パセリを残さず活用する5つの保存方法

パセリの束を買うと、思いのほか量が多くて、使いきれないということはありませんか?付け合わせや彩程度にしか利用することが少ないパセリですが、実は栄養豊富で残さず活用したい野菜の一つです。だからこそパセリを保存して、使い切る方法を5つ紹介します。
パセリの保存方法5つとそれぞれの活用法

紹介したいパセリの保存方法は、5つあります。簡単な冷蔵保存から、ペーストにする方法まで、好みや料理の嗜好によって分かれるところかと思います。
あなたのセンスで、保存したパセリの活用法を見つけるのも、楽しいかもしれません。これから紹介するパセリの保存方法を、ぜひ参考にしてください。
パセリを冷蔵庫で保存する方法とその活用法
一番簡単なパセリの保存方法です。直ぐに食べる予定があるときは、この保存方法が最適でしょう。
残ったパセリを、水をいれたコップに挿します。それを、ふんわりとビニール袋などで覆ってください。これは、パセリの乾燥を防ぐためです。
次に、これをそのまま冷蔵庫にいれて保管します。保管可能な期間は2週間程度が目安です。季節にもよりますので、使える状態であることは、しっかり確認してください。
水は腐敗を防ぐために、水道水を利用すると良いでしょう。また、1日に1回程度は、取り替えておくと安心です。
このまま葉先を付け合わせに活用することもできますが、おすすめは天ぷらです。一気に使えますし、癖のある野菜の天ぷらが好きな人には、堪らない美味しさです。
パセリを冷凍保存する方法とその活用法

パセリを冷凍する際は、細かく切ってから冷凍する方法と、大きなまま冷凍し、凍ったものを手で細かく砕く方法があります。出来上がりに大差はないので、好みでチョイスしてください。
まずは、パセリを洗いましょう。カールした葉先は、水の中で振り洗いがおすすめです。次に、葉先と茎に分けます。茎はスープを作るときなどに使えますから、一緒に冷凍しておくと便利です。
水分をしっかり取ったら、冷凍庫で凍らせます。この時、大きなまま凍らせるよりは、葉先を摘まんで小さくしたほうが、凍るのも早いのでおすすめです。ステンレス皿などに並べると、より時間短縮ができます。
凍ったパセリを、袋に入れたまま手で揉んでおきましょう。できた冷凍パセリは、スープの彩やパスタ、ソースなどにもそのまま活用することができます。
凍らせたパセリの保存期間は、1か月が目安です。保存する袋や瓶などに、保存した日付を書いておくことを、おすすめします。
パセリを乾燥保存する方法とその活用法

ドライパセリは、スーパーの香辛料コーナーでも売っていますが、自分で生から作った乾燥パセリの方が、香りも断然良いものが作れます。
洗ったパセリの水気を、しっかり拭き取ってください。葉先を摘みとり、耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、その上に重ならないように並べます。
電子レンジで3分から4分程度。様子をみながら乾燥具合を確かめましょう。まだ少し水分があるように感じても、冷ましている段階でしっかりドライになることがあります。
水分が抜けたパセリは、手もみで小さくしたら、食品用乾燥材と一緒に瓶や袋で保存します。保存期間は、おおむね1か月が目安です。
こちらもスープやパスタなど、活用方法は沢山あります。少し手間はかかりますが、ぜひ試してみてください。
パセリをオイル漬けにして保存する方法とその活用法
洗って水分をしっかり取ったパセリの葉先だけを利用します。葉先をみじん切りにし、オリーブオイルに漬けるだけです。保存期間は、冷蔵保存なら半年が目安です。
サラダのドレッシングに使ったり、料理の上からオリーブオイル同様に回しかけるだけでも、パセリの香りを楽しむことができます。
パセリの持つ豊富な栄養も一緒に余すところなく取れますから、ぜひチャレンジしてほしい保存方法の一つです。
パセリをペーストにして保存する方法とその活用法

パセリをペーストにするという、ちょっと手間のかかる方法ですが、フードプロセッサーを持っているなら簡単ですので、おすすめです。
まずはフードプロセッサーにパセリの葉先を入れます。そこに好みでニンニクや唐辛子、松の実、ナッツ類などを加え、オリーブオイルを少しずつ垂らしながらペーストを作りましょう。最後に塩コショウで味を整えます。
出来上がったパセリのペーストは、それだけをパンに塗っても美味しいですし、パスタソースとして使うのもおすすめです。
パセリをペースト状にした場合、加えた具材によりますが、おおよそ1か月から2か月程度の保存が可能です。
新鮮なパセリの選び方

パセリはハウス栽培ですから、1年中出回っています。でも、保存するなら、より新鮮なパセリを選びたいですよね。そこで、新鮮なパセリの見分け方を紹介します。
日本でパセリと言われているのは、ほとんどがカーリーパセリです。葉先や茎の緑色が濃く、鮮やかなものが新鮮な証拠です。中でも、葉がより細かく縮れているものが良いでしょう。茎の切断面が変色していないもの、選んでください。
使えない状態のパセリとは

生でも保存したパセリでも、次のような症状がみられたら、諦めて廃棄しましょう。
葉が萎えている
茎が黒ずんでいる
全体が変色している
枯れている
カビが生えている
異臭がする
ぬめりがある
糸を引いている
少しでも変だと感じたら、食べないよう注意してください。
終わりに
パセリは、その栄養価を考えても、もっと活用されて良い野菜ではないでしょうか。パセリ独特の香りも元気の元ですから、保存してできるだけ沢山のパセリを、無駄なく活用していきたいものです。

おすすめ記事

「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。