そよ風を人工的に作る画期的な天井ファン『ビッグアスファンズ』

そよ風を人工的に作る画期的な天井ファン『ビッグアスファンズ』

エアコンと扇風機を組み合わせることによって夏場の冷房を弱くできる方法は最近の省エネの動きでおなじみです。しかし、扇風機やサーキュレーターの風は人工的です。一部だけが非常に強いため快適なエリアが非常に狭く、机の上などの書類が飛ばされてしまい快適ではありません。また、床に置かれた扇風機やサーキュレーターは非常に邪魔です。

自然な風を人工的に作る『ビッグアスファンズ』

『ビッグアスファンズ』(Big Ass Fans)は約7メートルの巨大なファンを非常に遅い回転数で駆動させる天井ファンです。羽根の数は従来のファンより多く、羽根の角度が非常に浅いです。このため、むらがない均一な風を下向きに発生させることができます。羽根の形状も騒音を抑えた仕組みで、音もほとんどありません。

エアコンの仕事は空気の湿度を取ること

従来のエアコンはとにかく空気中の温度を下げて涼しさを作っていましたが、『ビッグアスファンズ』と組み合わせると、部屋の湿度を下げる程度の運転で良くなります。湿度が下がった空気を『ビッグアスファンズ』のそよ風で皮膚に当てて、気化熱を奪い体感温度を下げて快適な環境を作りだします。

春や秋でも窓を開けるより快適

春や秋などは風を部屋に入れるために窓を全開にすることが多いです。しかし、いつでも心地よい風が吹き込むことはありません。風がまったくなかったり、強風で不快な場合もあります。この場合でも、換気扇で最低限の換気を行ったうえで『ビッグアスファンズ』で室内にそよ風を作り快適に過ごせます。

冬場も暖房効率が良くなります

冬の場合は、天井付近に暖かい空気が多くあります。これらの空気をゆっくりと送風することで暖かい空気を有効活用できます。このファンは夏限定ではなく一年中活用することが可能です。

さらに屋外でも

夏場の屋外は日陰でも非常に暑いです。テラスなどの屋根に『ビッグアスファンズ』を設置すればそよ風がいつでも吹いている快適な環境を作りだせます。今までのようにスポットクーラーなどを当てる無駄なことは不要になります。また、扇風機のように風が強すぎたり、一部の人だけが快適ということはありません。

夏の集客を狙うこともできます

幕張メッセやビッグサイトで行われる夏のエキスポは非常に暑いです。この時にブースの天井に『ビッグアスファンズ』を設置するとその下は快適です。下の動画は10月に行われた『航空宇宙展』でのカットですが、このファンの下は特別な冷房が入っていると勘違いするほど体感温度が低く感じました。夏場のイベントではこのファンを設置するだけで集客が得られるのではと感じます。

そよ風を人工的に作る画期的な天井ファン『ビッグアスファンズ』

『2012航空宇宙展』での展示ブースです。周りは暑いですが、出展者の『豊通マシナリー』のブースの下は涼しかったです。

その他特徴

静かさを強調しましたが、手元のコントローラーを最大にすると強風を作りだすことも可能です。工場などでシンナーや塗料などの有毒ガスや悪臭を素早く換気したい場合に役立ちます。また、設置は天井面だけなので、邪魔ではありません。単純な物に見えますが、羽根やギアボックス、コントローラーなどには航空技術が応用されており、静かで耐久性が高い構造です。

Big Ass Fans | ビッグアスファンズ

http://www.bigassfans.jp/

[動画]そよ風を人工的に作る『ビッグアスファン』
http://www.youtube.com/watch?v=d1ZBf9fvmnQ(YouTube)

※この記事はガジェ通ウェブライターの「寺平長由」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. そよ風を人工的に作る画期的な天井ファン『ビッグアスファンズ』
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。