「最先端のツンデレ」「先生より先に春来ちゃう!?」 漫画家のアシスタントと元アンチがネットでイチャついていたマンガのギャップが激しすぎた
33歳で彼氏ナシ、鳴かず飛ばずの中堅漫画家の美空輝子が担当編集やクセの強いアシスタントに振り回されながらも奮闘する熊田龍泉先生(@ryuu1000)のマンガ『それでもペンは止まらない』(ヒーローズコミックス)。第8話では、SNSで人気が出てきた輝子にアンチにネットで攻撃され、アシスタントのタケちゃんこと花本タケが暴走してアンチと直接対決するというストーリーになっていますが、Twitterではその後日談が公開されています。
※参考記事 グイグイ来るイケメン男子高校生に33歳女性漫画家は…… 『それでもペンは止まらない』スピンオフの輝子先生がカッコいいけどチョロインかも?
https://otajo.jp/89320 [リンク]
隠キャも恋は止まらない#それでもペンは止まらない pic.twitter.com/JHo4jBsv8w— 熊田龍泉@『それでもペンは止まらない』『ミサイルバード』連載中 (@ryuu1000) September 26, 2020
「美空先生はカッコいいです!この前髪陰キャ!」「んなことはわかってるよ!この陰キャメガネ!」とファミレスで言いあうタケちゃんと元アンチの渡辺くん。ですが、スマホでは……。
「美空先生の最新話めっっっっちゃ面白いよーーー♡」「マジ♡どんなの♡」「ヒミツ♡」「コイツwww教えろし♡」「ダメー♡」とイチャイチャ。典型的なネット弁慶同士ですね!
ネットで美空先生の悪口を書かれたことがきっかけで彼に会うことになったタケちゃん。「話してみるとお互い先生のファンだったことから意気投合。話してみると良いやつだった。ホントはもっと仲良くしたいけどどうすればいいかわかんない」と、恋愛経験ゼロということもあり、リアルで会ってもうつむいてしまいます。
そんな悶々としているところに、渡辺くんから「タケってよく見るとカワイイよね…。いつも悪口言ってゴメンな♡」とメッセージが! 「うるせいこの前髪陰キャ!」「なんだとこの陰キャメガネ」と罵りあいますが、タケちゃんも「そっちこそカッコいいよ。いつもゴメンね♡」と返信しているのでした。果たして2人がくっつくことはあるのでしょうか……?
「僕自身、以前の連載中にすごく叩かれた経験があったんです」という熊田先生。「毎週100件をこす悪口が寄せられていました。毎日辛くて泣いて手が動かなくなったこともありました。そんなとき作家はどうあるべきか、ずっと描いてみたかったんです」とアンチとの対決を描いた理由を話し、アンチの存在については「悪い意見も全部参考にさせていただいてます。でも答えは僕の中で出したいです」といいます。
ちなみに、第4話でチーフアシスタントの松ちゃんこと松宮いづみがSNSで輝子先生のアカウントを運用して人気となるのですが、そのノウハウについては「周りの作家仲間に頭を下げて教えてもらいにいきました(笑)」とのこと。
第8話には「最高に面白かった」「全絵描きに大事なことを教えてくれる」という反応が多数寄せられていたほか、この後日談にも「けんかっぷるでかわいい」「最先端のツンデレ」という声だけでなく「先生より先に春来ちゃう!?」「頑張れ輝ちゃん先生!」という反応も上がっていました。熊田先生は「今回が1番反応をいただけた回だったと思います。僕に求められているのは“ここなのかな?”と感じております」とコメントしてくれました。
2020年8月12日に単行本1巻が刊行された『それでもペンは止まらない』。熊田先生は「ありがたいことに多くの方にご購入、支持していただけました。それと同時に“その方達を裏切りたくない!購入してくれた事を周りに自慢出来るような作家になりたい!”という思いが出てきました。これからも購入、応援してくれるひと達に喜んでもらえるよう頑張ります」と話します。輝子先生がこれからどのようにマンガや人生と向き合っていくのか、今後も目が離せません。
『それでもペンは止まらない』第8話「輝子vsアンチ」(ヒーローズ)
https://viewer.heros-web.com/episode/13933686331690733854 [リンク]
※画像はTwitterより
https://twitter.com/ryuu1000 [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
ウェブサイト: https://note.com/parsleymood
TwitterID: ryofujii_gn
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。