秋バラの見頃の時期は?増やし方や花言葉もご紹介!

秋バラの見頃の時期は?増やし方や花言葉もご紹介!

夏を越したバラは、秋になると再び美しい花を咲かせてくれます。そんな秋バラの見頃の時期はいつ頃なのでしょうか?秋バラがどのようなバラで、どのように管理すると美しく咲くのかから、挿し木での増やし方や花言葉までご紹介します!

秋バラの見頃は調節できる?長く楽しむコツとは?

秋バラは特定の品種のことを指すのではなく、四季咲きのバラが秋に咲いたものを指していいます。その見頃は10月頃が一般的ですが、管理の仕方次第で時期をある程度調節することもできるのです。

 

ではどのように管理したら美しい秋バラを咲かせることができるのでしょうか?もちろん見頃の時期を長く保てればいうことはありません。本記事では秋バラがどのようなバラなのかから、見頃の時期を決める管理方法、さらにバラの増やし方や花言葉まで、詳しくご紹介します!

 

 

秋バラって?他のバラと何が違う?

秋バラは先にも少しご紹介したように、四季咲きのバラが秋に咲いたものを指していいます。四季咲きのバラは通常、春~秋の3つのシーズンに花を咲かせ、その分見頃も多く人気の高いバラです。

 

「四季咲きなのに冬は咲かないの?」と思われるかもしれませんが、バラは暖かい地域の植物のため、冬は休眠期になり花を咲かせません。

 

ただし温室などで温度を保ち、十分に日の光に当てるなど環境さえ整えてあげれば、冬でも花を咲かせます。そのため「四季咲き」と呼ばれるのです。

 

同じバラでも春とは雰囲気が違うことも

秋バラの特徴の一つとして、同じ株のバラにもかかわらず、秋バラは春バラとはまた違った花になるのが一般的です。夏にあまり水揚げできずに水分量が少ないため、花の色が濃くなります。そのため株によっては、春とは違った色の花を咲かせることもあるのです。

 

さらに花は春バラよりもやや小さめで、香りが強いという特徴があります。秋は気温が下がっていくことからどの秋バラも花持ちがよく、見頃の時期が長くなるのも嬉しい特徴です。「秋バラは腕で咲かせる」といわれ、手入れが大事ですが最も美しいとされています。

 

 

秋バラの見頃の時期は夏剪定で変わる

秋バラを美しく咲かせるためには、春バラが終わった後からの手入れが重要になります。夏を無事に越させるのも重要ですが、特に花の時期を決めるのが夏剪定です。

 

四季咲きのバラは昼間の気温が20℃、夜の温度が10℃くらいになる時期が、一番美しく咲くとされています。そのためこの時期に花を咲かせるように、8月下旬~9月上旬に剪定をするのです。

 

コツはバラの置き場所がこの気温になる時期がいつなのかを見極めること。後は見極めた日から逆算して約50日前にあたる日に剪定をします。樹高を2/3ほど残すように、外向きのよい芽の上を切り落としてください。後は置き肥を与え、十分に水やりをします。

 

病害虫に注意し、必要なら農薬で防除してください。台風対策も重要です。太い支柱を立てて幹を束ね、風上にはよしずや寒冷紗を張って暴風対策をします。台風対策が大変ならば、あえて鉢植えで育て、家に入れるのもよいでしょう。

 

一番花の後に剪定を

秋バラは一番花と二番花の2回見頃を楽しむことができます。最初の花である一番花が終わったら、花の根元のすぐ下のところで浅く切り落としてください。そうすることで二番花が11月頃に咲き、再び見頃を楽しむことができます。

 

 

秋は挿し木にも適した時期

9~11月は秋バラに限らずバラの挿し木に適した時期です。バラはコツさえつかめば挿し木で簡単に増やせます。挿し木で使う挿し穂が雑菌にやられないように、無菌状態により近い、買ってきたばかりの赤玉土を使うのがおすすめです。

 

赤玉土は保水性と通気性に優れさまざまな植物に使えますが、挿し木でより確実に増やしたい場合には、バーミキュライトを使うのもよいでしょう。バーミキュライトに含まれるマグネシウムやカリウム、鉄分が発根を促してくれます。

 

ただしバーミキュライトは軽いので、上から水やりをすると挿し木が動いてしまう点が欠点です。そこで赤玉土と混ぜ合わせた用土を使って挿し木すれば安定します。

 

「どうしても失敗したくない」と思うのであれば、発根促進剤を使うのもおすすめです。挿し木の根元に発根促進剤を直接つけてから、後は土に挿してください。慣れてくれば発根促進剤なしでも失敗することは減ります。

 

挿し木が成功したかどうかは40日ほどもすれば明白です。失敗した株はそれまでに枯れてしまいますが、発根に成功した株は軽く持ち上げたときに抵抗感があり、根が張っていることがわかります。後はちゃんとした土に植え替えて適切に管理するだけです。

 

5年ほどで親株並みに

1年目は細くて華奢ですが、きちんと管理しているうちに株もしっかりしてきて、5年もすれば親株並みになります。枝も太くなり花も咲かせるようになるので、気に入った秋バラがあったら挿し木してみてはいかがでしょうか?

 

翌年には咲くことも

バラの挿し木に適した時期は春と秋ですが、春に挿し木をした場合、四季咲きのバラであれば翌年にはもう花を付けることもあります。数も少なく花色も弱いですが、感動はひとしおです。成長するに従って花色もしっかりしてくるので、ぜひその変化を楽しんでみてください。

 

 

バラの花言葉

見頃を迎えた秋バラは見事ですが、その花言葉はさまざまです。バラは色だけでもいろいろな花言葉を持ちます。色のバリエーションが多いこともあって、意味も多様にあるのです。さらに部位ごとにもあるのですから、人に送るときには要注意の花といえます。

 

例えば赤色の場合には、「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」「美貌」、白色の場合には「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「清純」です。濃紅色の場合は「内気」「恥ずかしさ」、紫色の場合は「誇り」「気品」「尊敬」となり、この花言葉では愛の告白には向きません。

 

柄でも花言葉は変わり、絞り模様なら「満足」、ドット柄になると「君を忘れない」となります。部位では全てのバラの葉が「あきらめないで」「あなたは希望を持ち帰る」となり、中でも赤いバラの葉は「無垢の美しさ」「あなたの幸福を祈る」と、細かく分かれているのです。

 

さらに愛の告白をするときには満開のバラを送ってはいけません。満開のバラの花言葉は「私は人妻」となるのです。白い枯れたバラは「生涯を誓う」、トゲがなければ「誠意」「友情」とこれほど細かく花言葉が決まっている花はそうそうないでしょう。

 

「ならば色を組みあわせれば」と思ったら、赤いバラの中に白いバラを入れれば「打ち解けて仲がよい」「温かい心」、黄色いバラの中に赤いバラで「あなたがどんなに不実でも」となるのですから、バラの花言葉は奥が深いです。

 

これだけバラの花言葉が豊かなのは、それだけ古くから愛されていることの裏返しともいえます。しかし、それだけに人に送るときには要注意です。花言葉に思いをこめて告白するときには、なおのこと注意が必要な花といえるでしょう。

 

 

おわりに

秋バラは最も美しいバラといわれ、バラの品評会も盛んに行われます。見頃を迎えた秋バラを見に足を運んでみてはいかがでしょうか?気に入った品種の秋バラがあれば、挿し木で育ててみてもよいでしょう。自宅でもお気に入りの秋バラを存分に楽しんでみてください!

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