深い絆で結ばれた3頭はいつも一緒!凄惨な子ども時代を乗り越えた3頭の種族を越えた友情!
出典:noahs-ark.org
※この記事は2016年7月に公開したものを再編集したものです。
本来であれば、仲良くなることのない猛獣同士が寄り添いながら本当の兄弟として育ったというお話。
実は3頭は生後間もないころに麻薬の密売組織に飼われていました、そこではひどい虐待を受けていたようです。2001年にその組織に警察が入った際に保護され、それ以降は保護施設で本当の兄弟として仲良く育ってきました。
凄惨な子ども時代
この3頭はアトランタのドラッグディーラーが、薬物取締りのため突入してきた警察に検挙されたときに発見されました。
出典:themetapicture.com
保護されたときの3頭は生後2ヶ月ほどで、虐待を受けたせいか栄養失調や感染症などを起こし、ひどく怯え弱っていました。そのため、保護されるとすぐに獣医に治療されることになりました。
種族の違いから離れ離れになりかける
劣悪な環境を耐え抜いてきた3頭は強い絆で結ばれていましたが、種族的には違う動物だったので引き離されかけます。
出典:telegraph.co.uk
それを救ったのがジョージア州にあるノアの箱舟という動物保護施設です。
この施設は、3頭が一緒に過ごせるようにと頑丈な寝床や小川を設置した檻を作りました。その結果、3頭は離れ離れになることなく現在まで過ごすことができています。
「THEBLT」
出典:noahs-ark.org
熊のバルー、ライオンのレオ、トラのシアカーンの3頭は仲良し兄弟として人気者となります。
3頭は「THE BLT」と呼ばれ人々に愛されるようになりました。
3頭はいつも一緒
3頭は保護されてからずっと一緒に育ってきました。
出典:noahs-ark.org
3頭が離れたのは、熊のバルーが手術のために檻を出たときだけです。そのとき残された2頭は不安からか落ち着きがなくなり、鳴き声をあげたりしました。
この行動に幼少期から助け合って生きてきた3頭の強い絆が感じられますね。
<仲睦まじい姿を動画でご覧ください>
3頭が種族を越えて仲良くなったのは素晴らしいことですが、そのきっかけが人間の虐待というのには悲しいことですね。
しかし、虐待したのも人間ですが、3頭を救ったのもまた人間です。私たちは、この保護施設の人たちのように動物の命に責任を持って接していきたいですね。
追記情報
2001年にノアの箱舟にやってきた3頭はずっと一緒に過ごしていましたが、2016年8月にライオンのレオが他界し、現在はバルーとシアカーンが仲良く暮らしているそうです。2頭に看取られる形でレオはこの世を去りました。
15年間本当の兄弟として育ったレオは、きっとこの世を去る時は保護される前と違い、幸せを感じることが出来ていたでしょう。
出典:noahs-ark.org / Facebook / telegraph.co.uk
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