プリンは栄養豊富で低カロリーなデザートって本当?
なめらかで卵の美味しさが活きているプリンは、スーパーやコンビニなど、どこでも手軽に購入できるデザートです。種類も豊富にあるため、目移りして困ったこともあるのではないでしょうか?そんなプリンの気になるカロリーや栄養について調べてみました。
プリンは間食にピッタリのデザート?
卵を使って作るプリンはデザートの中でも栄養豊富で、おやつで食べるのにもピッタリです。プリンは自宅でも簡単に作れるため、作り置きもしやすい利点があります。子供にも人気のデザートなので、家族で楽しめるところも優れた点です。
そんなプリンですが、実際のカロリーはどのくらいなのでしょうか?ほかのデザートとの比較も気になります。そのほかにも含まれている栄養や、さらにカロリーオフする作り方も知りたいものです。
そこでプリンについていろいろと調べてみました。カロリーが低くて満足できるデザートを探している人や、大好きなプリンについてもっと深く知りたいという人は必見です!
プリンのカロリーと糖質
まずはさっそくプリンのカロリーと、あわせて気になる糖質を見ていってみましょう。日本食品標準成分表2015年版(七訂)によると、カスタードプリンのカロリーは100gあたり126kcalです。糖質は100gあたり14.7g含まれています。
これだけだとプリンのカロリーや糖質が高いのか低いのかわかりにくいので、ほかのデザートと比較してみましょう。まずはシュークリームと比較してみます。シュークリームのカロリーは、100gあたり228kcalで糖質は25.3gです。
ではショートケーキではどうでしょうか?果実なしのショートケーキでも、100gあたりのカロリーは327kcalもあり、糖質にいたっては43.0gと高いです。揚げ菓子でもあるドーナツのカロリーともなれば100gあたり386kcalと高くなり、糖質も42.4gとしっかり含んでいます。
プリンと同じく家で手軽に作れるホットケーキでも、カロリーは100gあたり261kcalもあり、糖質も44.1gとかなり高いです。プリンがいかに低カロリーで低糖質なデザートなのか、比較してみるとはっきりとわかります。
プリンの栄養
プリンはカロリーあたりの栄養価がとても高いデザートです。先ほど比較してみたシュークリームやショートケーキ、ドーナツやホットケーキの栄養価を見ると、100gあたりの含有量がプリンより高い栄養素はいくつもあります。しかし、カロリーや糖質も加味して比較した場合、プリンが圧倒的に優秀なのです。
プリンには100gあたり5.5gのたんぱく質が含まれています。ホットケーキの方が100gあたり7.7gと高いのですが、カロリーがプリンの倍を超えることから、食べるのであればプリンの方がおすすめです。
たんぱく質は体を作る大切な栄養素であることはいうまでもありません。特に栄養補給も兼ねる育ち盛りの子供のおやつに、プリンは最適なデザートなのです。
また、プリンは100gあたりカリウムを140mg、カルシウムを81mg含むほか、マグネシウムや鉄、亜鉛などのミネラル類も、少量ながらバランスよく含んでいます。ミネラルは体を作るだけでなく代謝にもかかわるため、食事で適度に補給することが欠かせません。
さらにプリンは、ミネラルと同じく代謝にかかわるビタミンB類もバランスよく含んでいます。体の代謝が落ちると疲労が抜けにくくなるので、プリンは大人にとっても栄養補給におすすめのデザートなのです。
プリンをカロリーオフして作るコツ
「プリンを作る時にさらにカロリーオフしたい!」という人もいることでしょう。そのような場合は、まずは甘味料から見直してみましょう。例えば砂糖をはちみつに変えるだけでもカロリーオフすることができます。
砂糖は100gあたり384kcalですが、はちみつは303kcalと低めなのです。しかも砂糖よりもはちみつの方が甘みが強いといわれ、砂糖と同じ甘さを出すのに1/3の量ですみます。砂糖を大さじ1杯入れている場合は、はちみつを小さじ1杯入れるとちょうどよいです。
トッピングを見直すことも忘れないでください。ホイップクリームは生クリームに砂糖を加えて作るため、乳脂肪分を中心にカロリーが、砂糖により糖質が高くなります。カラメルソースも砂糖を焦がして作るため、カロリーと糖質が高くなるのはいうまでもありません。
どうしても何かをトッピングとして添えたいなら、フルーツなどの自然の甘みがおすすめです。プリンとはまた違った甘味を感じることができるため、満足度が増す効果を期待できます。
また、プリンを作る時に牛乳を豆乳に変えるのもよいでしょう。牛乳のカロリーは100gあたり67kcalですが、豆乳は46kcalです。豆乳はカルシウムでは牛乳に劣るものの、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラル類だけでなく、たんぱく質量でもわずかながら上回ります。
豆乳には、大豆製品ならではのイソフラボンなどの成分が含まれている点も見逃せません。糖質も牛乳が100gあたり4.8gなのに対し、豆乳は2.9gです。カロリーオフと糖質カットの両立ができるので、手作りする時には試してみるとよいでしょう。
プリンを買う時には材料に注意!
スーパーやコンビニなどで売られているプリンでも、買いやすい一般的なプリンは総じてカロリーが低めです。しかし、同じスーパーやコンビニで売られているプリンでも高級志向のプリンや、ケーキや洋菓子の専門店で売られているプリンはカロリーが高くなります。
カロリーが上がる原因は材料です。高級志向のプリンの多くが、口当たりを滑らかにするためや味に深みを出すために、生クリームやチーズなどを加えています。当然のことながら、その分だけカロリーも上がることになるのです。
高級志向のプリンの中には、ショートケーキ並みにカロリーの高い商品もあるといいます。スーパーやコンビニなどでも、すべてのプリンが低カロリーではないことを忘れないようにしましょう。購入前に材料を確認したり、カロリーなどの成分表を見るようにすると安心です。
おわりに
基本的に、一般的なプリンは低カロリーで低糖質なデザートです。しかも栄養価も高いため、間食に取り入れても罪悪感が少なくてすみます。手作りならばさらにカロリーを落とすことができるので、ぜひ挑戦してみてください。きっと満足のいくひと時を演出してくれる、美味しいプリンができることでしょう!
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