リモート温泉や納豆汁作り! 東北・最上の雪国暮らしを150人体験 【旅ルミネ】

自宅にいながら旅の気分を楽しむ「リモート旅」が広がっている。そんな中、ルミネが取り組む、日本の地域の隠れた魅力を広め、素敵な出会いをつなぐ「おうち旅ルミネ」第3弾が、3月28日に実施された。

「おうち旅ルミネ meets 最上」の舞台は、東北・山形の最上エリア。全国から150名がリモート参加した。特に今回、初めての「温泉体験」も行われた。

P12

【参考】究極の「おうち旅」参加! ルミネ×中之条、グルメと芸術をリモートで満喫

http://www.nicheee.com/archives/2319301.html

■なめこや玄米味噌、最上のに住む人々から話を聞く

参加者に元に、イベント前に「旅じたくボックス」が届けられた。開封するまで中身がわからないパッキング仕様で、当日までのワクワク感がたまらない。

Photo Mar 31, 12 23 31

山形で最も豪雪地帯という最上エリアには、厳しい冬を乗り越えるための昔から根付く「知恵」が数多く存在する。

まず、「地元の方とおしゃべり」のコーナーから開始。真室川町で、伝承野菜やわら細工作りに携わる農家の方から「食材を外で冷凍する」「雪に野菜を埋めて食べる時に取り出す」といった地元ならではの習わしをお話ししてもらった。稲を刈った後のわらで作った栞が旅じたくボックス中に入っていた。稲わら製の卵入れも、参加者に好評だった。

P3

続いて、鮭川村にある「くまちゃんなめこ」の農家で、なめこの栽培から刈り取りまでをリモート工場見学。新庄市の「野中」玄米味噌では、手作り味噌の製造風景を見ながら、「焼きおにぎりが最高に美味しい」などおすすめの食べ方、さらに、天然の山菜を製造販売する地元の人からも山菜を採りに行く時の苦労話などを聞いた。

P4

いずれも、旅じたくボックスに、なめこや味噌、山菜の水菜が入っていた。それらを手に生産者から直接話を聞くと、料理に使って作る、実際に食べるのがさらに楽しみになると同時に「最上、一度は旅行で行ってみたい」という思いがより強くなった。

P5
■冬の郷土料理「納豆汁」を一緒に作って味わう!

続いて、最上の食材を使っての郷土料理作り。再び、指定されたパッキングを新たに開くと新庄市の大粒納豆「豆むすめ」が入っていた。この豆むすめ、有機・無農薬栽培した大豆のみを使い、自家栽培で昔ながらの石室づくりで長期熟成して作られているとのこと。

P7

今回、一緒に作る料理は、最上の郷土料理「納豆汁」だった。この地域では寒い時に欠かせない料理といい、昔は法事でもよく食べられていたとのこと。

参加者も自宅のキッチンに材料を並べ、画面越しに一緒に作って行く。作り方のマニュアルも付いていたが、話を聞きながら一緒に作っていくのはまた格別だった。特によい食材、まろやかな味わい、芋がらの食感が最高など「おいしい」との声が相次いでいた。

P8

続いて「雪国のてしごとを体験する」コーナーでは、若い頃から河川敷などを散歩しながら山葡萄の蔓(つる)を集めるのが趣味だったという舟形町の女性が、その山葡萄の樹皮を使った箸置きの作り方を画面越しに伝授。山葡萄は1本育つのに20年かかる貴重な木という逸話なども披露していた。

P10

■肘折温泉を自宅で体験、「湯治場ラジオ」がまた楽しかった

そしていよいよ、旅のクライマックスである温泉体験。舞台である大蔵村の肘折温泉は、開湯1200年もの歴史ある「湯治」で有名な場所だ。その昔、崖から転落して肘を骨折した老僧がこの地の湯に浸ると傷が治ったと伝わる。

まず、肘折の「上の湯」前から、温泉街の散策をリモート体験。その後、事前にお湯を沸かした風呂に“肘折温泉の素”を入れ、同封の肘折温泉オリジナルタオルを手に、参加者が一緒に温泉に浸かる体験が行われた。

Photo Mar 31, 14 44 18

お湯に自宅で浸かりながら聴いた「湯治場ラジオ」が、また楽しかった。

肘折温泉の由来や効果をはじめ、湯治でおすすめの過ごし方などの話、参加者から「肘折温泉を楽しんだ後の食事処は?」といった質問にも答えつつ、とてもゆったりのんびりした時間を過ごすことができた。特に、ラジオから聞こえてきた「日本の原風景とよく言われるが、それよりも人の原風景が見られる」という言葉が、とても印象的だった。

実は、筆者は肘折温泉に数年前に湯治で行ったことがある。1泊のみの駆け足滞在だったが、人とのつながりを思い出した。ちょっと懐かしさを覚えたのと同時に、今回のおうち旅ルミネに参加して「また必ず訪れたい」との思いが強くなった。

P11

風呂から上がった後、肘折温泉の「上の湯」隣にあるカネヤマ商店からの中継で「角打ちルミネ」があり、日本酒または肘折カルデラサイダーを片手に、参加者全員で一緒に“乾杯”が行われた。これは毎回「おうち旅ルミネ」恒例で、場所は違えど同じ時間に同じ思いを共有できるのは、リモート旅ならではの楽しみ方といえる。

最後に、新庄市の民俗芸能で約360年続く「萩野鹿子踊」が披露された。五穀豊穣を願い、毎年8月の「新庄まつり」で見られる踊りだ。

P13

「おうち旅ルミネ meets 最上」は、今回も好評のうちに幕を閉じた。次回以降も企画されているとのこと。自宅にいながら旅の気分が楽しめ、次に行く旅行先として参考になる貴重な話や体験もできる。チャンスがあればぜひ参加してみてほしい。

◆おうち旅ルミネ meets 最上 特設サイト

https://www.lumine.ne.jp/tabilumine2021/mogami/

※イベントの申し込みは終了

【Nicheee!編集部のイチオシ】

羽田空港の自販機で人気沸騰の缶「うまだし」飲んでみた!
健康UP!はちみつの王様「マヌカハニー」を食べてみた件
スターバックス「満開の桜と楽しむ」新ドリンク【試飲レポ】

リモート温泉や納豆汁作り! 東北・最上の雪国暮らしを150人体験 【旅ルミネ】
  1. HOME
  2. エンタメ
  3. リモート温泉や納豆汁作り! 東北・最上の雪国暮らしを150人体験 【旅ルミネ】

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。