日経新聞が『WiiU』と『PS4』の比較記事を掲載 「WiiUはメモリ32Gと8GでPS4は8G!」
日経新聞が本日掲載した『PlayStation 4(以下、PS4)』関連の記事が面白かったので紹介したい。昨日ニューヨークで発表されたSCEの次世代機『PS4』だが、昨年末に発売された任天堂の新ハード『WiiU』との比較記事を掲載。これを見ると目を疑いたくなる個所がある。
比較内容は次の通り。
・CPU
PS4:米AMD製
WiiU:米IBM製・本体メモリー
PS4:8ギガ
WiiU:32ギガバイトと8ギガバイトの2種類・対応メディア
PS4:Blu-rayとDVD
WiiU:WiiUとWii専用光ディスク・交流機能
PS4:交流サイトでゲーム画像を投稿・共有
WiiU:WiiU利用者間でゲームの感想などを投稿・共有・価格
PS4:未定
WiiU:2万6250円
以上の様に比較が掲載されている。上記の比較をみてゲーム好きならすぐにおかしい場所がわかるはず。それは2項目目の「本体メモリー」の個所である。これのどこがおかしいのか。『PS4』の8ギガバイトはあっているのだが、『WiiU』の32ギガバイト、8ギガバイトの2種類と言う個所が間違っている。これは実は本体保存メモリーのことを指しており、ゲームやコンテンツを保存しておく容量。『iPhone』で言うところの32GB版、64GB版と言ったもの。一方、『PS4』の8ギガのメモリは一時的に領域を確保する領域。いわゆるゲーム機の性能にも関わってくるものなのである。このメモリは速度が速く多ければ多いほど有利となる。
『WiiU』のメモリは2ギガで、システムに1ギガ、ゲームに1ギガと割り当てている。『PS4』と比較すると少なく感じるかもしれないが、既存のゲーム機『Xbox 360(512MB)』や『PS3(256MB+256MB)』と比較すると4倍ものメモリを搭載している。
もしくはこの項目の「本体メモリー」という項目がそもそもが、保存領域という意味で書かれた物なのかもしれない。だとしても『PS4』の保存領域は現在不明なはず。どちらにせよこの比較は大きな誤解を生みそうである。日本を代表する経済紙がこれでは少し恥ずかしい……。
関連記事:本日発表された『プレイステーション 4』と『デュアルショック4』&『PlayStation4 Eye』の詳細情報
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。