ファミ通がファミ通の広告費をインターネット上で公開

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こんにちは、森下万里子です。皆さんご存知の人気ゲーム雑誌といえば、『週刊ファミ通』ですよね。もちろん私も毎週(フライングで水曜日に)購入しているのですが、ページの多くが広告であるにもかかわらず楽しい内容に思えてしまうから不思議です。やはり、ゲーム業界一の人気を誇るファミ通だからこそ、読者を魅了する記事が書けるのでしょうね。編集者の「おもしろいゲームをちゃんと伝えたい」というプロ魂によって、スクープ情報や攻略記事などが充実しているのも人気の秘密かもしれません。

そんな感じでみんなに大人気の『週刊ファミ通』ですが、発行元の株式会社エンターブレインが広告費に関する情報をインターネット上で公開していることがわかりました。同社のビジネスアカウント局・広告部が作成したもので、この情報はPDFファイルで誰でも見ることができるようになっています(http://www.enterbrain.co.jp/ad/ )。記事のように見えるけど記事じゃない “記事広告” のお値段が掲載されているようです。万里子はよくわからないのですが、おもしろくないゲームでも記事にできる方法なのでしょうか? その内容は以下の通りです。

■段差タイアップ(貼付面含む記事9P) : ¥6,500,000
複数タイトルでの掲載を可能とし、メーカー様の特集記事として読者の注目度を高めます。1ページ目は片おこしとなるため扉ページとしてインデックス的なご利用をいただき、2ページ目よりタイトル紹介の連続8P掲載となります。

■袋とじタイアップ(記事8P) : ¥5,400,000
記事内容をあえて伏せることにより情報の枯渇感を与え、特別感とボリューム感をもって読者の
注目度を高めます。初出・続報含めて用途にあわせてご活用いただけます。

■独占スクープ片観音(記事3P+広告3P) : ¥2,800,000
上記企画は初出タイトルに限らせていただいたうえで、弊誌にて人気の高い片観音に対向面。広告1P増量にてご案内させていただきます。

■独占スクープ特報タイアップ(記事2P) : ¥1,500,000
弊誌にて最もご要望の高い見開きタイアップ記事を、初出タイトルに限り特別価格にてご案内させていただきます。
※上記、PDFファイルより引用してよ要約

万里子は広告の相場について詳しくは知りませんが、数百万円するなんてビックリです。でも『週刊ファミ通』はJRのキオスクでも売られているわけですから、かなりの知名度があるのは確実です。そんな『週刊ファミ通』に記事として載せてもらえれば、確かにゲームの売り上げにつながるかもしれませんね。ゲームの良し悪しは別として。さしずめ、記事広告は魔法のようなもので、それにかかるお金はマジックポイント(MP)のようなものなのでしょうか。

そういえば、このことを伝えたゲーム情報サイト『オレ的ゲーム速報』には、「ファミ通さんにも広告費いっぱい払って宣伝して貰ったんですよ、でもなんかファミ通の評価は良くなかったですねぇ(苦笑)」と、ジャレコのコメントが載っていました。でも、たくさんお金を払ったのにクロスレビューの点数は5点4点4点4点と、まったく功を奏しなかったようですよ。ジャレコの魔法はMPをフルに使いまくってもメタルスライムにギガデイン状態だったようです。そんな大敗ムードにジャレコの社長がSMバーに通いつめるなど、メダパニ状態になったことはあまりにも有名ですね。

万里子は知らなかったんですけど、クロスレビューの点数ってお金じゃ買えないんですね。何をすれば買えるのでしょうか? いっそのこと、段差タイアップ、袋とじタイアップ、独占スクープ片観音、独占スクープ特報タイアップのすべてをジャレコが買い占めるというのはどうでしょうか? 1620万円必要ですけどもね。では、また。

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