日立ソリューションズがAPI提供を始めた「what3words」とは?

株式会社日立ソリューションズ(以下、日立ソリューションズ)は、ロンドンに本社を置くwhat3words Limited(以下、what3words社)と販売代理店契約を締結。位置情報サービス「what3words」のAPI(アプリケーションインターフェース)提供を開始している。

3単語で全世界の場所を表すユニークなサービス

「what3words」は、その名の通り「3単語」であらゆる場所を表す位置情報サービス。同サービスでは、世界中の場所が3メートル四方に区切られ、それぞれに3つの単語が割り当てられている。たとえば、what3words社のロンドン本社の位置は「こくさい」「ていか」「かざす」といった具合だ。

「what3words」のメリットとして挙げられるのは、住所で示せない場所の特定が可能になること。3つの単語はいずれも平易なもので、音声入力との親和性の高さもセールスポイントといえる。

なお、サービス自体は日本語を含む多言語に対応。使い勝手を試したい方は、Google PlayもしくはApp Storeからスマートフォンアプリをインストールしてみよう。

「場所」に関する既存サービスをサポート

日立ソリューションズが提供を開始したのは、GPSなどで取得した座標データ(緯度・経度)と3単語を相互変換するAPI。「場所」に関する既存サービスに対して、3単語で場所を示す機能を追加できるようになる。

現在は、物流などのさまざまな分野で、座標データや住所が位置情報として用いられている。しかし、座標データは数値を少し間違えただけで別の場所になってしまう。また、住所だけでは場所を特定できないこともある。

日立ソリューションズが提供するAPIは、このような課題に対する有効な解決策のひとつになりそうだ。

PR TIMES

(文・早川あさひ)

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 日立ソリューションズがAPI提供を始めた「what3words」とは?
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。