時計の寿命は一生モノ?壊れた場合の正しい捨て方は?

時計の寿命は一生モノ?壊れた場合の正しい捨て方は?

時計というと高価な物になれば一生使えると思われていますが、果たして本当にそうなのでしょうか?答えはどんな高級時計であっても寿命はあります。では時計が壊れたときの捨て方にはどのような決まりがあるのでしょうか?詳しく調査してみました。

時計の寿命の目安は?捨て方にも決まりはあるの?

「高級時計は一生モノ」とよく言われますが、寿命のない時計はありません。では時計の寿命の目安とはどのくらいなのでしょうか?特にファッションとしてもいまだに根強い人気のある腕時計は、値段も高いだけにさぞ長持ちするはずと思う方も多いことでしょう。

 

そこで本記事では時計の中でも特に腕時計の寿命はどのくらいなのか、腕時計をはじめ壊れた時計はどのような捨て方をしたらよいのかを調査してみました。高級腕時計に興味のある方や、時計の捨て方はどうしたらよいのか知りたいという方は必見です!

 

 

時計の寿命

時計の中でも腕時計は、一生モノとして使いたいという方が多い時計です。高級時計にもなれば車が買えるような高価な物もあるだけに、値段相応の寿命があると思うかもしれません。では高級時計の寿命の目安とはどのくらいなのか、確認してみましょう。

 

高級時計でも寿命がある

どれだけ高い高級時計でも、機械である以上は寿命があります。確かに電池で動く時計は、止まってしまったとしても単に電池が切れただけ、ということもあるでしょう。

 

しかし部品の故障が原因であれば話は別です。特に心臓部の部品の故障は、基本的に諦めるしかないといいます。つまり時計の心臓部に当たる機構の耐久性が、その時計の寿命を決めるといえるのです。

 

構造で時計の寿命は変わる

時計には動くための仕組みの違いによって、いくつか種類があります。大きく分けると、クォーツ式、機械式、ソーラー式の3つです。それぞれ構造に特徴があり、寿命も異なります。ではそれぞれの寿命の目安はどのくらいなのでしょうか?

 

クォーツ式は多くの高級時計で使われている構造です。電子回路を電池で動かす構造で、日常で使うのにも適しています。しかし寿命の目安となると意外と短く、最長で10年が限界とまで言われているのです。ただし定期的なオーバーホールで寿命を延ばすこともできます。

 

機械式はゼンマイをまき上げて動力を確保する構造で、その歴史の長さから寿命が長めの時計です。寿命の目安は30~50年で、メンテナンス次第で寿命も伸ばせます。ただし部品の経年劣化は避けられず、メンテナンスでも交換パーツが増えていくのが欠点です。

 

ソーラー式はその名前の通りに、太陽光をエネルギーに変えて動いています。一見太陽の光さえ当ててあげれば、寿命は最も長いと考えがちです。しかし時計を動かしているのはクォーツ式同様に電子回路のため、寿命は10年ほどとそこまで長くはありません。

 

メンテナンスも寿命に影響する

時計はメンテナンスをどれだけするかでも寿命が変わります。先にご紹介した寿命は、あくまできちんとメンテナンスをしていた場合です。寿命が長めの機械式時計でもその構造は非常に繊細なため、定期的にオーバーホールをしていないと部品の摩耗が進んでしまいます。

 

高級時計であっても使用するたびに汚れを拭き取るなどのセルフメンテナンスや、数年に1回はプロの手でオーバーホールをしてもらうことが大切です。特にオーバーホールは部品の摩耗や異常の発見などに欠かせません。購入時にメンテナンス計画を立てておくと安心です。

 

 

時計の捨て方は何ゴミが正しい?

