販売スタッフをオムニチャネル化する「STAFF START」、ナノ・ユニバースに導入

株式会社バニッシュ・スタンダードが運営する「STAFF START」は、実店舗の販売スタッフがデジタル接客もこなすことで通販サイトと実店舗の融合を実現するサービスだ。

リリースから約4年で1000以上のブランドに導入され、2019年9月~2020年8月の流通金額は昨年比300%を超える約882億円と急成長をみせている。

そしてこのたび、アパレルセレクトショップ「ナノ・ユニバース」への導入が決定。同サービス初の取り組みを実施しながら、通販サイトと店舗の融合の加速とスタッフのモチベーションアップを目指す構えだ。

人を軸にOMOを実現

「STAFF START」は、店舗スタッフが自社通販サイトやSNS上でデジタル接客できるようになるスタッフテックサービス。

導入企業から好評の「コーディネート投稿機能」は、販売スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報などを紐づけて通販サイトやSNSに投稿できる機能だ。この「投稿」が商品紹介やコーディネート提案といった「デジタル接客」にあたる。

また、実店舗で買い物中の客に対し、商品の通販サイトでの情報をQRコードで共有可能な「QRメモ機能」は、デジタル接客を実店舗でも実施できる機能といえるだろう。

そして注目したいのが「効果測定機能」。スタッフの投稿を通じて達成された売上を可視化し、所属店舗および個人の評価に加味するというものだ。これによりスタッフのモチベーション維持・向上を図っていく。

さらに「バイヤー機能」にも注目したい。これは、バイヤーなどが販売を検討している商品の情報を店舗スタッフに共有し、売れそうな商品か否かを評価できる機能。「必要とされている」「経営に積極的に参加している」などの意識が芽生え、モチベーションアップに効果がありそうだ。

初の掲載形式を採用

そんな「STAFF START」が「ナノ・ユニバース」に導入された。「ナノ・ユニバース」はもともとWeb戦略に優れた企業で、早い段階からリアル店舗と通販サイトを融合した送客施策などを打ち出している。

そしてこのたびの「STAFF START」導入により、スタッフを軸とした通販サイトと店舗のシームレスな顧客体験の創出を目指すとともに、スタッフのエンゲージメント向上を図っていく。

今回、同サービスの新たな取り組みとして、通販サイトの商品一覧ページにスタッフによるコーディネート画像もあわせて表示される形式を採用した。

これまでは、モデルが着用して商品を見せる商品画像とスタッフによる商品を使ったコーディネートは別のエリアに表示されていたが、それらを同時に表示することにした(コーディネート表示の有無は選択可)。この形式は、通販サイトを訪れた客の商品選定の幅を広げ、購入意思決定に貢献すると考えられるとのことだ。

実際の「ナノ・ユニバース」通販サイトでは、「エリア・店舗」「性別」「身長」の検索条件があり、条件にあったスタッフコーディネートを見られる。自分の体形に近いスタッフの写真により、商品のイメージがわきやすい気がした。

PR TIMES

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Techable

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