お風呂掃除に必要な道具は?掃除の手間をはぶく方法もご紹介!
お風呂掃除を効率的にすませるには、道具を上手に選ぶ必要があります。「買ったはいいけど使っていない」という道具はありませんか?お風呂掃除の道具は数があればよいというものではありません。お風呂掃除に必要な道具は何なのかご紹介します。
お風呂掃除を簡単にすませるのに必要な道具は?
お風呂掃除は毎日のようにするために、いくつも道具を用意しがちです。しかし、お風呂掃除で使う道具を見直してみると、意外と少なくてすむことに気付かされます。なぜならお風呂掃除に必要な道具は決まっているからです。
無駄に道具を買ってしまうと、支出が多くなるだけでなく置き場所にも困ります。ではお風呂掃除に必要な道具とは具体的に何なのでしょうか?お風呂掃除に必要な道具とその理由のほか、お風呂掃除を手軽にすませるためのコツをご紹介します。
お風呂の汚れは4種類
お風呂掃除のために無駄な道具を買わないようにするには、お風呂の汚れがどのような物かを理解しておく必要があります。お風呂の汚れを落とすのに必要な道具が自然とわかるからです。お風呂でよく目にする定番の汚れと、キレイに落とすために知っておきたいその特徴をご紹介します。
赤カビ
お風呂場でも頻繁に目にするオレンジ色の汚れは、「ロドトルラ」と呼ばれる菌の一種で繁殖力が旺盛です。こまめな掃除が必要ですがこするだけで簡単に落とせる特徴があり、酸性に弱いため洗剤も酸性の物を選ぶとよいでしょう。
黒カビ
黒カビも赤カビと同じように菌による汚れですが、こちらは素材の奥深くまで根を張るため厄介です。塩素系漂白剤を使って根こそぎ取り除くようにしましょう。
水垢・石鹸カス
主に鏡や蛇口によくつく半透明のうろこ模様の汚れです。水垢の正体は、水分が蒸発するときに水道水に含まれるミネラル分が残って溜まり、汚れのように変化してできます。石鹸カスは、体を洗ったときの皮脂やシャンプーが、水道水と混ざりあってできるものです。
水垢・石鹸カスともアルカリ性の汚れのため、酸性の洗剤で中和することで簡単に落とすことができます。
垢・皮脂汚れ
こまめにお風呂掃除をしているつもりでも、浴槽のヘリや床の黒ずみが広がるのを防げずに悩んでいませんか?この黒ずみができる理由は、体を流したときの皮脂汚れが原因となってできたものです。
色の変化に気付いてすぐの場合は普段使いの洗剤でも簡単に落とせます。より楽に落としたいときは、垢や皮脂汚れは酸性の性質を持っているため、アルカリ性の洗剤を使って落とすと簡単です。
お風呂掃除に必要な道具
お風呂がどうして汚れるのか、汚れごとにどのような特徴があるかを理解できたら、後はそれぞれの汚れに適した道具を用意するだけです。お風呂掃除に欠かせない道具の選び方と、意識しておきたいポイントをご紹介します。
スポンジ・ブラシ
スポンジは浴槽などの傷が付きやすい場所を掃除するのに欠かせません。ブラシは汚れをかき出すために用意しておきたいアイテムです。
ブラシは種類が豊富ですが、最低用意しておきたい物は、天井にも楽々届く柄付きブラシ、頑固な汚れ落としにぴったりの手持ちブラシでしょう。柄付きブラシの中にはヘッドを外して手持ちブラシとして使えるものもあるため、1つで2役のアイテムを選ぶのもおすすめです。
手袋
洗剤に直接触れると、手を保護している皮脂なども落ちてしまい、肌荒れなどの原因になります。また、洗剤の中には漂白剤などの危険なものもあるため、手を保護するための手袋は欠かせません。肌の露出は少ない方がよいため、ひじまである長手袋がおすすめです。
キッチンペーパー
鏡やハンドル、蛇口の汚れ落としにあると便利です。洗剤を浸したキッチンペーパーを貼り付けてからしばらく放置しておくと、楽に汚れを落とすことができます。
お風呂掃除で用意したい洗剤
お風呂掃除で使うために用意しておきたい洗剤には、専用洗剤を含めてさまざまな種類があります。近年注目されている自然派洗剤も例外ではありません。お風呂掃除を快適にする、汚れごとにおすすめの洗剤についてご紹介します。
