「キュンキュンしてまう」「幸せにしやがれ」 幼馴染メガネ男子に「何でも言う事聞くから」と言ってしまった女子のマンガが思春期の甘さ
「何でも言う事聞く」という言葉は、軽率に口にしてはいけないナンバー1フレーズだと思われるのですが、Twitterやpixivなどで活動しているたけみつさん(@take_samurai1)のマンガ『なんでも言う事を聞く女の子のお話』では、幼馴染に対して女子高生がその言葉をつい言ってしまって……というストーリーになっています。
なんでも言う事を聞く女の子のお話を描きました( ˘ω˘ ) pic.twitter.com/P7jdfHT7HY— たけみつ (@take_samurai1) November 21, 2020
幼馴染のメガネ男子に「…僕のノートにシミが」と言われて、「コーヒーこぼしちゃって…ほんとごめん」と謝る女子。「許してよ~。何でも言う事聞くから~」「ん? 今…何でもって言った?」「へ?」とお約束の流れ! 「ま、まあ、わたしにできることなら…っ」と言ってから、エロい要求をされるのではと思い当たり胸を腕で隠します。
「そうだよね。男子高校生なんて頭の中おっぱいのことしかないもんね」と偏見まじりに考えて、そそくさとイスの背もたれで胸をガードしながら、「う~、いくらなんでもはやまったかなぁ」と思いつつ、「で、でもでも、これは私たちの距離を縮めるチャンスでは!? ちょっと触らせるくらいなら…」と悶々としているのをよそに、メガネ男子は「この前君が作ってくれたハンバーグ、美味しかったからまた作って--」と言い出し、「なんで!?」となる女子。「いや、だって、その…な、なんでもだよ!? 他にあるでしょ!」「ううむ…そうだろうか?」「そ、そうだよ。なんでもいいんだよ?こんな機会めったにだし、自分に正直になって-」と続けますが……。
めっちゃ考え出したメガネ男子を見て「セッ…スとか言われたらどうしよう」と思う女子。「そ、それはいくらなんでも早すぎる…!」と考えて、「…そうだな。うん、自分に正直になるべきだな」との言葉にうひゅっと赤面。ですがメガネ男子から「それじゃあ…文字通り、僕がこれから言う事を聞いていてくれ」と言われて「へ?」となります。「聞くだけ?何もしなくていいの?」「ああ。ただ、できれば正直に返事してくれると嬉しい」という幼馴染に、ほっとしつつ「なんでもって言ってるのに…。君が良いならいいけどさ。ん。わかった。なんでも聞くよ」と返事して、「ありがとう。それで」とメガネ男子が……。
「僕は君の事が昔から大好きなんだけど、君は僕の事をどう思ってる?」と真顔で聞かれて、「へ?え?…へ?」と混乱する女子。「返事を聞いてもいいかな?」との追撃に、「うぇ…あ…私も…大好きで…はい」と答えます。「…ふぅ、よかった。じゃあ僕と付き合って欲しい」「え、あ…うん。はい…」と真っ赤になって答える女子。「…君さぁ。ほんとそういうとこだよね…」「ん? どういうとこだい? 正直に言って欲しい」「そ…その、そういう妙に男らしいところに…惚れました…はい」と恥ずかしい事を言わされてしまうのでした。
たけみつさんによると「自分の描く話は少し変な設定が付加されることが多いのですが、たまには現代の男女がただイチャイチャしてる漫画が描きたくなったのでこういう形になりました。ただイチャイチャしてるだけでも、何かしらテーマは必要なので、それがよくネットでネタとして使われる“なんでも言う事を聞く”にしようと思いました」というこのマンガ。ちなみに、男子は「成績優秀で非常に真面目。女の子と幼馴染で昔から好き。眼鏡とるとイケメン」で、女子が「成績そこそこで、楽観的な性格。やや思い込みが激しい。男の子と幼馴染で昔から大好き。胸が大きい」とのこと。
読者からは「キュンキュンしてまう」「女の子が思春期すぎる」「末永くお幸せにしやがれ」という反応が多数寄せられていましたが、たけみつさんは「やっぱり可愛い女の子を描きたいので、単純に“可愛い”と言ってもらえるのが嬉しかったですね。あとは“ん? 今なんでもって…”みたいなコメントあるかなと思ってましたが、やっぱりありました。こういうお約束、僕はとても好きです」とコメントを寄せてくれました。
「今後は単発漫画ではなく、何話かにまたがって繋がるような話を描いてちゃんと完結させたいなー、と。自分が楽しく描けて、読んで貰える方にも喜んでもらえるようなモノが描けたら嬉しいですね」というたけみつさん。これからも思考が可愛らしい女子を描いてくれることを期待したいところです。
※画像はTwitterより
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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