いちごを美味しく食べたい!正しい切り方を解説
大きないちごは魅力的ですが、子供には食べにくそうで、カットしてあげたいですよね。いちごの甘味と酸味をバランスよく味わえる切り方や、飾り切りを紹介します。新鮮なものを選び、適切な保存方法で、いちごを長持ちさせましょう。
おいしいだけじゃない!いちごの魅力
いちごは子供か大人まで人気の高い果物です。そんないちごは、ただおいしいだけではなく、とっても優秀な果物でもあります。不足しがちな栄養でもあるビタミンCが豊富です。
成人の1日に必要なビタミンCは100㎎です。いちごは4粒で約50㎎のビタミンCを摂取出来ます。しかも低カロリーで、4粒で25~30kcalほどです。
他にも、抗酸化作用と疲れ目などに効果のあるアントシアニンや、虫歯予防に効果のあるキシリトールも豊富に含まれています。新鮮ないちごはおいしいうえに、栄養もたっぷりです。新鮮ないちごを見分けるためのポイントを紹介します。
実がふっくらしていて、ツヤがある。いちごは約90%が水分です。新鮮なものは水分が豊富でふっくらしています。
ヘタの方までしっかりと色がついている。
ヘタが緑で反り返っている。ヘタが反り返っているものは食べごろのサインです。
香りがよい。
いちごの保存方法からヘタの切り方まで
いちごはとてもデリケートで、傷みやすい果物です。購入後はなるべく早く食べるようにしましょう。すぐに食べない場合は、買ってきたパックのまま冷蔵庫に入れるのはNGです。いちごは水分が豊富な果物なので、乾燥すると味が落ちてしまいます。食べる直前まで洗わないのも大事なポイントです。
いちごの保存方法
保存する場合は、洗わずに冷蔵庫の野菜室に保存します。重なっている部分から傷みはじめるので、重ならないようにタッパーなどに移すと傷みにくくなります。
ヘタを下にして、押し合わないように並べましょう。乾燥しないように、蓋やラップをかけて、野菜室で保存します。
いちごの洗い方
いちごはビタミンCが豊富な果物です。ビタミンCは水に溶けやすいので、食べる直前にヘタをつけたままサッと洗います。
ヘタを取ってから洗ってしまうと、ビタミンCが水に溶け出してしまいます。洗った後は、つぶさないように注意しながら、水分をふき取ります。水分が残っていると水っぽくなって味が落ちてしまいます。
ヘタの切り方
芯の周りは、ビタミンCが多い場所です。ヘタだけを手で取り除いて食べた方が栄養をしっかり摂ることができます。しかし、芯の部分が硬く、口に残って食べにくいという方も、多いのではないでしょうか。
芯を取るために、上の部分を切り落としてしまうのはもったいないです!そこで便利なのがピーラーです。ピーラーの芽を取る部分で、芯を取ることができます。ヘタを取って、芯の部分が見えるようにしてから取ると、やりやすいです。
この切り方をすると、芯の周りだけを小さく取ることができます。もう一つの方法は、フォークを使った方法です。いちごの実と、ヘタのあいだにフォークを深く刺します。
ヘタを指でおさえて、いちごを一回転させたら、いちごとフォークを反対方向に引っ張ります。すると、芯の部分までしっかりと、取れています。フォークは小さい物の方が、上手くいきます。もちろん包丁でも取れますが、小ぶりのいちごや、数が多い時には便利な方法です。
いちごをおいしいく食べる切り方とプチアレンジ
いちごは『ヘタの方から食べた方がよい』と聞いた事はありますか?いちごの甘さは均一ではなく、ヘタの方から先に向けて甘味が強くなっていきます。
ヘタの方から食べると、最後に甘い部分を食べることになり、より甘味を感じやすくなるからです。大きないちごで子供には食べにくそうなときは、先端からへたに向かって、縦に切ってあげると、甘味と酸味のバランスがよくなります。
この切り方から、ちょっと手を加えると、かわいいハート型になります。切り口を下にして、芯の部分をVの字に切るとハート型になります。簡単な切り方ですが、いちごの形をいかした、かわいい飾り切りです。
ハートをスライスして、花びらに見立てて並べるのも素敵です。お皿に並べても、ゼリーにいれても華やかになります。
子供が喜ぶいちごの飾り切り
子供が喜ぶかわいい飾り切りを紹介します。ひと手間加えると、イベントやパーティーの時、華やかになり、ボリューム感も出るのでおすすめです。
【いちごサンタ】
用意するもの
いちご
生クリーム(よく冷やしておく)
チョコペン(固まるタイプ)
ピック
ピンセット
作り方
クッキングシートの上にチョコペンで目や口を書き。冷蔵庫で冷やして固める。
よく冷やしておいた生クリームをホイップします。少し固めの方がきれいに仕上がります。
いちごの切り方を説明します。ヘタを下にして置くので、クリームなど、支えになるものがある場合はヘタを取るだけでOK。お皿やクッキーなどの上に置く場合は、安定するようにヘタの部分を切って、平らにしておきます。
いちごの先の部分はサンタの帽子になり、残りは胴体部分になります。帽子は全体の1/3の大きさが目安なので、いちごの先1/3を切ります。切り口を下にしてキッチンペーパーに並べ、水分を取っておきます。
いちごの先、先端からピックを刺しておきます。帽子の先の飾りになります。
胴体部分のいちごの切り口に、生クリームを絞ります。顔の部分になるので、バランスを見て調整してください。
4.でピックを刺した帽子をクリームの上に乗せて、かぶせます。ピックが胴体部分まで届くと帽子が外れにくくなります。
1.で作った目や口をピンセットで生クリームに乗せて出来上がり。
生クリームで顔の部分を作るやり方を紹介しましたが、いちごの大きさとバランスが取れれば顔の部分はアレンジがききます。マシュマロやプチシューなどもおすすめです。
顔の部分がしっかりしている場合は、1.の工程を飛ばして、直接顔を書くことができるので、より手軽になります。サンタだけでなく、色々な表情の小人にするのも素敵です。アイデア次第で応用の幅が広がります。
おわりに
いちごはそのまま食べてもおいしいですし、ケーキやプリンなどにトッピングしてもよく合います。普段お菓子作りをしない方も、市販のケーキやプリンに、いちごをトッピングしてみてはいかがでしょうか。
いつものおやつや、食後のデザートが、ちょっとリッチに仕上がります。切り方をアレンジすれば、華やかさもグッとアップします。飾り切りは少し練習すると、出来栄えがよくなるので、つまみ食いがてら練習してみてはいかがでしょうか。
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