必ず準備しておきたいペットのための防災グッズ
ペットのなかでも、一番頭数が多いと思われるのが、やはり犬と猫でしょうか。石器時代から人間の友人として暮らしてきた彼らは、今や家族という定位置にいます。災害大国日本では、避難するのもペットは一緒。だからこそ、準備しておきたいペット用防災グッズを紹介ます。
ペット用防災グッズ
ペットの防災グッズとして、最低でも以下のものは準備しておくようにしましょう。
餌と水
トイレシートやトイレ用砂と簡易トイレ
折りたたみ式ペットケージかクレート、キャリーケースなど
リード
迷子札
ペットの写真
タオルや毛布
薬
かかりつけ動物病院の診察券
餌や水、トイレシートなどは、最低でも5日間分ほど、可能であれば1週間分を準備をしておくと安心です。人の救援物資は2日~3日と言われていますが、ペットの救援物資は直ぐには手に入らないかもしれないからです。
餌と水
神経質なペットは、いつも食べているものしか食べなかったり、ストレスで全く食欲を無くしてしまったりします。できるだけいつもと同じものを与えることで、ストレスの軽減に繋がります。
ペットにミネラルウォーターはダメという話を、聞いたことはありませんか?緊急時などの、矢無負えない場合、少量のミネラルウォーターは特に大きな問題はありません。
ただし、大量のミネラルが、結石の原因になってしまうことがありますから、既にそうした病気を持っているペットには避けたほうが無難です。
一般的に天然水と表記された水であれば、ペットと人が分けて飲むことができます。ペット用天然水もありますから、紹介しておきましょう。
ペットの天然水 Vウォーター 2L×6本
愛犬、愛猫用のナチュラルミネラルウォーター。消費期限は2年~3年です。
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こうした餌や水を与えるための容器も、忘れず準備しておきましょう。折りたたみ式などがりますが、臭いを気にするペットもいます。事前に確認しておくことをおすすめします。
トイレシート、トイレ用砂と簡易トイレ
他の人やペットが、同じ場所に避難するのですから、一番気を付けたいのは臭いです。できるだけ臭いを軽減できるトイレシートやトイレ用砂が必須です。
デオシート しっかり超吸収 無香消臭タイプ レギュラー 112枚入
長時間の無香消臭タイプのトイレシートです。サイズは、レギュラー、ワイド、スーパーワイドがあります。
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ニャンとも清潔トイレ 猫砂 脱臭・抗菌シート 超快デオプレミアム 12枚
猫のトイレ用猫砂です。猫の排尿の強い臭いも脱臭でき、抗菌作用もあります。
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猫壱(necoichi) ポータブルケージとトイレのセット 猫の安心&快適を持ち運べる
猫用のケージとトイレがセットです。ケージの記事は撥水、防水加工が施されていて安心です。
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できれば、無香タイプの消臭スプレーや、臭いを漏らさないビニール袋なども一緒に準備しておくと良いかもしれません。
Lulu Fam ペット用消臭スプレー 400ml アルコール不使用 弱酸性(スプレー)
次亜塩素酸 200ppm pH5.5。アルコールが使われていない、ペットに優しい消臭スプレーです。
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Homery 防臭袋 300枚入り おむつが臭わない袋 ゴミ袋 SSサイズ 袋の口が大きい ペットのうんちが臭わない袋 赤ちゃん用 おむつ 生ゴミ処理袋 消臭袋 (横23cm×縦27cm)
介護医療で使われている、驚異のにおわないゴミ袋です。SSサイズですが、23㎝×27㎝と容量が大きいのが嬉しいポイントです。
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折りたたみ式ペットケージかクレート、キャリーケースなど
ペットが安心してくつろげる、専用の折りたたみゲージやクレートがあると便利です。犬の場合、ケージを嫌がらないよう、普段からハウスの練習をしておきましょう。不安が大きいペットには、上から毛布をかけて上げると、落ち着くことが多いです。
アイリスオーヤマ 折りたたみソフトケージ Sサイズ POSC-500A ブラウン
幅76㎝、奥行き51㎝、高さ48㎝、重さ3.4kgの、折りたたんで持ち運べる通気性の良いケージです。
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猫壱(necoichi) ポータブルケージ 黒
折りたためば直径30㎝、厚み10㎝と、かなりコンパクトになるケージです。
