ソフトテニスの試合はどの位置から見るのが一番興奮するのか？

「テニスの試合」と聞くと皆さんはどのような映像を思い浮かべますか？おそらく9割くらいの人が、夜中にNHKとかで放送されているコートを縦に見たカメラからの映像だと思います。これは一般的に視聴者が試合中の流れを把握しやすいことが理由みたいですが、試合の臨場感といったテニス本来の魅力はあまり伝わりません。トップ選手が打つ200キロオーバーのサーブ、これ見る角度を変えて見ると本当にやばいくらい速いです。バドミントンや卓球も同じ縦画面ですが、選手同士の距離が離れており、ボールの展開があるテニスにおいては横からの映像の方が興奮すること間違いなしです。さらに同じテニスでも、ダブルスの試合が多いソフトテニスに関しては、私個人のこだわり位置があります。中1からソフトテニスを愛する私個人の見解からすると、試合は斜め45度くらいの角度で見るのが一番熱いと考えています。ソフトテニスの魅力は後衛と前衛の駆け引き。両後衛の激しい打ち合いの中、前衛がポーチに入って割っていく瞬間、相手前衛を交わすロブ展開など、ソフトテニスならではの魅力を一番感じるのがこの角度だと感じます。もっと言うと「左斜め45度」が個人的に一番好きです。硬式テニスとは異なりソフトテニスは後衛がゲームを作ります。試合の中で最も多い後衛同士の正クロス展開の状況において、最もボールのスピードが良く分かるのがこのアングルであり、両前衛のポジション取りなんかも見ていて面白い。これが逆クロス展開に変わった時も、ボールの流れが凄い立体的に見えます。そもそもソフトテニス自体が地上波でほとんど放送されない件については別の話ですが、ソフトテニスでもプロ選手として活動する方々が誕生し、徐々にテレビなどでも取り上げられる機会が増えて来ている今、取り上げるメディア側は、ソフトテニス特有のカットサーブばかり注目するのではなく、もっとソフトテニスの本来の試合中のボールのスピードや、試合展開などを映像として伝えて欲しいものです。

※画像はインターハイなど高校生たちの熱い戦いを中継してくれる神チャンネル「インハイtv」より。今年度は過去大会の試合を一日に50本近くアップしてくれる神対応を発揮。サッカーやバスケなど多くの試合映像が公開されていますが、最も多く再生されているのはテニスではなく「ソフトテニス」です！

（Written by 山岸悠也）