「君が僕の腕に。僕が君の目になる」・・・10年かけて1万本の木を植えた2人の目的は

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「君が僕の腕に。僕が君の目になる」・・・10年かけて1万本の木を植えた2人の目的は

※こちらの記事は2016年に公開した記事を再編集したものです。
「君が僕の腕となり、僕が君の目になる」

10年以上かけて1万本以上の木を植えた2人の男性の話が動画で公開され、真の友情や生きる意味を考えさせられると話題となっているのでご紹介します。

二人の男の友情物語

左側がウェンクイ・ジアさん。中国・河北省イェリ村の出身の54歳。
3歳の時、高圧電線に触って両腕を失ってしまいました。

右側が今年で55歳となるハイキャ・ジアさん。
事故により、2000年に視力を失ってしまいました。

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ハイキャ・ジアさんは腕がない代わりに足で包丁を使いこなします。

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鍵を開ける時の様子。

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絶望的な日々…自殺も考えた

一方、働き盛りだった頃に視力を失ったハイキャ・ジアさんは、これからの人生を考えた時に絶望的になり、自殺も考えたといいます。
今まで読んでいた新聞が読めない。働きたいけど何もできない・・・。

そんな時に声をかけてくれたのが、幼い頃からの友人だったウェンクイ・ジアさんだったといいます。

「君が僕の腕になってくれ。僕が君の目になる」

ウェンクイ・ジアさんは自らの袖を差し出して、そう言ってきたといいます。

君が僕の腕に!僕が君の目になる

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二人三脚で支え合う2人。
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洗髪も助け合います。
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2002年に木を植え始めた

互いにハンディキャップを背負った2人は、ある決意から2002年より木を植え始めたといいます。
2人が住む河北省イェリ村は、一昔前は水中に魚やエビ、亀がたくさんいて、野生のうさぎが走り回っているほど自然があふれていたそうです。

ところが、採石場が作られるようになってから山は荒廃。
水は埃にまみれ、エコシステムを変えてしまい、魚やエビを殺してしまったといいます。

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自分たちの生まれ育った村の自然が大好きだった2人は、自然を取り戻すため、お互い「木を植えよう」と言い合ったそうです。
そう思った背景には、こんな考え方もあったそうです。

ただ、座り続けて、社会に意味がない人間だけにはなりたくなかった。できることはそう多くはなかったけれど、生きているということは目的があるということ。

2人は村の自然を再生するために、地道に木を植えていきます。
それは途方もない作業・・・。

植樹に使うのは成長の早いポプラだそうです。

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そして、2人は植樹を10年以上も続け、その本数は1万本以上に達したといいます。

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「木を植えることは害ではなく、利点があるだけ」と話す2人。
植樹に対する魂が尽きることはないといいます。互いに支え合い、村の自然を取り戻すための地道な活動。

今後も20年、30年と続いていくのだと思います。
2人の姿を通じて、友情、生きていく意義、環境保全など・・・色々なことを改めて考えさせられます。

Check out this story about Brothers and GoPro for a Cause.

<動画はこちら>

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出典:YouTube


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