警察のリークの是非

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警察のリークの是非

今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

警察のリークの是非

「事件報道についての一つの見方」 2013年03月05日 『ヤベラボ(モトケンブログ 3rd)』
http://yblabo.com/blog/2013/03/05/11/58/32/

警察のリークに結果的に肯定的な意見のようだ。でも俺はおかしいと思うけどな。まずリークが有益だというなら、公に記者会見を開いて情報を開示すべき。リークの有益さはそれによって損なわれないはずだし、あくまでリークが被害者にとっても有益だというなら、デメリットもないはず。

正式な記者会見ではなくリークという非公式なルートをあえて取るのは、警察側にしかメリットを思いつかない。つまり無責任な情報発信ができる。

リークを許さないと警察から情報発信がされないというなら、公の情報発信こそ社会として警察に求めていくべき。素人考えだとそう思うんだけどねぇ。どこか間違ってるのだろうか。

   *   *   *

また弁護人にとってリークは有益だという点。裁判が始まればどのみちそれらの情報は開示されるのではなかろうか。リークされたのに裁判で開示されないものがあるなら、それは証拠として使えなかったものだろうから、それが開示されないとしても弁護人に不利になるとは思えないのだが。

むしろ裁判を通して開示されない情報が、その前段階でリークとして開示されるということがあるのだろうか?

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またリークという非公式なルートだと、警察とマスコミの親密さによって、リークしてもらえるマスコミと、してもらえないマスコミが出てくるのではなかろうか。

そうなるとリークしてもらうために警察よりの報道をするマスコミが出てくる懸念はないのだろうか。懸念はない、もしくは懸念はあるがデメリットよりもメリットが上回るという考えなら、どうせならそういう部分を解説してほしいものだ。

リークは弁護人にもメリットがあるんだよ、というだけではあまりにもシンプル過ぎて(この程度なら俺でも思いつく)、せっかくの専門家の解説としては物足りない。

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どうもリークありきで考えているようだけど、リークをなくした場合に生じる問題が他の方法で(リークの欠点なしに)解消できる可能性とかは考えないのだろうか。

あるいはそんなこととっくに考えた上で、そういう都合のいい手段は見つからない、という話なら、そういう背景を語ってほしいものだ。その方が説得力があるだろう。

リークというのは警察の一種の「匿名発言」に、俺には見えるんだよね。ネットではよく匿名発言は信じられない、どうどうと実名でやれと言う人がいるけど、なんかそういう人もなぜか警察の匿名発言については寛大な人が多いようだ。不思議。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年03月12日時点のものです。

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