日本最東端!国内初の木造空港!「中標津空港」へ行ってみた
日本最●端の空港、どこか知っていますか?
■日本最北端・・・礼文空港(2020年現在、休港中)
■日本最東端・・・中標津空港
■日本最西端・・・与那国空港
■日本最南端・・・波照間空港(2020年現在、休港中)
このうち、今も定期便が就航する日本最東端の空港が、中標津空港です。
北海道の東部、中標津町にあり「根室中標津空港」という愛称付きの空港です。
知床峠まで87km(車で90分)、摩周湖まで63km(車で70分)、阿寒湖まで92km(車で100分)とのことで、都会人からすると「遠い!」と思う距離でも、北海道のスケールからすればそうでもなく、道東の主要観光スポットへはこの空港が最寄りとなります。
実は中標津空港、ターミナルが木造です。木造のターミナルは、国内初とのこと。木の温もりが良い雰囲気です。
牛もいます。正確には、乳牛の親子のオブジェ。近づいてみると、ほぼ等身大でなかなかの大きさ。空港があるエリアは北海道最大の「酪農地帯」でもあるため、名物はやはり牛。
ターミナル内の自動販売機も、乳牛仕様に。
牛乳専用の自動販売機ではないので、あしからず。ただし「ガラナ」など、北海道ならではのドリンクは、ここで購入できます。
1階が到着フロアと、唯一の運航会社「ANA」のカウンターがあります。ANAの運航便は、羽田便が1日1往復、新千歳便が1日3往復の、合計4便。
そして、2階へ上がると、出発エリアと、レストラン1軒とショップ2軒。天井も木材がむき出しで、ローカル感が漂っています。
1日たった4便の空港で、本格的なフライトシミュレーターを発見(8月1日~31日限定)
このフライトシミュレーター、コースが3つあり「摩周湖」「開陽台」「メンデレーエフ空港(国後島)」で、それぞれ3分の上空飛行が楽しめるとのこと。ちなみに、国後島までのフライトが楽しめるのは、日本では唯一ここだけ。1回たった100円!
3階は、展望デッキ。小さな空港であっても日本ではどの空港にも展望デッキがほぼあります。この空港の展望デッキは一部のみウッドデッキ。フェンスには、カメラのレンズが入る幅がありました。
なにより、「知床連山」が一望できる素晴らしいロケーション。晴れた日には、国後島も見ることができるとのこと。
羽田からの直行便もある、日本最東端の空港。乳牛のオブジェが出迎えてくれ、空港でレンタカーを利用すれば、北の大自然がすぐに満喫できる最高の立地です。
根室中標津空港
(Written by AS)
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