスの“ゼウス”という存在がおり、“ゼウス”がゾンビ軍団を指揮し組織的に動くという、今までにないゾンビ社会が構築されています。
『ゾンビ』(1978)など、当初はマニアックな存在だった“ゾンビ”というジャンルですが、どんどん人気作品が登場し、近年は『ウォーキング・デッド』(2010-)が大ブームに。全米では今年8月から最終シーズン配信を控え、日本配信も待たれています。加えて、今年1月公開の映画 『新感染半島 ファイナル・ステージ』や、ゾンビ×時代劇のNetflix のドラマ『キングダム』はシーズン2が昨年より配信され今も話題を集めているなど、“韓国産ゾンビ”も人気。そして、Netflix のアニメ『バイオハザード:インフィニット ダークネス』も今年配信予定。日本でも、1月から放送のドラマ『君と世界が終わる日に』も大ヒットしシーズン3も予定。ゾンビ作品が盛り上がりを見せる中、スナイダー監督の意欲作の本作 は、ゾンビファンならずとも必見です!
Netflix 映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』5月21日(金)より独占配信開始
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