フェンディ 2021-22年秋冬メンズコレクションをミラノにて発表











































1月16日(土)午後2時(イタリア現地時間)、フェンディ ミラノオフィスにて シルヴィア・フェンディによる2021-22年秋冬メンズコレクションが発表された。本コレクションでは 光、カラー、オプ・アートが織りなすゲームのイリュージョンの中で、オプティミズムの精神に満ちた冒険が繰り広げられる。
イタリアのアーティスト、ニコ・ヴァシェラーリが指揮した映画のようなシークエンスは、ノット・ウェイヴィングのダンストラック「ワット・イズ・ノーマル・トゥデイ・フィーチャリング・シルヴィア」に合わせてシーンを作る。360度鏡張りのトンネルに登場するモデル達はひとりの姿が無限に増殖し、そしてミュージック・ビデオのようにライトが脈動する天井からは戸口が吊り下げられ迷路を作り、色鮮やかなネオンカラーに発色。
クラシックなメンズウェアにフェンディらしい遊び心やひねりを効かせた作品が、ひとつずつ暗闇からフルテクニカラーの空間へと登場する。表現されるのは、色彩と光への賞賛と、シュールな時代における連帯と絆という普遍的なメッセージ。宝石のようなエメラルド、バーミリオン、サフラン、オレンジ、フューシャ、コバルト、ペリウィンクルに対してブラック、キャメル、チャコールとカラーブロックを形作り、裏地、インレイ、スラッシュシームが、対照的なテキスチャーとカラーでコントラストを強める。
コレクション全体を通して、リバーシブルワークウェアやゆったりしたアウターウェアにおいて、多機能性とフォルムが巧みに両立している。カシミアフランネル、サテン、ストライプのファーや、シャーリングのベルト付きオーバーコートとトレンチコートは ペニョワールのくつろぎ感覚に満ち、パイピングを施したパジャマのヘムラインは、インドアとアウトドアのコンセプトを融合している。ショールカラーのラウンジコートからプルオーバー、シャツジャケット、バミューダパンツに至るまで、あらゆるシルク ジャガードをダイアゴナルキルトがふくらませて、コクーンのような心地よさを贅沢に表現し、インサイドアウト仕立てによってパッド入りのFFロゴの裏地が表に施されている。「ニューノーマル」を風変わりかつ魅力的に解釈し、伝統的なリブ編みやケーブル編みのロングジョン、カーディガンスカーフ、ミトンカフ、ラップ「スリーブ」ネックセーターとして生まれ変わらせた。
ロンドンのアンダーグラウンドシーンのアイコンとして多彩な分野で活躍するアーティスト兼パフォーマー、ノエル・フィールディングが、本コレクションのために一連のサイケデリックなアートワークを提供し、「FENDI」のロゴを抽象化し、色とりどりの意識の流れを表現した落書き風アートを通じて、今シーズンのコズミックスピリットを強調。 夢のような物語から顔や生き物が現れ、アール・ブリュット的な狂気の瞬間で、コレクションのシンプルなシルエットを引き立たせる。フィールディングの常軌を逸したポップな感性は、英国人アーティストのジョン・ブース、ヘイ・レイリー、スー・ティリーなど、これまでシルヴィア・フェンディがコラボレーションを行ってきた遊び心溢れるアーティストセレクションの最新形となる。
フェンディ2021-22年秋冬メンズアクセサリーコレクションは、今シーズンの鮮やかな色使いを存分に楽しんでいる。レザー、マットサテンなどに全面的に処理を施してディップ効果を出した「バゲット」や、フラットショッパーバッグが登場する他 バックパックや、クロスボディポーチには、FFロゴが刻印されたストライプモノグラムレザーを使われている。ファンシーレザーでは、「バゲット」が大きめのサッチェルやストラップカードホルダーとして登場する他、ノエル・フィールディングのグラフィックアートが、「ピーカブー」やFFバックルトートを飾る。格調高いクラシックな アイテムとしてシャーリングのFFロゴスリッパとスリッポン、そしてバックル付きサボが登場し、ジップアップ式のキルト「スパッツ」 アンクルブーツや、「フェンディ フォース ライト」ラグソールコンバットブーツと同様に、コレクションのインドアとアウトドアを融合させる着想に沿っている。


サウンドトラック解説
フェンディは、2021-22年秋冬メンズコレクションにおいて、ノット・ウェイヴィングこと、イタリアのエレクトロニックミュージシャン、アレッシオ・ナタリジアが作曲したオリジナルサウンドトラック「ワット・イズ・ノーマル・トゥデイ・フィーチャリング・シルヴィア」を発表した。「エモーショナルでありながら非常にオプティミスティックなこのトラックは、エレガンス、充満した美、イタロ・デトロイトのクロマティックス、破壊的な現実逃避の交差点で、予期しないものが 穏やかになるカタルシス的なダンスポップのオデッセイです」とナタリジアは語る。「サウンドデザインとモダンダンス ミュージックを融合させたこの作品は、シンセパッド、レイヴスタッブ、宇宙な直観、変動するベースラインと、幻想的なドラムマシンをミックスしています」。シルヴィア・フェンディによるボイスオーバーの語りが、時空と時間の直接的なつながりを開き 視聴者にフェンディ哲学が本質的に有する「オプティミズム(楽観主義)」について考えるよう呼びかける。ノット・ ウェイヴィングは、カテリーナ・バルビエリ、アレッサンドロ・コルティーニ、ドナート・ドジー、ロレンツォ・センニの後に続く、イタリアのエレクトロニック・ミュージックシーンをプロモートするフェンディの最新のコラボレーションとなる。


ノット・ウェイヴィングについて
ノット・ウェイヴィングは、ロンドン拠点のイタリアのミュージシャンで、NTSラジオでレギュラーを務めるアレッシオ・ナタリジア のソロプロジェクト。2013年に薄暗いムードのリモートビューイングにインスパイアされたデビュー作「アンヴェルト」を発表して以来、荘厳な世界観の「リダクテッド」や夢想的なムードの実験的作品「ヒューマン・ケイパビリティーズ」(2014)、神経学者のオリバー・サックス、社会哲学者のB・Fスキナー、ロシアの生理学者のイワン・パブロフからインスピレーションを受けたアルバム「ヴォイス」 (2015)をリリース。高評価を得たアルバム「アニマルズ」 (2016)と「グッド・ラック」(2017)は、ダイアゴナル・レコーズよりリリース。ロンドンでレーベル、エクスタティック・レコーディングスを運営し、ロンドン、ストックホルム、バンコクで上演された世界で最も激しいアート・シアター体験の1つ「ザ・ウォルドーフ・プロジェクト」のシンセ・環境サウンドトラック「フューチュロ」 (2019)を同レーベルからリリース。「ムタジオーネ イタリアン・エレクトロニック&ニュー・ウェイブ・アンダーグラウンド 1980-1988」のキュレーターも務める。


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TEL. 03 3514 6187 URL. www.fendi.com

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