[お雑煮レシピ]食生活が偏りがちなお正月に!野菜たっぷり雑煮
お正月はごちそうをたくさん食べすぎて、野菜不足を感じている人もいるのでは?そこで、料理研究家の高橋千帆さんに、野菜をたっぷりとおいしく食べられる、和風と洋風のお雑煮のレシピを教えていただきます。
<和風>たっぷり野菜と鶏肉の具だくさんお雑煮
お汁は北海道風の醤油仕立て。シンプルですが野菜たっぷり、大満足なお雑煮です。
材料(2人分)
にんじん:1/2本(50g)
ごぼう:中1/6本(30g)
小松菜:3株(70g)
たけのこ(水煮):50g
椎茸(軸を取ったもの):2本(30g)
三つ葉:1/5袋(10g)
鶏もも肉:120g
だし(濃いめ):500~600ml
角餅:2個
酒:小さじ1
みりん:小さじ2
醤油:大さじ2強
塩:小さじ1/2
作り方
鶏肉は一口大に切る。にんじんは薄いイチョウ切りにする。ごぼうは洗って泥をおとし、千切りにする。
小松菜(*1)、たけのこの水煮(*2)は下茹でし、お好み長さ、形に切る。三つ葉は3cm幅に切る。
おいしく作るポイント
*1 塩を入れたお湯に茎から入れ、根元に少し硬さを感じるくらいまで40~50秒ほど茹で、冷水にとり冷まします。
*2 たけのこの水煮は、沸騰した湯で10分ほど下茹でします。そうすることで水煮の独特な(酸味のような)匂いがやわらぎます。
鍋にだし、鶏肉、酒を入れ、中火にかける。沸騰してあくが出てきたらすくいとる。
3ににんじん、ごぼう、たけのこ、椎茸を入れ、さらにみりん、醤油、塩を入れ野菜がやわらかくなるまで煮る。お好みで塩や醤油などで味を整える(分量外)。
角餅を焼く。
魚焼きグリル、トースターなどでOK。焼き加減を見ながら時間を調整してください。
器に4を入れ、餅、小松菜、三つ葉を盛り付ける(盛り付け例は下の写真を参照)。
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餅には味がついていないので、汁は少し濃いめに仕上げるとおいしく食べられます。
<洋風>白い野菜のポタージュ雑煮 舞茸添え
寒い冬にぴったりな、野菜たっぷりの体が温まるお雑煮。子どもも食べやすいポタージュ味です。
材料(2人分)
じゃがいも:中1個(135g)
ネギ:1本(60g)
タマネギ:中1/4個(70g)
舞茸:30g(2等分にしておく)
ソーセージ:大1本(25g)
角餅:2個
塩(炒め用):ひとつまみ
オリーブオイル:大さじ1
水:400ml
バター:10g
野菜ブイヨンの素:大さじ1弱
使用する野菜ブイヨンの素の表示を参考に、水400~500ml分の量を目安としてください。
牛乳:100ml
塩・こしょう:お好みで
パセリ:適宜
作り方
じゃがいもは洗って芽を取り、皮をむく。1cm幅にスライスして蒸し器に入れ、強火で約5分蒸す。
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電子レンジの場合、濡らしたキッチンペーパーに包んでラップを巻き、600Wで4分ほど加熱します。じゃがいもがやわらかくなればOK。
ネギとタマネギはみじん切りにする。ソーセージは一口大に切っておく。
鍋にオリーブオイル、ネギ、タマネギと塩を入れ、中火でタマネギが透き通るまで炒める。
3に水とソーセージ、じゃがいもを加え、蓋をして弱火~中火で15分蒸し煮にする。
角餅を焼く。
魚焼きグリル、トースターなどでOK。焼き加減を見ながら時間を調整してください。
おいしく作るポイント
焼いた餅のほか、やわらかくトロリとした餅も合います。お好みで、スープに入れてトロトロに煮込んで食べるのがお勧めです!
フライパンにバターを入れ中火にかけ、溶けたら、舞茸を上下裏返しながら焼く(焼いた後のフライパンに残ったバターは、後で使うため、捨てずにとっておく)。
4に野菜ブイヨンの素、牛乳を入れて混ぜ、煮立たせないよう温め、塩・こしょうで味を調える。
器に、7、餅、舞茸を盛りつけ、6のバターをかける。お好みでパセリを散らす(盛り付け例は下の写真を参照)。
おいしく作るポイント
仕上げに舞茸を焼いた後のバターをかけることで、スープにコクがプラスされ、さらにおいしくなります。
最後に
野菜をたくさん食べられる和風と洋風のお雑煮をぜひ作ってみてください。
高橋千帆/Chiho Takahashi
料理研究家/ベジタブル&フルーツアドバイザー
1980年、北海道生まれ。二女の母。調理、菓子の学校を卒業し、ベーカリー、パティスリーなど、さまざまな経験を重ねる。2007年より、インターネット販売、店舗PR用の菓子製作など、菓子を中心とした活動に従事。その後、出産、子育てを経て、菓子、料理に関わる活動を再スタート。現在は、料理家たかはしよしこ氏の「エジプト塩」スタッフとしても活躍。また企業のフードスタイリング他、食事の講座を主催しながら、家庭でも簡単に美味しく作れる「身体と心が喜ぶ料理」を研究している。
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最終更新:2024.05.19
文・写真:高橋千帆
監修:高橋千帆、カゴメ
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