話題の「台湾メロンパン」実は“香港パイナップルパン”?台北の人気店で食べてみたら・・・
台湾メロンパンではなく香港パイナップルパン?
日本で「台湾メロンパン」として知られるこのグルメ、現地の言葉では「菠蘿油」もしくは「菠蘿包」と表記します。ちなみに「菠蘿」という単語はメロンではなく、パイナップルという意味です。といっても、日本のメロンパンもメロンの味がするわけではないので、メロンパンと表記すること自体は問題がないのでは?と個人的には思います。
そして、このパンを販売するお店の看板やメニューには、香港から来たお店であることを示す「港式」という文字が入っていることが多いです。
台北・師大夜市の人気店「好好味冰火菠蘿油」
今回、台湾人の友人と共に訪れたのは、台北MRT台電大樓駅近くの師大夜市にある「好好味冰火菠蘿油(ハオハオウェイビンフオボーローヨウ)」というお店。筆者はオープンしたての午後2時過ぎに訪れたため、お客さんの姿はまばらでしたが、夜市がにぎわう時間帯は行列ができることも多くある人気店です。
一番人気の看板メニューは、あたたかいパンで冷たいバターを挟んだ「招牌冰火菠蘿油」です。バターに加え、チーズを挟んだものなどもあります。どのパンもドリンクとセットで購入すると5元引きとなります。
筆者はこの「招牌冰火菠蘿油」と「港式凍檸茶」(香港式アイスレモンティー)をセットで注文してみました。合計価格は80元(約310円)です。
カロリーの高さに罪悪感を覚えつつも期待以上のおいしさ!
実は筆者は、このパンを食べるのは今回が初めて。というのも「メロンパンに厚切りバターって重そうだし、カロリー高そう」と思って避けていたのです。日本ではやらなかったら、この先も食べる機会がなかったかも。
パンを持ち上げてちらっとめくってみても、バターがたっぷり・・・!
ドキドキしながらも、さっそくひとくちいただいてみます。メロンパンの部分は表面がサクッとしつつも中はやわらかく、そこにバターの風味がふわっと口いっぱいに広がります。温かいパンで冷たいバターを挟んでいるため、買った瞬間は冷たかったバターが食べすすめるうちに、とろ~りと溶け出していきます。
うん、これは期待以上のおいしさかも。重いかな?と思っていましたが、そんなことはなく、クリーミーで濃厚なバターが口いっぱいに広がる瞬間がたまらない!カロリーの高さに罪悪感を覚えつつも、そのおいしさから、あっという間にひとつ食べきってしまいました。
セットで購入したレモンティーは、レモンの酸味が爽やかでパンとの相性がバツグン。
ちなみに一緒に食べた台湾人の友人に「このパン日本で“台湾メロンパン”として流行ってるの、知ってる?」と聞いてみたところ、驚いた表情で「これ香港発祥だよ?」と言っていました。
「台湾メロンパン」という名称にはいろいろと思うところはあるものの、台湾で食べた「香港メロンパン(パイナップルパン?)」は、日本で人気が出るのも納得のおいしさでした!特に今回訪れた「好好味冰火菠蘿油」は、いつか台北に来られたときにぜひ寄っていただきたいお店です。
住所:台北市大安區龍泉街19-1號
営業時間:14:00~22:30
[All photos by Yui Imai]
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