たばこスティックとリキッドを組み合わせた加熱式たばこ「lil HYBRID(リル ハイブリッド)」日本上陸

IQOSを展開するフィリップ モリス ジャパン(PMJ)は、2020年1月に締結・発表されたフィリップ モリス インターナショナル(PMI)と韓国の大手たばこ企業KT&Gとの協働に関する合意にともない、国内の一部エリアでKT&G製の加熱式たばこ「lil HYBRID(リル ハイブリッド)」の販売を開始すると発表した。
韓国以外での販売は日本が初となる「リル ハイブリッド」は、10月26日より宮城県と福岡県のIQOSストア、IQOSショップ(ヤマダ電機 一部店舗)、11月9日からは両県のIQOSコーナー(ドン・キホーテ 一部店舗)やコンビニエンスストアを含む一部たばこ取り扱い店舗にて販売を開始。オンライン販売は実施せず、現在のところ全国展開は未定だという。

デバイスのカラーはプリズム・ホワイト、マット・ブラック、メタリック・ブロンズ、コバルト・ブルーの4色展開で、希望小売価格は6980円(税込み)。


たばこスティックとリキッドを組み合わせたハイブリッドの味わいが特徴で、フル充電で20本、一度に3本まで連続使用が可能。アイコンの表示によって使える回数やリキッドの残量が一目で分かるステータスディスプレイを採用している。

専用たばこスティックは、スムースな吸いごたえの「レギュラー」、クーリングな爽快感の「アイス」、フルーティな味わいの「ミックス」の3銘柄で、いずれも20本入り500円(税込み)。
リキッドのカートリッジはフレーバー共通で60円(税込み)。1個のカートリッジで専用たばこスティック1箱分(20本分)の目安となっている。

韓国以外の国でKT&G製品を販売するにあたっては、発売市場で適用される規制要件を満たしていることに加え、紙巻たばこと比較して発生させるエアロゾル(蒸気)に含まれる有害および有害性成分の量が大幅に低減されていることを確認するため、PMIの高水準の科学的実証に耐えうるか審査されたという。
IQOSという強力なブランドを抱えるPMIが、なぜ他社製品の販売を手掛けるのか。PMJ エクスターナル コミュニケーション&パブリック リレーション・マネジャー 長谷川靖氏は、「加熱式たばこの国内市場を見ると、おかげさまでIQOSが引き続きリーディングブランドとなってはおりますが、紙巻たばこの喫煙者がゼロになったかと言えば、当然ながらまだ大きな割合を占めています。加熱式たばこに切り替えていただくには、IQOSだけでなく、異なる方式のスモークフリー製品を提供していくことが重要だと判断しました」と説明している。
「煙のない社会の実現」をビジョンに掲げる同社は、紙巻たばこから加熱式たばこへの切替えを促進するため、今回のラインアップの拡充により、味、価格、技術の選択肢の幅をさらに広げる狙いだ。

- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。