コロナ禍でキリンビール担当部長から役者に転身 山田直樹さんの稽古に密着
劇団☆新感線のこぐれ修さんが主催する「こぐれ発声教室」に先月入門なさった55歳の山田直樹さんがネット上で注目を集めています。
嬉々として稽古に励む山田さんについて、こぐれさんがFacebookに投稿なさったことから広がり、複数のメディアに取り上げられました。キリンビールの営業マンとして31年勤続し、年俸1000万円の担当部長でいらした山田直樹さんが早期退職制度を活用して、俳優に転職なさったというエピソードは、コロナ禍でネガティブなニュースが多い中、夢と希望を人々に与えたようです。
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シニアタレントを募集している事務所「キャストパワーネクスト」をインターネットで見つけてオーディションを通過して所属となった山田さんは、悪の手先のショッカー的な役から、東京消防庁の職員役まで幅広くご活躍です。
サザンオールスターズのトリビュートバンド「麻生恋次郎バンド」のボーカリストとして、20年間活躍してきた山田さんは、俳優としての発声を磨くために「こぐれ発声教室」に入門なさったそうです。
「舞台で通用する発声をなるべく早く学びたかったのです。コロナ禍で事務所のレッスンが休講となったので、怠けないように探しました。決め手は、良心的な価格と、こぐれさんの実績、人柄でしょうか」
と入門理由を山田さんは語ります。1時間2500円という相場の半分以下の授業料はたしかに良心的です。
「オペラ歌手、バレーボール選手、声優等、様々な方が正しい腹式呼吸を習得なさるために入門なさいます。歌う発声と話す発声は違いますから」
『蒲田行進曲』で知られる脚本家つかこうへいさんの作品から一人芝居を部分を抜粋して、山田さんは稽古に励んでいらっしゃいました。台詞はとても長くて、役者の方の記憶力はスゴいと筆者は思いました。記憶の秘訣をこぐれさんに尋ねたところ。
「記憶術があるとするなら、常に台詞の裏を読み込む事だと思います。つかさんの台詞は、どれだけ長くても1回自分のものにすると忘れたり、間違う事はないです。それは、つかさん自身が口立てで、役者の生理に合わせて台詞を作るからです。だから、役者にとっては非常に覚えやすいです。なので、台詞そのものを暗記すると言うより、情景を記憶して行く感じになります」
幼少期からお芝居が好きで子役を志願したものの、親御さんに反対された山田さん。親御さんの期待通りにサラリーマンになり、出世して、住宅ローンも完済し、息子さんも独立。理解ある奥様に支えられながら夢に邁進中です。(文/写真提供◎野島茂朗)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
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