【動画】アメリカのブラック・フライデーがまるで暴動のようだと話題
アメリカのブラック・フライデーが阿鼻叫喚の暴動のようだと話題を呼んでいる『YouTube』動画があったので紹介したいと思います。再生数270万回以上に対してコメント数は1万4000以上と、この1週間でもっともコメント欄がホットだった動画のひとつです。
ブラック・フライデーと聞くと、株式市場が暴落でもしたのかと思ってしまう人もいるかもしれませんが、この場合はアメリカの年末商戦が始まる日のこと。収穫感謝祭(七面鳥を食べる日として知られていますね)として祝日に定められている11月の第4木曜日の次の金曜日から始まり、“小売店が黒字になる金曜日”ということからブラック・フライデーと呼称するそうです。この日からどこの小売店でも一斉に歳末バーゲンセールが始まり、クリスマスまでの1か月あまりで小売業界の年間売り上げの4分の1を稼ぐ重要な商機となります。
さて、注目の動画はこちら。
Walmart Black Friday Fighting Over Phones During 2012, American People Act Like Animals(YouTube)
http://youtu.be/8O6IMYSSs7c
この動画を見た人たちの反応は以下のようなものでした。
・WWEより面白いな!
・獣だな
・ウォルマートは俺のお気に入りの動物園さ
・こんなとこに行くより普通にフルプライスで買うわ
・Amazonで買え
・ブラックフライデーはドサクサに紛れておっぱい揉みに行くよ!
・これが文明国家の住人か? 『Idiocracy』(※2006年公開のブラック・コメディー映画)は正しかったな
・『サウス・パーク』でこれをパロってくれるのが待ち切れない
・なんでみんなこんなに太ってるんだ?
・貧しい国の人もアメリカ人を見下してるぞ
・アメリカだけの現象じゃないだろ
・中国とかな
動画をアップした人の解説によると、世界最大のスーパーマーケットチェーン、ウォルマートの店内で、携帯電話のパッケージを奪い合う人たちだそうです。似たような光景は日本のバーゲンセールでも見られますが、しかしさすがアメリカ。みんな体格がいいだけに、日本のバトルとは迫力が段違いですね。
これだけ旺盛な購買意欲をぶつけられた小売店業界は、22日から4日間の売り上げが前年比13%増、述べ買い物者数でも9%増となり、過去最高を記録したそうです。
ただ、コメント欄では彼らの行動について「不況だからこそ」「行き過ぎた消費至上主義のせい」と指摘する人とか、「この混乱は移民のせい」(映っているのは白人ばかりですが……)などと、とても載せられないような侮蔑・差別用語を伴って書き込む人も多く、不況に伴う格差や人種差別など、アメリカが抱えるさまざまな問題が感じられる動画となっています。
画像:YouTubeより
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