嵐コンサートの裏側にドリカム中村正人も絶賛&感嘆「ツアーで周るのは世界で最高峰。原資も本人が作っているのがすごい」

関ジャニ∞が様々なアーティストをゲストに迎え、セッションやトークを繰り広げるコアな音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に嵐の松本潤さんが出演し、嵐の大規模なコンサートの舞台裏が明かされました。

松本潤さんが出演した7月29日のゴールデンSP 、そして未公開部分を8月30日に改めて放送。

嵐のコンサート演出を手掛ける松本さんは、公演開幕の約8か月前からステージデザインの話を始め、3か月前にはセットとセットリストが決定。2か月前に映像制作を発注・自分たちの振り付けなど動きを作っていくなど、ほぼ1年中ツアーのことを考えていると言います。

ゴールデンSPでは、ジャニーズメンバーやミュージシャンが選ぶ歴代ジャニーズNo.1ソングや、松本さんが初めて明かす、嵐のコンサート演出の裏側が細かく語られました。

嵐はコンサートの資金も自分たちで生み出しているところがすごい

国内最大級のライブイベントで移動遊園地と銘打った“ドリカムワンダーランド”を行ってきたDREAMS COME TRUEの中村正人さんは、「あれだけのライブができるのは、世界でも嵐だけ。大前提で言えるのは、あれだけの演出と機構をやれるのは嵐しかいないし、(単発ではなく)あれをツアーで周るのは、世界で嵐が最高峰だと思います」と断言。

「お金ですよね?」と古田新太さんが尋ねると、「もちろんお金なんですけど、それを作っているのは本人たちですから。テレビ、映画、CM、いろんなイベント。(ライブに必要な)原資も作っているので、そこがすごい。365日の努力がすべてコンサートにいくというのもすごい。演出的にも、うちでいうと吉田美和が5人いるようなもんですからね。これは大変ですよ、1人でもてんやわんやですから」と述べました。

古田新太「最新の装置を見せることが目的になるとつまらない。そこが上手い」

番組では、嵐のコンサートは、5人のパフォーマンスと世界のライブシーンの最先端技術を融合させたエンターテイメントだと紹介。

腕に付けたセンサーが筋肉の動きを感知し音や照明を操作する“フィジカルインターフェース”や巨大なウォータースクリーン、空中をワイヤーだけで吊られた中歩く“MJウォーク”など、これまでの演出をいくつか取り上げました。

そして、足場ごと動き、透明のアクリル板が客席の頭上を通過するムービングステージは、松本さんが考案者。

それまであった花道やゴンドラなどのセットでは、フォーメーションダンスをしながらの移動は不可能だったところを、“客席内を自分たちがパフォーマンスしながら移動できる新しい手法はないか”と考え、「踊りながら近づいてきたら面白いし、踊りながら移動できる方法はなんだろう?というのが出発」とムービングステージ誕生のきっかけが語られると、横山裕さんも、「今じゃ当たり前のものになってるけど松潤が作ってなきゃ、俺ら(バンドが客席を)動いてないもんな」とコメント。

また、嵐のコンサートの客席の“無線制御ライト”(ペンライト)はブロックごとに変化する仕様。全席に光り方や位置情報が入ったIDシールが貼られており、それをお客さんが開演前にペンライトにタッチし情報をリンクさせると、点灯、消灯はもちろん100万色もの演出ができるのだとか!

番組では触れられませんでしたが、このペンライト、その年のツアーごとに異なるのですが、お客さんがツアーグッズとして購入しているというのもポイント! 来場する多くのファンがペンライトを購入しているから出来上がっている光景でもあるんです!! ※公式で毎回購入を強制・強要しているわけではありません。

古田さんは、「大体最新の照明演出など使用する際は、“これ凄いでしょ”で終わっちゃう。それを使って演者を格好良く見せたり、お客さんを楽しくすることが目的なのに、装置を見せることが目的になるとつまらない。そこがMJ(松本さん)は上手い」とコメント。

松本さんは、「これやったら面白い、という材料を集めるんですけど、最終的に“観ている人がそれを面白いと思えるか、観ている人が楽しいと思うか”という目線で見るんです。それがないと、“これ凄いから5分見せる”みたいになったときに、『いやいや、お客さんは1分で飽きてます』みたいな。じゃあその4分はもう切ろう、と」と、演出面での決断を語ります。

すると、サバンナ高橋さんが「これだけお金かけてるんだから、もうちょっと使いません?てなりませんか?」と尋ねると、「なりますね。でも自分がコンサート観に行ったらやっぱりそう(飽きると)思うし、他人のコンサート観ていて『すげーな!』っていうのが短くインパクトがあるうちに終わった方が印象に残る。良かったのに『あれ?これ何の時間だっけ?』みたいなのが起こると、ちょっと悲しい気持ちになりますよね」と松本さんなりの持論を展開しました。

意外?相葉雅紀は筋道を立ててプレゼンできる人

また、メンバーのソロコーナーも見どころの嵐のコンサート。ソロの部分はメンバー個人が提案、打ち合わせしていくという中で、相葉雅紀さんについて「トリッキーなやつは割と自分でフォーマットを考えて曲のテーマを決めて、“振り付けもこういう感じで”って結構細かく(相葉さんが)指示を出したりするんですよ。たぶん、相葉くんてそういうイメージあんまりないですよね。コンセプトを決めるとか、筋道立てて人にプレゼンするとか、上手いんです」と意外な一面を明かし、スタッフが「失礼ながらあまりそういったイメージがない」と伝えると、「僕もなかったです(笑)」と松本さんが返す場面も。

松本さんの求める高いレベルに嵐メンバーが応え、特に揉めることはないという話に、古田さんは、「あらゆるジャニーズのタレントさんすべてだと思うんだけど、個々のスキルが高いから。ポンコツがいないからさ。そうなるとぶつかり合いもないだろうし。個人にレッスンを任せて出てきたものに修正で済む。劇団はポンコツばっかり!」と笑いを誘いました。

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