知っておきたい!花を楽しむためのよい花苗の選び方
花いっぱいの花壇を夢見てガーデニングを始めたばかりの人にとって、一番困ることがよい花苗の選び方ではないでしょうか?せっかくなら長くたくさんの花を咲かせてくれる花苗を選びたいものです。花壇を華やかにしてくれるよい花苗の選び方をご紹介します!
花苗の選び方はガーデニングの基本!
花がいっぱいに咲き誇った心癒される見ごたえのある花壇。花づくりを楽しむ人にとって、誰しもが夢に見る光景ではないでしょうか?そんな花いっぱいの花壇になるかどうかは花苗次第です。つまり花苗の選び方が後々の花壇の仕上がりに直結するのです。
花苗の選び方を知ることはガーデニングの基本中の基本といえます。誰もが夢見る美しい花が咲き乱れる花壇にするための、花苗の選び方のポイントを調査しました。
花苗の選び方1つで8割方が決まる
美しく花が咲き誇る理想の花壇づくりは、花苗の選び方1つに大きく左右されます。よい花苗さえ選べれば、花づくりは8割方成功したといわれるほど、花苗の選び方は重要なのです。
もし間違った花苗の選び方をしてしまったら、花壇づくりはよほどの技術がなければ理想どおりに仕上がらないといえます。花苗の選び方はそれだけ重要ということを意識しておきましょう。
育てやすい品種の花苗の選び方
ガーデニングを始めたばかりの初心者の人は、まだ花苗の選び方に慣れていないため、多少のことでは枯れないような丈夫な品種がおすすめです。花苗と一言でいっても花の品種ごとに特徴はさまざまで、たくさんの花を楽しむには育てやすさが重要になります。
初心者でも簡単に育てられる品種の特徴は、世話に特に難しいことがないのに自然に枝分かれして花をたくさんつけ、長期にわたって花を楽しめるだけでなく、病気にも強い品種であることです。では花苗の特徴はどうやって見極めればよいのでしょうか?
花苗には通常ラベルがついています。そのラベルの表には花の写真や花の品種が書かれ、裏面にはその品種についての情報が書かれているのです。ラベルに書かれている情報は、その苗が好む土質や環境のほか、耐寒性や耐暑性などさまざまです。
どの花苗にするかを決めるのに大切な情報がいくつも書かれているため、ラベルの裏まで必ずチェックしましょう。その情報の中に「花の数が多い」「花が長い期間咲く」「耐暑性(耐寒性)がある」などとある品種から始めてみれば、そうそう失敗もせずにすみます。
花苗の選び方のチェックポイント
花づくりは初めてという人でも育てやすい品種を見つけても、実は花苗にはその質に大きな差があります。そこで大切なのが花苗の選び方を知っているかどうかなのです。選び方にはいくつかのチェックポイントがあります。まとめたので見ていってみましょう。
大きな花苗よりコンパクトな花苗
花苗を購入する時にはすでに大きく育っている花苗よりも、コンパクトにまとまっていながら茎が太く、さらに多くの芽が出た株張りのよい物を選びましょう。特にヒョロヒョロと間延びした花苗は避けた方が無難です。
同じ品種でありながらひときわ大きくなってる花苗は、日照不足だけでなく肥料切れなどの原因が考えられるため、購入後に下葉が落ちて貧弱になったり、茎が折れてしまうこともあります。これからが成長期といわんばかりの元気な花苗を見極めることが大切です。
葉色は濃いかも大切なポイント
花苗の状態を見極めるためには、葉の状態のチェックもとても大切です。花苗全体の葉を見て、ピンとした張りのある、葉の色が鮮やかで濃い花苗を選びましょう。特に下葉は要チェックです。黄色く変色していたり、落ちてしまったりしている花苗は、根張りが悪い可能性があります。
花苗に限らず、植物にとって根はとても大切な部分です。根の張りが悪いと花に限らず植物の育ちは悪くなり、すぐに枯れてしまうことも珍しくありません。植物の健康にかかわる根がしっかりとした花苗を購入するためにも、葉のチェックは忘れないようにしましょう。
なお、花苗の選び方としては上級者向けといわれますが、よい花苗はほかの花苗の葉と比べて大きな葉をしていて、さらに大きさもそろっているとよりよいとされます。育苗中の環境がよかった証といわれているので、選び方の1つとして覚えておくとよいでしょう。
花芽もチェック
花苗は花が咲いている数の多さよりも、花芽の数の多さを基準に選ぶのがおすすめです。花芽の多い花苗は、咲き終わった後の花がらを摘んでいれば新しい花芽をどんどん出して、長く花を楽しむことができます。
ただし、花芽は多数つけているのにすべてが未開花の状態の花苗の場合は、花が開くことなく枯れてしまう可能性もあるというのです。そのため、いくつかは花を咲かせている花苗を選ぶ方がよいでしょう。
根張り具合のチェックの仕方
葉色も美しく、一見するとよさそうな花苗でも、根張りに問題があることがあります。そんな花苗を選んでしまわないために、葉の色とは別の方法で根張り具合をチェックしましょう。軽く花苗を振ってみて、ぐらつかなければ根張りがしっかりしています。
ただし注意したいこととして、花苗は通常ポット苗の状態で売られていますが、その下の穴から出ている根が茶色をしていた場合、その苗は根張りがよいのではなく、すでに根詰まりを起こしている苗です。すでに植え付け時期を逃しているので購入してはいけません。
病害虫もチェックしよう
花苗の葉の裏や根元に虫がいないかや、葉の形が変形したり斑点などの異常がないかもチェックしましょう。葉の裏につく害虫は花苗を弱らせるだけでなく、病気も媒介することがあります。根元の虫は茎や根を食害して、枯らしてしまう危険性があるのです。
葉の変形や斑点は病気の可能性が高く、植えたら花壇全体に病気を広げることになってしまいます。これらの異常が見られた花苗の近くの苗には、すでに虫や病気が移っていることも考えられるため、購入するのは避けた方が無難です。
花苗の選び方を覚えたら
花をいっぱいつけるよい花苗の選び方には、覚えておくべきチェックポイントがいくつもありました。これらを覚えたら、次はちょっと上級者向けのチェックポイントも覚えてみましょう。
花苗にも旬の時期があります。通常お店に花苗が並ぶのは、植え付けに適した時期です。しかし、時には初心者が管理するのに早すぎる時期から出回る物もあり、寒さ対策をしないと枯れてしまう場合もあります。逆に売れ残ったりして、植え付け時期を過ぎてしまうこともあるのです。
そのため花壇に植えたい花の旬の時期を調べておけば、植え付け時期にピッタリのタイミングで花苗を買うことができます。ガーデニングに慣れて花苗の選び方も覚えたら、これまでと違った花に挑戦してみるのもよいでしょう。
おわりに
お店にはたくさんの苗が並んでいますがどれも同じではありません。そんなたくさんの花苗の中から優れた苗を見つけ出す選び方を知れば、美しい花がいっぱい咲く花壇づくりも夢ではなくなります。優れた花苗の選び方を覚えて、ガーデニングを心ゆくまで楽しんでください!
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