お風呂掃除専用洗剤
洗剤にはアルカリ性・中性・酸性の3つがあります。アルカリ性の洗剤は酸性の汚れに効果的で、酸性の洗剤はアルカリ性の汚れに効果的です。中性の洗剤はアルカリ性・酸性両方の汚れに効果がありますが、洗浄力で劣ります。
中性洗剤のメリットは、傷を付けたくない浴槽や、肌荒れを避けたい手肌などを傷めずにすむことです。中性洗剤では落ちにくい頑固な汚れでもない限り、中性洗剤で優しく洗いましょう。
塩素系漂白剤
しっかり根を張ってしまったカビや、排水口の除菌などにあると便利です。特に排水口は週に1回塩素系漂白剤を使って除菌して、嫌な臭いを予防しましょう。
クエン酸
酸性の性質を持つクエン酸は、水垢などのアルカリ性の汚れを落とすのに効果的です。自然派洗剤なので体にも優しいですが、使う前にいくつか注意することがあります。
まず大理石はアルカリ性のため使えません。人工大理石でもメーカーによっては溶けてしまいます。また、鉄製品に使うとサビの元になるため使用を避けましょう。塩素系の洗剤も要注意です。混ざると有毒ガスが発生する原因になるため、決して混ぜてはいけません。
重曹
重曹は酸性の汚れに効果を発揮する自然派洗剤です。浴槽の湯垢汚れを取るときに、重曹を溶かした水を張ってから、中にお風呂グッズも入れて一緒に浸け置きすれば、お風呂グッズもピカピカにできます。排水溝の掃除でも頻繁にお世話になるため、ぜひ用意しておきましょう。
お風呂掃除の手間をはぶく方法
お風呂をキレイに保つ方法は何も掃除だけではありません。普段のちょっとしたひと手間でも汚れにくくすることができるのです。お風呂掃除を楽にするやっておきたいひと手間をご紹介します。
換気扇を24時間回す
お風呂掃除で一番厄介な汚れがカビです。お風呂場の湿気を逃がして乾燥させれば、カビの発生を抑え込むことができます。換気扇は24時間回してもそれほど電気代がかかりません。湿気対策に効果的なので、入浴時間以外は回し続けるのがおすすめです。
高温のシャワーでカビの予防
お風呂掃除の天敵であるカビの予防方法はまだあります。カビの菌は50℃以上の熱には耐えられません。お風呂上りに50℃以上の高温のお湯を、壁や床に5秒以上かけ続けて殺菌しましょう。ただし、すでに生えてしまった黒カビには効果が薄いので、塩素系漂白剤で殺菌してください。
水気を拭き取る
入浴後は浴室内の湿度が高く、壁などにはカビや細菌が繁殖しやすく、鏡や蛇口は水垢が付く原因になります。お風呂からあがった後は、水切り用のスクイージーや吸水性のよいタオルを専用に置いて、浴室内の湿気をできる限り拭きとれば、予防効果も期待できるのでおすすめです。
浴室に物を置かない
お風呂掃除で落とさなければならない汚れの量は、お風呂場にどれだけ物があるかで変わってきます。物が多いと死角が増えて汚れに気付きにくくなったり、風通しの悪さからカビが生えやすくなったりするのです。使用頻度の低い物は洗面所などの別の場所に収納しましょう。
掃除道具は定期的に交換
お風呂掃除で汚れたり傷んだ道具を使っていると、掃除どころか汚れを広げてしまうため本末転倒です。掃除道具はなるべく引っ掛けて水切れをよくし、スポンジなども1~2か月ごとに交換してください。
パッキンはブラシでこすらない
パッキンをブラシでこすると傷んでしまい、余計カビが生えやすくなってしまいます。パッキンを掃除するときはジェル状の洗剤や、洗剤を浸みこませたキッチンペーパーを貼り付けて、浸け置き洗いするのがおすすめです。
おわりに
お風呂掃除は汚れに適した洗剤と道具で、楽に落とすことができます。さらに汚れを防ぐひと手間をおこなうことで、お風呂掃除の時間を短縮することも可能です。上手に道具を使い分けてお風呂を清潔に保ち、快適な入浴を楽しんでください!
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