「修理するよりも買い替える方が安い」「すでに寿命で修理もできない」となったら、時計の種類にあわせた捨て方をする必要があります。クォーツ式のように電池の入っている時計は、必ず先に電池を取り外してから捨ててください。

 

では時計は何ゴミとしての捨て方が正しいのでしょうか?自治体によっても異なるので、ホームページなどで確認することが大切です。一般的には不燃ごみとして扱われることが多く、置き時計や腕時計、掛け時計も出すことができます。

 

ただし注意したいのは、大型の掛け時計や置き時計、振り子時計といった時計です。多くの自治体では長さが30cmを超える物は、粗大ごみとして分類しています。そのため自治体に処分手数料を支払う必要があるのです。

 

粗大ごみの場合の捨て方は、粗大ごみ受付センターに回収を依頼するか、クリーンセンターに直接持ち込むことになります。家から運び出すことができるのであれば、クリーンセンターに直接持ち込む方が、安い経費ですむことが多いです。

 

もう1つ注意したいことは、自治体が小型家電リサイクル法を取り入れているかも確認しましょう。小型家電リサイクル法に従った捨て方をするよう決められている場合は、市役所などの公共施設や家電量販店に設置されている「小型家電回収ボックス」に入れてください。

 

捨て方としては手数料もかからず、いつでも回収ボックスに入れればよいだけです。近くにないと面倒に感じますが、手軽に処分できるだけでなく、資源の有効活用もできる環境に優しい捨て方といえます。

 

 

自治体以外での時計の捨て方は?

時計以外にも不用品が多くある場合には、不用品回収業者に頼む方法もあります。もちろん大型の時計をすぐに処分したいという方にも向く捨て方です。時計によっては買い取ってもらえる可能性もあるので、回収業者に相談してみるのもよいでしょう。

 

ただし、中には荷物を積み込んでから追加料金を請求したり、不法投棄で処分する悪徳業者もいます。被害にあわないためには、産業廃棄物収集運搬許可や古物商許可を持っているか、実績がある業者か、口コミも確認してから依頼すると安心です。

 

 

時計を買い取りで処分するには?

「まだ寿命ではないけれど時計を変えたい」という場合には、ただ捨てるのはもったいないです。買い取ってもらえるのであれば、それに越したことはありません。しかし使えれば必ず売れるというものでもないのです。買取で処分しやすい時計の傾向をご紹介します。

 

買い取り対象になりやすい時計

基本的に買い取ってもらえる時計は、メーカーでも有名な物や、人気の高いブランドの高級時計です。ロレックスやオメガのようなブランドメーカーのものなら、人気も安定していて骨董品としての価値も見込めるため、買い取ってもらえる可能性が高くなります。

 

ただし国内メーカーの物となると、故障や傷がないなど状態がよいだけでなく、付属品も全てそろっているなど、査定条件が厳しくなる傾向がみられるようです。そのため思ったような値段がつかない可能性が高いと言えるでしょう。

 

買い取りを有利にするには?

ロレックスやオメガ、カルティエ、ブルガリ、シャネル、タグ・ホイヤー、グランドセイコーといった高級時計は、単なるファッションとしてだけでなく、貴金属感覚で身に付ける方が多いブランドです。そのためあらかじめこれらのブランドの腕時計を購入するのもよいでしょう。

 

さらに適正に査定してもらうためにも、買い取り先は腕時計専門の業者を選ぶのがおすすめです。知識が豊富な専門家によるキチンとした査定で、価値を正確に見極めてくれます。価格は業者によって基準が異なるため、複数の業者で査定を受けるとよいでしょう。

 

そしてそんな専門家相手により高値で買い取ってもらうには、事前の細かいチェックも重要です。一番よいのは査定を受ける前にオーバーホールに出してください。さらに購入時の箱や保証書、取扱説明書など、付属品も全てそろえて査定に出すとより価値が上がります。

 

 

おわりに

スマートフォンなど時間を簡単に確認できるツールは増えましたが、時計は部屋のインテリアとしても、ファッションとして身に着けても映えるツールとして人気です。いずれは寿命を迎えてしまいますが、その時は正しい捨て方で最後まで責任をもって扱うようにしてください!

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