魚を単体で識別できる魚群探知機「AquaMagic」がバージョンアップ

株式会社AquaFusion(以下、AquaFusion)は、高性能魚群探知機「AquaMagic」のバージョンアップを実施。新たに「密度測定機能」「魚体長測定機能」がオプション機能として追加されている。
独自技術「FINE Technology」を搭載した高性能魚群探知機

従来の魚群探知機の場合、一度超音波を送信したら、反射波が戻ってくるまで次の超音波は送信できなかったという。水中での超音波伝搬速度は秒速約1,500m。たとえば海底深度750mの場合、超音波を送信できるのは1秒間に1回だ。
それに対して独自技術「FINE Technology」を搭載した「AquaMagic」では、深度に関係なく1秒間に40回以上の超音波送信を行える。
利用可能になった2つの新機能とは?

「密度測定機能」
今回のバージョンアップによって利用可能となった「密度測定機能」では、深度ごとの魚の密度(1立方メートルあたりの魚の数)をグラフで表示。どの深さに魚がどれだけいるかを正確に把握できるようになった。そして「魚体長測定機能」は、それぞれの魚のサイズをグラフで表示するものとなっている。
「AquaMagic」は、漁業やフィッシング用の魚群探知機としてはもちろん、資源調査用の計量魚群探知機としての使用も想定。同製品の詳細は、Webサイトでチェックできる。
AquaFusionは今回、資源調査対応の解析ソフト「MagicView」もリリースした。同ソフトでは、「AquaMagic」が取得したデータを用いて、資源評価に必要なデータを作成できるとのことだ。
(文・早川あさひ)

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