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避難させる時、小さなペットはキャリーケースがあると便利です。興奮したり驚いたりして、突然走りしてしまうことを防げます。
ペットの防災 避難 旅行用 キャリーバッグ ブラック
長時間背負っても疲れない、ペット用キャリーバッグです。ペットの体重の目安は、7kg。型崩れしないので、中のペットに負担が少ないのが特徴です。
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リード、迷子札、ペットの写真
ペットのリードは、普段使いのもの以外に防災グッズとして確保しておきましょう。いざという時、いつものリードを持ち出す余裕はないかもしれません。
お散歩をしてあげることで、ペットも少しは落ち着きます。リードは暗い道での視認性を考慮して、反射式のものがおすすめです。
Amazonベーシック リード 犬用 持ち手2個 パッド入り 1.8m ブラック
持ち手がパッド入りで持ちやすく、耐久性に優れたポリエステル製です。
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迷子札は、普段からつけておくようにしましょう。
災害時のストレスは、ペットも人と同じくらい、もしかしたらそれ以上に多大なものです。
何が理由か分からないまま、行方不明になってしまうペットも沢山います。必ず探し出すためには、マイクロチップか迷子札が有効です。
迷子札は、首輪にぶら下げるタイプより、首輪につ直接取り付けるタイプがおすすめです。途中で外れてしまう心配もなく、毛が絡まる面倒もありません。
犬 猫 迷子札 オーダー 首輪にワンタッチで取付できる 本革 名入れ 名前入 ネームタグ ドッグタグ
ぶらぶらしないので、玩具にしてしまったり、どこかに引っかかって無くなる心配がありません。
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ペットの写真を防災グッズに入れておくと、迷子になった時の手がかりになります。また、出会ったときに飼い主である証拠にもなりますから、数枚の画像を準備しておくと良いでしょう。
タオルや毛布
人のために配られた毛布を、ペットに使ってしまうのはどうかといったクレームが無いとも限りません。
ペットの防寒や、クレートの目隠しなどに、ペット用毛布があると重宝します。また、タオルは、人もペットも、何枚あっても良いものです。スペースに余裕があるのであれば、タオルは多めに準備しましょう。
薬や診察券
ペットがいつも服用している薬があるなら、それを直ぐ持ち出せる場所に保管しておきましょう。そして、避難する時は、必ず持って出られるように準備しておいてください。
普段から元気なペットでも、体調を崩すことがあります。かかりつけの動物病院があれば、診察券は財布の中などに入れて、いつも持ち歩くようにしましょう。
避難所に避難できない場合のペット用防災グッズ
ペットと一緒に暮らしている人にとって、ペットとはいえ家族です。一緒に避難をしたいですし、避難中も一緒にいたいと思うのは当然です。
一方で、元々犬や猫が嫌いだったり、アレルギーを持っていたりする人も避難所にはいます。また、自分のストレスを、人のペットにぶつけたり、ペットを連れた人に当たり散らしたりすることで、発散しようとする人も少数ですがいるかもしれません。
自治体のルールで、ペットは避難所に入れませんという事象も、少なくはないのが現実です。そんなとき、どうしたら良いのでしょうか?
まずは、日頃から地域のハザードマップを確認しておきましょう。ペットの収容も可能なのか、不可だった場合には、ペット用の避難場所を近くに設置してくれるのかなど、ペットと人の避難の方法を知っておくことが大切です。
ペットの防災グッズは、こうした詳細を知ったうえで準備しておく必要があります。
できれば、ペットを預かってもらえる親戚や友人を、まずは探しておきましょう。いざとなったとき、これほど心強いものはありません。
誰にもどこにも預けられないときは、どうしたら良いのでしょうか。同じ避難場所に、同じようにペットを連れて、避難してきている人がいるかと思います。
一人で悩むより、同じ境遇の人と話すことで、何かしらのアイデアが浮かんだり、自治体が動いてくれたりすることがあります。
避難所に入れない時も、ペットの防災グッズを準備しておくことで、数日は確実にしのげるはずです。大切な家族であるペットの防災グッズも、忘れずに用意してください。
おわりに
ペットの防災グッズを考えることは、家族の防災グッズを考えることであり、避難経路や避難場所の確認にも繋がります。ペットを飼うことについては、楽しさばかりではなく、責任もついて回ることを、日頃からしっかり意識しておきたいものです。
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