“おうち時間”の増加でプレミアムビールの売上が好調 約7割が「家でもいいものを選ぶようになった」

何かと自宅や近場で過ごすことが多くなった2020年。外に出て消費する機会が減った反面、“おうち時間”の充実に意識を向けた人も多いのではないでしょうか。

家飲み需要の影響で好調のビール市場では、「メリハリ消費」の意識が高まったことで、お酒の選び方にも変化が見られているようです。

プレミアムビールで家飲みを充実

サントリービールが20~59歳の男女1000人を対象に実施した調査によると、7割以上が1年前と比べて自宅で過ごす時間が「増えた(74.5%)」と回答。

“おうち時間”が増えたことにより、自宅でプレミアムビールを飲用する回数も増加傾向に。1年前と比較したところ、約半数が「増えた(49.8%)」と回答し、「減った(4.4%)」を大きく上回りました。

「自分へのご褒美だから(47.5%)」、「家飲みを充実させたいから(41.7%)」といった理由から、外でお酒を飲む機会が減っている中、家飲みを充実させるお酒としてプレミアムビールが選ばれていることが分かります。

“いいもの”志向がより顕著に

実際のところ、サントリービールが展開する「ザ・プレミアム・モルツ」のブランド(缶)計は、10月に実施された酒税改正によるビール減税を追い風に、10月単月の販売数量が対前年19%増と伸長。中でも、「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」(缶)は対前年32%増と好調ぶりを発揮しています。

先の調査で2019年10月の消費増税による消費意識の変化について聞いたところ、増税以前と比べて「買うものによってお金をかけるかかけないか考えるようになった(31.7%)」、「ちゃんと値段に見合うものを選ぶようになった(31.7%)」という回答が最多に。

また、在宅勤務やテレワークなどの影響により外でお酒を飲む機会が減ったと回答した人に、自宅でのお酒の選び方について質問したところ、「家でもいいものを選ぶようになった(68.5%)」と回答した人が7割近くにのぼっています。

サントリービールは、増税後に高まった「メリハリ消費」の意識が、新型コロナウイルス感染症の影響や働き方改革による生活の変化でさらに強まり、家飲みでのお酒の“いいもの”志向がより顕著になっていると分析しています。

直前に迫ったクリスマスや年末年始も、家飲みを充実させるプレミアムビールに手を伸ばす人が多そうです。

<調査出典「サントリープレミアムビールレポート2020」より>
・調査対象:プレミアムビールを月2、3回以上自宅で飲用している20~59歳の男女1000人(男性628人、女性372人)
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2020年7月23日(木)~7月24日(金)

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