ローストビーフ定番レシピ&タマネギソース!フライパンでできる
クリスマスやお正月などに食卓を彩るローストビーフ。作るのが難しいというイメージがあるかもしれません。そこで、テレビやラジオ、雑誌をはじめ、健康を支えるプログラムの開発まで、幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に、フライパンひとつでできる、簡単でおいしいローストビーフとソースレシピを教えていただきます。
フライパンで作るローストビーフ タマネギソース
フライパンひとつで本格的ローストビーフを!そんなローストビーフによく合う、手軽なのにコク深いタマネギソースを添えていただきます。
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牛もも肉は、できるだけ厚みがある長方形のものを選びましょう。焼きやすく、生焼けや火の通り過ぎを防ぐことができます。
材料(2~3人分)
<ローストビーフ>
牛もも肉(ブロック):400g
塩:小さじ1/2
黒こしょう:少々
オリーブオイル(肉にまぶす用):小さじ1
オリーブオイル(焼き付け用):小さじ2
<タマネギソース>
タマネギ(皮をむいておく):1/2個(100g)
酢:大さじ1
砂糖:小さじ2
酒:大さじ1
醤油:大さじ1
水:大さじ3
クレソン:適宜
作り方
牛肉に塩、黒こしょうをふり、オリーブオイルをまぶし、そのまま常温に30分程度おく。
おいしく作るコツ
・牛肉は必ず常温に戻してから焼きます。冷たいままだと、中心まで均一に火が通らないことがあります。
フライパンに油をひいて中火で熱し、牛肉を入れ、すべての面(6面)を、肉を回転させながら30秒ずつ焼く。小さい面は不安定なのでトングなどで押さえながら焼く。
火加減を弱火にし、4つの大きい面をさらに30秒ずつ焼く。回転させながら8分焼き、一度火を止めて火の通り加減を確かめる。下の写真のように肉の中心部分にフォークを刺して10秒経ったら引き抜き、手の甲にフォークを当てて温かくなっていればOK。
肉が冷たいと感じたら
火加減を中火にし、4面を30秒ずつ回転させながら3分焼きます。焼き増しした後、工程4に進みます。
最後は強火にし、すべての面を10秒ずつ焼いて表面の温度を上げる。取り出してすぐにアルミホイルで包み、ガスコンロの近くなど室内の温かいところに約20分おき、余熱で火を通す。
おいしく作るコツ
アルミホイルで包むことで、中心まで均一なピンク色に仕上がります。
<タマネギソース>
タマネギはすりおろす。
肉を焼いたフライパンの焼き油をふきとり(うま味が残っているため洗わない)、酢、砂糖を入れて火にかけ、水分を飛ばす(煮詰め具合は下の写真を参照)。煮詰まったらタマネギを加え、混ぜながら煮立たせる。酒、醤油、水、4のアルミホイルにたまった肉汁を加え、混ぜながら30秒煮てでき上がり。
肉を切り、6のソースをかけ、クレソンを添える。
最後に
フライパンでできる簡単ローストビーフを、タマネギソースで味わってください。
小島美和子/Miwako Oshima
管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者
女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、 有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
ホームページ/オフィシャルブログ /FB
[タマネギ]保存方法の冷凍&冷蔵&常温の使い分け、切り方など
特有の辛みやにおいのある、タマネギ。そんなタマネギに含まれる「ケルセチン」は、ポリフェノールの一種です。炒めたタマネギは、うま味成分であるグルタミン酸を含んでおり、料理をいっそうおいしくする薬味としても効果を発揮します。
最終更新:2023.01.05
文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ
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