「マスクやビニールシートで・・・」コロナ禍で耳が聞こえない人の困りごとを描いた漫画に気付かされる
コロナ禍の今、私たちの知らないところで困っている人がいることに気付かされるエピソードが話題になっています。
聴覚障がいがあるTwitterユーザーのうささ(@usasa21)さんが実体験をもとに「コロナによる耳が聞こえない人の困りごと」を描いた漫画をご覧ください。
マスク社会でこんな困りごとが・・・
その漫画がこちらです。
コロナによる耳がきこえない人への困りごとを漫画にしてみました。これで少しでも「こういう人がいるんだな」って思ってもらえたら幸いです。 pic.twitter.com/bte9Y61aZV
— うささ (@usasa21) September 19, 2020
相手の口の動きを読み取る「読唇術(どくしんじゅつ)」を使い、状況を見て言葉を予測しながらコミュニケーションを取っているうさささん。
ところが、コロナ禍のマスク社会では読唇術が使えなくなってしまい、飛沫感染を防ぐために設置されているレジのビニールシートなどにより状況が見え辛くなりました。さらに、レジ袋有料化のタイミングが重なり、予測ワードが増えたことも困りごとの一つに。
人によって日常生活の中で不便に感じたり苦労する点が違うとは分かっていても、なかなか想像しきれなかったり、自分がその人の立場に立たないと分からない部分もありますよね。まさに今回、うさささんの漫画を読んでハッと気付かされました。
うさささんの漫画に寄せられた声
うさささんの漫画には沢山のコメントが寄せられています。
マスクで口が見えなくて困る、予測ワードが増えて困る、ビニルシートの向こうが見えにくくてビビる。そんな様子がうまく漫画で表現されててわかりみが深い…。うささささん漫画にしてくれてありがとうございます。
— まおまお@kuuneru筋トレ (@ku46732188) September 19, 2020
スーパーで働いています。
マスク+アクリル版(又はビニールシート)でお客様の声が聞き取れない・店員の声が伝わらない事が多いです。
耳が聞こえないお客様はさらにこの状況で困ってる事や伝わりにくい今だからこそ目を合わせる大切さを漫画を読み改めて思い知りました。ありがとうございます!— ちょちょ (@xxcho2xx) September 19, 2020
うわー。違う視点からの漫画で凄く勉強になります!確かに耳が聞こえていてもビニールで何言ってるか分からなかったりするので、口の形で判断する方や耳が聞こえづらい方には、意思疎通するのが難しいですね
すごく勉強になり、自分なりにどうしたらいいのかなぁ〜っと考えることができました!— 愛に生きる (@aUmU5IhVW4HZVUH) September 19, 2020
気付きがあると同時に、自分に何が出来るのか考えさせられますね。
知ることでお互いにもっと歩み寄れるはず
今回、コロナ禍で耳が聞こえない人の困りごとを当事者として紹介して下さったうさささんですが、漫画は「店員側に察してください」という意図で描かれたものではなく、「こういう人がいるってことを知ってもらえたらいいな」という想いで描かれたものだそうです。
あの、すみません、店員側に察してくださいって漫画ではないんです。私も店内の混み具合を見て先に言います。ただ、こういう人がいるってことを知ってもらえたらいいなと。。
— うささ (@usasa21) September 19, 2020
「知る」ことは相手を理解したり、相手に理解してもらうための大きな助けになりますよね。筆者は、うさささんの漫画が異なる立場の人同士の架け橋になり、優しい世界への一歩になるのではないかと思います。
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出典:Twitter(@usasa21)
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