段ボール収納のメリットとデメリット!収納に使うときの注意点!
段ボールは手軽に入手できるリメイクアイテムとして、収納ボックスにもよく利用されています。しかし段ボール収納には思わぬ落とし穴もあるのです。段ボール収納のメリット・デメリットと収納に使う時の注意点をご紹介します。
段ボールは収納に使わない方がいい?
段ボールのリメイクアイテムとしてよく利用されるものに収納ボックスがあります。入手が簡単でコストもかからないことから人気ですが、使う前にキチンと確認しておきたい注意点があることをご存じですか?
段ボールのメリットばかりに目が行きがちですが、デメリットも理解した上で収納に使わないと、中に入れたものが傷んでしまうことも珍しくないのです。段ボール収納のメリットを活かし、上手に収納するために覚えておきたいことをご紹介します。
段ボールは収納グッズとして人気のアイテム
段ボールは軽くて丈夫な収納ボックスとして、様々な形にリメイクされる人気のアイテムです。そのままでも収納ボックスとして使えることから、どの家庭でも段ボールを収納に利用していることでしょう。
段ボールの入手方法もさまざまで、お店でもらってくるケースも多いですが、すでに収納ボックスとして形が整えられた状態で売られている既製品を購入する方も多いようです。
そのような段ボール人気を裏付けるように、SNS上でも個性的な段ボールのリメイク収納ボックスをよく見かけますが、一方で注意喚起するサイトもあることをご存じでしょうか?段ボール収納の何が問題なのか、メリットから順にみていってみましょう。
段ボール収納のメリット
段ボールが収納に人気の理由はそのメリットにあります。段ボールが収納ボックスとして人気の理由からみていってみましょう。
手に入れやすく経済的
段ボールが収納に人気の一番の理由は、その入手のしやすさではないでしょうか。スーパーでもらってきたり、ネットで購入したものを梱包してきた箱を再利用してもいいのです。重いものを収納したい場合には、家電店でもらってくれば丈夫な箱でも楽に手に入れられます。
ホームセンターなどで売っている既製の収納ボックスをそろえようとすると、統一感は取れているものの結構な金額がかかってしまう点がデメリットです。段ボールは統一感を持たせたいときはリメイクすればよいだけなので、経済面でも優秀な素材といえます。
折りたためば収納場所に困らない
収納ボックスとして利用するのによさそうな箱を見つけた場合、必要なときにいつでも使えるようあらかじめ取っておきたいものです。そんなときに段ボール箱ならば、折りたたんでしまえば収納スペースも少なくてすみます。
ホームセンターなどで売られている収納ボックスではこうはいきません。使わない時にはコンパクトにまとめられて場所を取らず、欲しい数をストックしておきやすい点も段ボールならではのメリットです。
収納に自在性がある
段ボールを使った収納は、縦に積み重ねても横に並べてもよく、さらには棚にあわせて引き出し状にリメイクすることも可能です。そのため収納ボックスにない自在性があり、扱いやすいメリットがあります。リメイクに失敗しても別の箱を用意すればよい点も人気の理由です。
使わなくなったらすぐ処分できる
段ボールで作った収納ボックスは、使わなくなった時の処分方法も簡単です。既製品の収納ボックスと異なり、ゴミとしての種類分けも簡単で、資源ゴミとして回収している先も多いなど、処分方法が多い点もメリットといえます。
段ボール収納のデメリット
段ボール収納はメリットばかりがクローズアップされやすいですが、当然のことながらデメリットもあります。デメリットを理解して使用しないと、段ボールに収納していたものが傷んでしまうこともあるのです。段ボール収納のデメリットをご紹介します。
虫が付きやすい
段ボールの切断面を見てみると、2枚の厚紙の間にジャバラ型の紙をはさんだ構造になっています。この構造のおかげで、段ボールは保温性と吸湿性の両方に優れた素材となっているのです。
この段ボールの保温性のよさは、虫にとってとても居心地のよい空間を作ることにもなってしまいます。中でもダニは種類によって数10~数千個の卵を産み続け、鼠算式に繁殖していくことを考えると、とても無視できないデメリットです。
カビにも要注意
除湿剤としても利用されることがあるほどに、段ボールは高い吸湿性を持っています。湿度の高いところに段ボールを置いておくと、段ボールは吸えるだけ湿気を吸い続けてしまうため、カビにとっては格好の繁殖場所です。
そのため段ボール収納は湿度が低く風通しのよい場所に置かないと、気が付いた時にはカビだらけになってしまうこともあります。押し入れなど通気性の悪い場所で使うときには、除湿剤などで湿気を取る工夫が欠かせません。
片付けが苦手な人ほど中身がわかりにくくなりやすい
段ボール収納は当然のことながら中身が見えません。そのため片付けが苦手な人の場合、中身が何かを忘れやすいということが起きやすいです。
しかも収納に使っている段ボールが大きいと、欲しいものを探したり取り出したりする際に中をかき混ぜてしまい、ますますわからなくなりやすいという悪循環も起きます。思い当たる経験がある方は、中が透けて見える小さいケースに収納する方がおすすめです。
段ボール収納の注意点
段ボール収納のデメリットを見ると、ただ便利だからというだけで段ボールを使うのには気が引けます。虫が付きにくいように隙間を開けて収納する、防虫剤や除湿剤を入れる、こまめに中のものを出し入れするなどの工夫をするのも大切です。
その他にも段ボールを収納に使う際に注意しておきたい点がいくつかあります。段ボール収納で後悔しないためにも注意点を把握しておきましょう。
こんな段ボールは要注意
段ボールをもらってくる先がスーパーという時には特に注意が必要です。野菜や果物などの青果類が入っていた段ボールは丈夫なものも多いですが、虫や土が付いていることも多くあります。目に見えなくても虫の卵が付いていることもあるため、なるべく家に持ち込みたくないものです。
サイズをそろえておく
異なるサイズの段ボールを並べるよりも、そろったサイズの段ボールを並べたほうが見た目もよくまとまります。そのため使用する段ボールも取っておく段ボールも、同じくらいのサイズでそろえると便利です。
段ボールは加工も楽なため、異なるサイズの箱が欲しくなった場合でも簡単に調節がききます。小さい箱から大きい箱を作るのは強度に不安があるので、大きめの箱でそろえておくとよいでしょう。
定期的に交換を
段ボールは先のデメリットでもご紹介したように、虫が付きやすくカビも生えやすい特徴があります。そのため使う場所にあわせて定期的に交換するようにしましょう。中身を定期的に取り出すことでも、被害を防ぐことができます。
特に通気性の悪い湿度の溜まりやすい場所で使う場合には、カビ対策としてこまめな交換は欠かせません。いつでも交換できるように予備の段ボールを用意しておくと安心です。
おわりに
段ボールは入手も加工も簡単で、収納にもちょうどよい大きさをしたアイテムです。しかし便利な反面、デメリットも念頭において使わないと、収納しておいた備品も傷んでしまいます。段ボールの特徴を知ったうえで上手に収納に活用してください!
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