罪悪感ゼロ!カロリーの低いお酒はこれ!おつまみにも要注意
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付き合いやパーティ、気晴らしなど、さまざまな場面で飲むお酒。せっかくなら気分よく美味しく飲みたいものです。そんな時に気になるのがカロリーではないでしょうか?カロリーの低いお酒はどれか、体への負担が少ない飲み方もご紹介します!
カロリーの低いお酒選びのポイントは?
お酒そのもののカロリーは基本的に低いものが多いといいます。しかし、「お酒を飲みすぎたのか太った」という経験のある人は多いのではないでしょうか?実はお酒といっても大きく分けて2つのタイプがあるのです。
お酒はカロリーは低いのに太りやすいタイプと、カロリーは高いのに太りにくいタイプに分かれるといいます。つまりカロリーが低いお酒だからといっても、その飲み方次第で摂取カロリー以上に太りやすくなってしまうのです。
本記事ではカロリーが低いお酒はどんなお酒かだけでなく、なぜカロリーが低いはずのお酒で太りやすくなることがあるのか、どの点に注意すれば体の負担も少なく楽しめるのかまでご紹介します!
主なお酒のカロリー
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お酒が含むアルコールのカロリーは、1gあたり約7kcalとされます。「ならばアルコール度数の低いお酒を選べばいい!」と思った人もいることでしょう。では主なお酒のカロリーとはどのくらいなのでしょうか?
日本食品標準成分表2015年版によると、日本酒の清酒は種類によって多少のばらつきがあるものの、100gあたり103~109kcalです。ビールになると淡色で40kcal、黒で46kcal、スタウトになると63kcalとやや上がります。
同様に発泡酒は一般的に45kcal、ワインは73~77kcal、焼酎は蒸留法によって差が出やすく、連続式蒸留法だと206kcal、単式蒸留法だと146kcalです。アルコール度数の高いウイスキーやブランデーなどは、240kcal前後になります。
アルコール度数の低いビールが、やはり一番カロリーの低いお酒であることは間違いないようです。「ならば安心してビールが飲める!」と思った人はちょっと待ってください。お酒はカロリーが低いのと太りにくいは同じではないのです。
飲む時のカロリーは低い?おすすめは蒸留酒!
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先ほどアルコール度数の高いウイスキーやブランデーなどは、カロリーも高いとご紹介しました。確かにウイスキーやブランデーは100gあたり237kcal、ウォッカは240kcalもあり、ビールの方がカロリーは低いです。
では1回に飲む量でみるとどうなるのでしょうか?ビールを飲む時、100ml前後で終わることはまずありません。お店で飲む時などはジョッキの大きさにも違いがあり、一概に何kcalといえないだけでなく、何杯も飲むため総カロリー量はかなり高くなります。
それに対して100gあたりのカロリーは高いものの、焼酎やブランデー、ウイスキーなどの蒸留酒を、ストレートで何杯も飲むことはそうそうありません。少量をお湯などで割って飲めば、結果としてビールを飲むよりも低いカロリーになるのです。
カロリーの低いお酒でも太る?
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ビールや日本酒、ワインなど、蒸留酒よりも低いカロリーのお酒には注意したい点がもう1つあります。それは糖質量です。蒸留酒の強みは、アルコールと水分しか含んでいないことがあげられます。
実はお酒を飲む時に、人の体は体内に入ってきたアルコールを分解するため、酵素をはじめとしたさまざまなエネルギーを消費しているのです。そのため一緒に糖質も摂ってしまうと糖質を分解する余裕がなく、体に脂肪として溜まりやすいといいます。
しかもその状態は翌日になっても続いているのです。食事で十分に酵素や代謝にかかわるビタミン類などを補給しないと、体の代謝を上げることができません。飲んだ翌日の最初の食事も重要なのです。
「それでもビールが飲みたい!」という人は、機能性ビールの中でも糖質が0(ゼロ)の物を選んでください。糖質が含まれていない分、体に負担が少なくてすみます。
もちろん蒸留酒を飲む時にも注意が必要です。例え蒸留酒そのものに糖質が入っていなくても、糖質の入った飲料などで割ってしまっては、蒸留酒を選ぶ意味がなくなってしまいます。無糖のハイボールやお茶類など、割るものにも注意が必要です。
また、よく「お酒はエンプティーカロリーだから大丈夫!」という人がいますが、この「エンプティーカロリー」とは「カロリーがない」という意味ではありません。「カロリーばかりで栄養がない」というのが正しい意味です。間違えないようにしましょう。
おすすめのおつまみは?
お酒のアルコール吸収を抑えるために、飲み始める前に乳製品を食べて胃に膜を張るのがおすすめです。糖質を含まない無糖ヨーグルトがよいでしょう。
飲み始めたら糖質の多いものは避け、代謝に必要なビタミン類やミネラル、良質なたんぱく質を豊富に含むものを摂るようにします。豆腐やキムチ、キノコやキュウリ、するめや海藻など、代謝を促すだけでなく肝臓の働きを助ける効果が期待できるものがおすすめです。
体の負担が少ないお酒の飲み方は?
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割ればカロリーが低いとはいえ、蒸留酒のアルコール分解には大量の水分が必要といわれます。またお酒には利尿作用もあるため、体は脱水状態になっていることが多いのです。そのため、水分は常に意識して摂るようにしましょう。
また、水割りよりはお湯割りの方がアルコールの分解がスムーズといわれます。飲むペースも落ち着くため、飲みすぎ防止にもおすすめです。おつまみを一緒に摂りながらゆっくり飲んで、ほろ酔い気分で抑えれば翌日にも残りにくくなります。
もし翌朝になってもお酒が残っていたら、代謝を助ける効果が期待できるマグネシウムなどのミネラル類を摂ってもよいでしょう。サプリメントもありますが、海藻や魚介類などがおすすめです。
おわりに
お酒のカロリーはそのもののカロリーで判断するのではなく、飲む量で比較して高いか低いか判断することが大切です。また、体の負担を軽くするためにも飲み方やおつまみの工夫も忘れないようにし、気持ちよくお酒を楽しんでください!
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